働きながら世界一周!? リーマントラベラーが教える旅達人への道

今こそ行きたい!リーマントラベラーがキューバ旅行をオススメする理由

週末弾丸トラベルを繰り返し、サラリーマンでありながら世界一周を達成したリーマントラベラー・東松寛文さん。彼の旅には賢く・めいっぱい楽しむためのヒントがいっぱい!働きながら旅をする考え方の極意をお伝えしていきます。今回は、東松さんが今までで一番印象に残った国、キューバの魅力を教えてくれました。

働きながら世界一周!? リーマントラベラーが教える旅達人への道 10

カリブ海に浮かぶ島国・キューバ。日本からの直行便はないため、カナダかメキシコを経由していくのが一般的です。世界の“絶景”は、今やインターネットや書籍などで気軽に見られる時代になりましたが、キューバでは、写真ではわからない“絶景”を感じられるんです!

時間が止まったかのような街並み

キューバは、かつてはスペインが統治していたため、植民地時代に建てられたスペイン風の建物が保存されています。カラフルな建物も多く、街を歩くだけでフォトジェニックな風景に出会うことができます。

また、アメリカと国交があった1950~60年代に輸入したアメリカ製の車を今も修理しながら乗っている人が多いため、街ではレトロなクラシックカーをたくさん見かけます。クラシックカーは観光タクシーとしても使われているので、レトロなオープンカーに乗って、街をぐるっと一周するのもオススメです。

世界のどこにでもあるものが無い!

世界を旅すれば、どこの国に行っても、少し歩けばマクドナルドやスターバックスなどを見かけます。しかし、キューバは2015年までアメリカと国交断絶していたこともあって、未だに街にはマクドナルドやスターバックスなど、世界のどこにでもあるものがありません。我々が安全に観光できる国で、そんな光景を見られるのはキューバくらいではないでしょうか?

助け合い精神が根づいていて、人々が本当に優しい!

キューバは、アジア以外で唯一の社会主義国。国民のほとんどが公務員で、配給制度が残っています。通貨も二重通貨制を採っており、外国人と国民とでは使う通貨も違います。一方で、医療費も学費も無料。国民が安心して暮らせる体制が整っているので、国民には助け合い精神が根付いており、キューバの人々は本当に優しいです。街を歩けば笑顔で話しかけてくるし、困っている人を見かけると、助けてくれます。

もちろん観光地を歩くときは、観光客目当てに商売をしている人もいるので気をつける必要がありますが、観光地を一歩出てローカルのエリアを歩けば、キューバの人々の優しさに触れられます。その光景こそ、僕にとっては“絶景”。現地にいかないとわからない、貴重な景色なんです!

変わる前の「今」ぜひキューバに行ってほしい!

魅力がいっぱい詰まった国・キューバ。僕はGWに合わせて行ったので、キューバ3泊と前後でメキシコ&マイアミでも観光しましたが、最短5日(現地2泊)あれば十分楽しめるはず。2015年にアメリカと国交正常化して以降、観光客もかなり増えていて、どんどん街は変わりつつあります。古き良き趣を残した風景は、今この瞬間にも失われつつあるかも……。キューバへの渡航を迷われている方は、お早めに計画することをオススメします!

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平日は激務の広告代理店で働く傍ら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」。2016年、毎週末海外へ行き3か月で5大陸18か国を制覇し「働きながら世界一周」を達成。地球の歩き方から旅のプロに選ばれる。以降、TVや新聞、雑誌等のメディアにも多数出演。著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)、『休み方改革』(徳間書店)。YouTube公式チャンネルも大好評更新中。
リーマントラベラー