●リーマントラベラー特別編

旅の達人おすすめ! 週末だけで行けるアジアの旅行先5選

リーマントラベラー・東松寛文さんとtelling,編集長中釜の対談。後編は東松さんおすすめの週末旅行先について聞いていきます。ここなら弾丸トラベル初心者でも安心! 今度のお休みに出かける予定を立ててみませんか?

アジアなら、週末旅行にチャレンジしやすい

中釜 東松さんおすすめの、近場の週末旅行先を教えてください。

東松 韓国、台湾、香港・マカオ、タイ、そしてカンボジアです! なかでも韓国と台湾は日本の延長線上みたいな感じで、難易度ゼロです。

中釜 たしかに、日本かな? っていうぐらい日本語も通じますし、飛行機でも数時間。近いですよね。

おとなりの国・韓国の魅力

東松 韓国は2日あればじゅうぶん楽しめます!日本各地からフライトが出ているので、故郷の友達と韓国に現地集合、なんて行き方もいいですね。

韓国はやっぱりエステがおすすめです。先月弾丸でソウルに行ったときは、ヘッドスパと「耳セラピー」という施術を受けました。韓国版スーパー銭湯、「チムジルパン」には毎回行きます。ホテルを取らず、泊まっちゃうこともありますよ。
焼き肉などを安くおいしく食べて、食後は夜の街に繰り出して……。買い物、カジノやクラブなど、24時間遊べます。

美味しいもの食べまくり!台湾の魅力

東松 台湾は食事がとにかく美味しい。本場の鼎泰豊(ディンタイフォン)の小籠包を食べて、他のお店の小籠包も食べ比べしたり。縁日のように楽しめる“夜市”(よいち)では「臭豆腐」(しゅうどうふ)も食べますよ。匂いで敬遠する人が多いですけど、現地でしか食べられないものは、チャレンジしたほうが思い出もできますしね!

台北から少し足を伸ばして、「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったと言われている九份(きゅうふん)や、有名な烏來(うーらい)温泉に行ったりもします。コンパクトな街なので、いろんな表情やエンタメをどんどん楽しめちゃうんですよね。

実ははじめての旅におすすめ、香港・マカオ

東松 はじめての女性の海外ひとり旅のイチオシは、香港・マカオです。中華圏と欧米がミックスされた国際的な雰囲気で、海外的な「非日常感」を感じられる一番近い場所だと思います。

香港ってすごく「気」みたいなのが良くて、街全体がパワースポットなんですよ。僕は香港に行くたびにSNSのフォロワーが増えたり、旅のあとにいいことが起こったりして、運気がすごく上がるんです。

グルメも激安から高級までバラエティー豊かで、気分や目的で楽しみ方の幅がすごく広い。香港から日帰りでマカオに行くのもおすすめです。たくさんある世界遺産を見て、ポルトガル料理を食べて。日本人の口にも合うと思います。

中釜 香港っていつでも行けるって思って実は行ってなかったんですが、話を聞くとすごく行きたくなってきますね!

ちょっと気合を入れて、タイへ

中釜 タイの魅力はなんですか?

東松 タイは飛行機で6時間半ぐらいかかるので、少し気合入れていきます。雨期だと航空券が安いし、1日中雨というわけではないので、意外と狙い目ですよ。

タイのおすすめは、ビーチ。バンコクから飛行機で1時間程度で行ける、きれいなビーチがたくさんあります。僕の一番のおすすめは、“ココナッツアイランド”と呼ばれているサムイ島。その近くのパンガン島では、満月の夜だけ「フルムーンパーティー」というイベントが開催されます。それ目当てに欧米人が何万人も押し寄せて、盛り上がる。砂浜で爆音で音楽をかけて、朝まで踊り狂うんです。最高ですよ! 満月の日が週末に当たっていたらぜひ、計画を立ててみてください。

リアル「天空の城ラピュタ」!?カンボジアでの冒険

中釜 カンボジアといったら、アンコールワットですね。

東松 はい! 数百年も密林の中に放置されていたので、木の根が石の神殿に絡みついていて、「天空の城ラピュタ」のような幻想的な雰囲気を味わえます。なかでも、アンコールワットから三輪タクシー“トゥクトゥク”で10分ほどの「タブローム」は、ラピュタ感が強いスポット。ぜひ行ってみてください。

あ、アンコールワットに行くならぜひ朝日を拝んでほしいです。朝日に照らされて手前の池に映される「逆さアンコールワット」は絶景です。

その他、遺跡・ベンメリアや、去年世界遺産登録されたばかりのサンボープレイクックなど、見どころが満載。治安もいいし、ご飯も美味しい。3連休でじゅうぶん満喫できます。

英語ができなくても大丈夫!?現地の人と仲良くなる方法

中釜 5カ国、それぞれ目的にあわせていろんな楽しみ方がありますね! 見どころもそうですが、現地の人と仲良くなるのも楽しそう。東松さんはどうやってるんですか?

東松 現地の人で、仲良くなれそうな人に声をかけまくります。人間って理由もないのに話しかけられない。だからまず、「写真を撮ってください」って話しかける理由を作るんです。撮ってもらったら「Thank you」に加えて一言だけ「What’s your recommend restaurants?」って聞くんです。さらに、「I like 〇〇(行った国の名前)」などと話すと盛り上がれますよ。

中釜 写真、おすすめご飯、好きな国。覚えておけばすぐ実行できそう! 気軽にチャレンジできそうですね。

東松 そうなんです。ポイントは自分から心を開くこと。心を開いてくる人に嫌な気持ちを持つ人って少ないと思います。いまだに英語が全く話せないし、ちょっぴり人見知りな僕が言うので間違いありません。ボディランゲージだけで戦ってます(笑)。

中釜 ハードルがどんどん下がります(笑)。

東松 レストランで他の人の食べてるものを指さして「食べたい」って言ったりしていて、もはや言葉を話すより声を出すことが大事だと思っていて、気づいたら注文できてたりします(笑)。変に遠慮しなければ、面白い体験ができますよ!

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朝日新聞バーティカルメディアの編集者。撮影、分析などにも携わるなんでも屋。横浜DeNAベイスターズファン。旅行が大好物で、日本縦断2回、世界一周2回経験あり。特に好きな場所は横浜、沖縄、ハワイ、軽井沢。
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