みんみん画伯×telling,_Story フリーアナウンサー 高橋真麻さん

【古谷有美】やきもちは―みんみん画伯×telling,

TBSの朝の顔、古谷有美アナ。またの名を「みんみん画伯」。インスタグラムに投稿される、繊細でスタイリッシュなイラストが人気です。telling,の「story」インタビューに登場した女性たちの言葉から、イラストをお届けします。

●みんみん画伯×telling,_Story フリーアナウンサー 高橋真麻さん

やきもちは遠火に焼けよ 焼くひとの胸も焦がさず味わいもよし

 とある休みの日、寄席に行ったところ、このことばが小噺に出てきました。人が嫉妬する心理を突いたもので、やきもちは、焼きすぎるとすぐに黒焦げになってしまう。焦げない程度のキツネ色が焼く側も焼かれる側もなにかとちょうど良い、といったところでしょうか。こういう遊びのある美学、好きです。

 恋愛でも、仕事でも、嫉妬は疲れます。できることならしたくないけど、してしまう。だって、誰かのせいにしたほうが、自分が楽でいられるんだもの。自分の能力の足りなさより「あの人はここがだめ」「あの人は上司に好かれている」「あの子はただ可愛いだけでわたしの方が仕事はできる」なんて、誰かの弱さを並べてみることで安心するわけです。するなというのは難しい。そんな出来た人間じゃあねえってんだ。てやんでい。

 と、そんな寄席の帰り道。こちとら胸焼けがしている。自分の胸に手を当てて、がっくりするわけです。珍しく朝からハンバーガーとポテト食べたからかぁ……。

1988年3月23日生まれ。北海道出身。上智大学卒業後、2011年にTBSテレビ入社。報道や情報など多岐にわたる番組に出演中。特技は絵を描くことと、子どもと仲良くなること。両親の遺伝子からかビールとファッションをこよなく愛す。みんみん画伯として、イラストレーターとしての活動も行う。