“バチェラー3” 水田あゆみさん、二度の婚約破棄を経てスピード婚 「夫は神様のような人」
「半年以内に結婚をするかしないか決めて」
――夫の「こすけさん」との出会い、そして、第一印象について教えてください。
水田あゆみさん(以下、水田): 私は大阪出身で、年齢と同じだけ関西に住んでいたのですが、東京での仕事も増えてきて、東京で友達も出来ていきました。その友達のひとりが出場した筋肉美を競い合うコンテストの祝勝会で、夫のこすけと出会いました。夫はフィットネストレーナーの仕事をしていて、その友達のサポートをしていたんです。第一印象は、「筋肉がすごい!」と「笑顔が素敵」でしたね。寡黙で静かな人でしたが、話をする中で、「実は、バチェラーを見ていました」と言われ、話が盛り上がりました。
――出会ってから交際までの時間は、そう長くはなかったのでしょうか?
水田: 出会ったのは昨年8月で、何回か食事やデートをしていく中で、自然と付き合っていた感じです。12月からは一緒に暮らし始めました。実は、私はこれまで付き合っているかどうか白黒はっきりさせないと気が済まないタイプでした。でも、今回初めて、「付き合おう」という言葉がなくても、自然と一緒にいるようになったんです。それでも良いと思ったことが、自分でも不思議でした。
――結婚に至るまでの経緯、プロポーズのエピソードも聞かせてください。
水田: 私は今年35歳になるので、交際中から結婚の話題をちょこちょこ話していました。年明けに夫から「大阪の家は引き払ったら?」と言われた時、「半年以内に結婚をするかしないか決めておいてね」と伝えたら、「わかった!」という覇気のある返事がありました。その元気の良さが面白かったのもあり、「ちなみに、今時点で結婚する気ある?」と聞いてみたところ、「ある!」と、これまた威勢のいい返事が返ってきて(笑)。「じゃ、今しよう!」と私が言ったんです。そうして 婚姻届を出す日や、両家の両親に会う日を決めるなど、とんとん拍子に話が進み、2月に婚約発表をしたという流れでした。
二度の婚約破棄も「心配事は一切なかった」
――インスタグラムの投稿では、ホテルでプロポーズをされていたような……。
水田: そうなんです!今の話が、プロポーズの秘話でした(笑)。それとは別に、インスタ投稿用に“表向き用の”プロポーズ時の写真を撮りたいと私が伝え、記念撮影をしたのがインスタの写真です。
場所は、知人が支配人をしている大阪の人気ホテルに決めました。私が電話でレストランのランチの予約をし、座席も指定し、午前中に予約したバラの花束が届くことと、その花束をデザートの時に出してくださいとお願いしたところ、「えっと、どちらがプロポーズするの?」と言われてしまい(笑)。私が全部シナリオを書いて、彼がその通りに実行してくれた感じです。
――これまで2回、婚約破棄を経験されたこともあり、「今回もそうなるのでは」という不安や心配はありませんでしたか?
水田: それが、全くありませんでした。お互いを知っていく上で、相手に対して思うことや気になる点が見えてくるかなと思ったのですが、心配事が一切なく、私はなぜこんなにも堂々といられるんだろうと不思議に思うほどでした。夫の仕事は激務なのですが、休みの日はどれだけ私を楽しませられるかと考えてくれています。満面の笑みで「どこ行く?」と聞いて遊びに連れて行ってくれるし、日頃の手作り弁当のお返しにと、家事もしてくれる。全てを優しく包み込んでくれる安心感が抜群で、さらにそれらを行動で表現してくれる。それが彼の人柄なのだと感じています。
――ご両親もとても喜ばれたのではないでしょうか。
水田: すごく喜んでいました! 無口だけどいつもニコニコしていて穏やかで、「神様だね」って言っていました(笑)。夫のご両親は夫と同じく真面目で素敵な方です。初対面の日は自分でも驚くほど緊張してしまったのですが、「もう大喜びです」と優しく迎え入れてくださいました。その時、「夫が神様のような人なのは、ご両親譲りなのだ」と思い、さらに彼への信頼度が増しました。
1回だけ、「神様がムッとした」
――結婚後、何か変化はありましたか?
水田: 夫とは、生活スタイルが全く違います。朝はゆっくり目な私と、朝4時に起き、6時には家を出る夫。食事管理も徹底しているので、お酒は一切飲まないし、外食時は同じ店でも食べるものは別々。私はお酒が好きなので、同じようにお酒を飲む人が良いなと思っていたのですが、違いをお互い認め合い、尊重し合える関係性が築けていると感じています。夫の横で、幸せそうにビールを飲んでいると、「美味(おい)しそうに飲むね」って夫がニコニコしていて。夫が食べられないドーナツを、「めっちゃ大きい口で食べてほしい」とリクエストされることもあり、関西人として嬉々(きき)としてやります(笑)。そういうのがすごく楽しく、一緒にいて居心地が良いです。
――ケンカはしたことはありますか?
水田: 全くしないんですけど、1回だけ、彼がムッとしたというか、「神様がムッとした」というエピソードがあります(笑)。私は20歳から1人暮らしをしているのと、せっかちな性格なのもあり、例えば引っ越しの時などはパッパッと進めてしまう。今回、夫と一緒に暮らすにあたり、私が1人でテキパキやり過ぎてしまったことが沸点となって、「あゆは全然俺に相談してくれない。事後報告だけじゃん。あの時も、この時も……」と、今まで溜まっていたちょっとした不満が色々と出てきて。その時初めて「夫婦ってこうなんだ」って思ったんです。何でも相談しあって決めるものだということを自覚しました。その一件から、「何事も思ったらことは溜め込まず、その時に言おう」と話し合いました。
――改めて、バチェラーに出た直後のご自身に、何を伝えたいと思いますか?
水田: あれからずっと、こんな日が来るとは思っていました。「私は将来、めっちゃ幸せな結婚をする」という希望は失わずにいて、その「将来」が今なんだなと感じています。彼と一緒にいることで、自分の自己肯定感がどんどん高まっていきました。ありのままの自分を受け入れてくれるので、「あれを言ったらダメだったかな」などの心配事が一切ありません。昔の私は、「あれが食べたい」と伝えて、そのお店に行ったとしても、「相手が食べたいと思っていなかったらどうしよう」と思ってしまう性格でした。とことん自分に自信がなくて、自分でもどう振る舞ったら良いかわからなくなって、全て相手に合わせるしか私にはできないと思ってしまった時期もありました。
そのどん底の時に比べたら、今は、彼の寛容な性格が、本来の私を呼び起こしてくれたような気がします。彼といる時の私は、個性そのものと感じています。全てを受け入れ、受け止めてくれる姿勢が伝わってくるから、遠慮をせずに自分の希望を言えるようになりました。その関係がとても心地良いと思っています。
●水田あゆみさんのプロフィール
1988年生まれ。大阪府出身。18歳から約10年、大阪・北新地でホステスを務め、2019年にAmazonプライム・ビデオで配信された「バチェラー・ジャパン」シーズン3に参加。Instagramのフォロワーは10万人を超える。20年3月に宝島社から『選ばれる理由』を出版。23年にジュエリーブランド"necco"(ねっこ)を創設。「人生どん底と感じる時が長かったので、下に根を張り、大きく花を咲かせられる時期がきたらいいな」との思いが込められている。23年7月にLINE「オープンチャット」にて『あゆねぇの妊活部屋』を作成。誰でも無料で参加することができ、開始から2千人近くのメンバーが参加している。
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