編集部コラム

脳科学が教えてくれる!2019年、あなたの夢を叶える方法

telling編集部、月曜担当の間野です。目標を手帳に書くと達成できる、とはよく言われていますが、このワケは脳の仕組みにあり!? ベストセラー作家で医学博士の佐藤富雄が教えてくれた脳の願望達成について、佐藤先生の著書をもとに、改めて考えてみたいと思います。

●編集部コラム

2018年、やりたかったことは全部できた?

2018年はどんな年でしたか?目標としていたことは達成できましたか?

私は、2018年はやりたいと思っていた以上のことができた年でした。1月には13年ぶりに海外旅行に行き、3月にtellingがスタートし、マネーコラム「スタバ女子」「101のルール」2本の連載がスタート。8月からはオンライン学習講座「Schoo」で文章術の講座を行い、ずっとやらなきゃと思っていた歯の治療、オンライン英会話、ジム通いも始められました。

目標が達成できたのは、人とのご縁もありますが、達成したいことを手帳に書いたことも大きかったと思います。よく「やりたいことを手帳に書くと目標達成できる」といいますが、まさにそれです。

人間の脳に備わっている目的達成のメカニズム

このことを人間の脳のメカニズムに基づき教えてくれたのは、医学博士の佐藤富雄先生。『あなたが変わる口ぐせの魔術』など、100冊以上もの本を書かれたベストセラー作家でもあります。佐藤先生に最初にお会いしたのは、2004年6月20日。もう14年前になります。その後も、取材を通して何度かお話を伺う機会がありましたが、いつもほがらかで、とても親しみやすい先生でした。

佐藤先生は「人間には、目標としたことが達成できるようになる脳の仕組み、自動目的達成装置が備わっている」とお話されていました。

「成田空港を出発するニューヨーク行きの大型旅客機のことを考えてみましょう。この旅客機を操縦しているのはパイロットではなく、ほとんどオートパイロット、すなわち自動目的達成装置によって目的地まで飛行します」(佐藤先生)。

達成したい目標は具体的な言葉で言うこと

実は人間の脳にも、自動目的達成装置と同じ機能が備わっています。達成したい明確な目標さえセットすれば、あとは自動で目的地まで連れて行ってくれます。そのとき大切なことは、具体的な言葉で言うこと。

「人間の脳は、古い脳(大脳辺縁系)と新しい脳(大脳神秘質)に分けることができます。古い脳は自律神経系と呼ばれるもので、体のリズムをコントロールする機能を持っています。新しい脳は物を考えたり判断する、いわば人間の意志の部分を担当しています。

古い脳と新しい脳は、想像力によって結ばれているため、楽しいことを考えれば自然と笑顔になり、イヤなことを考えると脳細胞の活動が不活性化してしまいます。自らの発する言葉は、新しい脳の機能を通じて想像力を喚起し、古い脳である自律神経系は、その言葉を読み取るや否や、その実現へ向けて動き始めようとします」(佐藤先生)

目標は紙に書き何度も繰り返して口にする

さらに、佐藤先生はこんなこともお話されていました。
「達成したい目標は文章化してください。文章を書くことは考えること。書くことによってリアルな体験を想像でき、目標を達成するためにはなにが必要でどうすればいいのか、必然的にアイデアが生まれてきます。文章ができあがったら朗読しましょう」

達成したい目標があったら紙に書き、何度も口に出して言うこと。それによって脳の自動目的達成装置がオンになり、目標を達成する方法を本気で探し始めるそう。

そんなわけで、2019年度の目標は、「フィリピンのセブ島に語学留学すること」にしました!諸事情あり、ちょっと達成するのは難しいかな~という感じもありますが、逆に達成できたらすごいということで、ここに書いておきます。

2019年、やってみたいこと、目標達成したいことは何ですか?ハードル高めの目標でも、脳内の自動目的達成装置をオンにしたら、叶うかもしれませんよ。

2019年もtelling,をよろしくお願い申し上げます。

明治大学サービス創新研究所客員研究員。ミリオネアとの偶然の出会いをキッカケに、お金と時間、行動について真剣に考え直すことに。オンライン学習講座Schooにて『文章アレルギーのあなたに贈るライティングテクニック』講座を開講中。
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