4代目バチェラー黄皓「人の魅力は人生の“長さ”ではなく“濃さ”で決まる」

成功を収めた1人の独身男性が、大勢の女性から結婚相手を探す『バチェラー・ジャパン』シーズン4が11月25日(木)22時からAmazon Prime Videoで配信されます。今回、4代目バチェラーとして参加するのは、2020年に配信された、1人の独身女性をめぐり男性が競う『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン1の参加者でもある実業家の黄皓さん(34)。自身の結婚観や、焦って婚活する女性に感じることなどを聞きました。

本気で向かってくれる女性に愛情を返したい

――『バチェロレッテ・ジャパン』では女性からバラを貰う側でしたが、『バチェラー・ジャパン』では渡す側。逆の立場になって、感じたことはありましたか?

黄皓さん: バラをもらう側って意外と楽なんですよ。ローズセレモニーまでは頑張るけど、セレモニーは無の境地。「委ねます」と諦めにも近い気持ちで、無責任になれるんです。
一方、渡す側は自分の決断や発した言葉の全てに責任を持たないとならない。苦しかったですね。自分の決断に後悔したくないし、自信を持ちたかったから、ギリギリまで悩んでいました。お別れする方には、何が違ったのか、明確な理由がなければならない。僕の発言次第で、深く傷つけてしまうかもしれないし、今後の人生に影響するくらいのトラウマになるかもしれないから、言葉一つ一つにすごく慎重になりました。
ただ、『バチェラー・ジャパン』を「男性が選ぶ」と思っている人もいるかもしれませんが、女性にだって断る権利があるんですよ。そもそも今回、バチェラーが誰なのか明かされない状態でみんな参加している。選択権は僕にあるけれど、女性も当然、拒否権を持っています。そう考えると、対等だったんじゃないかな。

――『バチェロレッテ・ジャパン』では、「好きになるより、好かれる恋愛の方が楽だと思った」との発言もありました。

黄: 心の底から好きだった彼女が昔、いたんです。その子の言動に一喜一憂して、仕事が手に付かなくなるくらい大好きでした。燃え上がるような恋ができたことは幸せでしたが、やっぱりすごく疲れて。その後にお付き合いした女性は、愛してくれて安心させてくれたから、本当にストレスが少なく、穏やかでいられました。追う恋、追われる恋の両方を知っているからこそ、安心させてくれる女性の方がいい――それを思い出したうえでの発言でしたね。
でも実際は、好きになってしまったら仕方ないし、好いてもらって居心地がいいと感じたら、それも一つの答え。だから今回の『バチェラー・ジャパン』で、「好いてくれる人を探そう」とか決めていたわけではなくて。本気で向かってきてくれる人がいれば、そのぶん僕も相手に愛情を返したいと思いました。

考えたのは「苦しい時そばにいてほしい人か」ということ

――黄さんは直感で恋愛するタイプ。一方、『バチェラー・ジャパン』では女性たちと多くの時間を過ごします。これまでの恋愛と違ったことはありましたか?

黄: 恋愛するうえで、入口から出口までのレイヤーがちゃんと決まってるんです。入口は、ハッキリ言ってやっぱりルックス。「世の中的にかわいいか」ではなく、「自分が好きな外見かどうか」が、入口になります。その次に、聴覚、嗅覚、感触など、視覚以外の五感で好きになっていって、最後は心の内側。初めのレイヤーだけを超えても好きにはなれないし、逆に初めのレイヤーを超えられずに心の内側だけがよくてもだめ。それは普段の恋愛でも、『バチェラー・ジャパン』でも同じステップを踏みましたね。
僕、もともと人のことを好きになりやすいんです。男女関係なく人のポジティブな面を見るのが得意で、「一緒にいて楽しい」というフィーリングを感じやすいんですよね。だから今回、一つだけ強く意識するようにしたのは、「苦しい時、そばにいてほしい人は誰か」という視点を持つことでした。

――なぜ、そういう人がいいと思ったのでしょうか。

黄: やはり父と母の影響が大きいんですよね。両親は互いに弱さをさらけ出せるような関係で、本当に信頼し合っている。例えば父が世界を敵に回しても、母は絶対に父の味方をする。そういう両親のもとで育ってきたので、憧れがあるんです。実際には世界を敵に回すようなことは起きないけど、万が一そうなった時にも「そばにいるよ」と言ってくれるパートナーがいれば、きっと生きていけるから。

――結婚願望がある黄さんですが、これまで焦りを感じたことは?

黄: 僕、27歳の時に婚約破棄を経験したんです。その時は「この先どうなるんだろう」という気持ちになりました。婚約破棄ってすごく疲れるから、「恋愛も結婚もしばらくいいや」って投げやりな気持ちになって。その気持ちが一体いつまで続くのか、漠然とした不安を感じましたね。
でも、僕にとって結婚は、人生を楽しくするうえでの一つの手段。目的ではないので、“焦り”というものは感じたことないです。

――婚約破棄を、今はどのように捉えていますか。

黄: 僕の人生を深く、濃くしてくれた出来事ですね。あのつらさがあったから、結婚というものを、より真剣に考えられるようにもなりました。
それに、大切に思った相手と別々の人生を過ごすことになって、ある種カジュアルになったかな。愛した人と離ればなれになっても、こうして人生は続くし、楽しく生きていくことができる。自分の視野を大きく広げてくれた、大切な出来事です。

結婚は、人生を楽しく過ごすための手段

――『バチェラー・ジャパン』に参加した女性は23歳~34歳までの15人。年齢による魅力の違いは感じましたか?

黄: 年齢による魅力は正直、感じなかったですね。年齢よりも、どれだけ思慮深い人生を送ってきて、どれだけのハードルを乗り越えてきたかが大事だから。
若くても色々な修羅場をくぐって濃い人生を過ごしている人は深い言葉を使うし、逆に年齢を重ねている人でも、考えが甘いということも。人の魅力は、人生の“長さ”よりも“濃さ”で決まる、と僕は思います。

――telling,読者は30歳前後の女性。結婚に焦って婚活をしている人も多い世代です。

黄: 女性が焦りを感じる理由って、出産適齢期を含めて結婚のタイミングを意識されているのかなと思っています。
人生設計を立てても、予定って狂うし、それによって不安にもなる。だから、僕はそんなにガチガチに予定を立てる必要はないんじゃないかと思っています。男性的な視点なのかもしれないけれど。

――焦る女性にアドバイスをいただけますか。

黄: 最近、Twitterの婚活アカウントをよく見ているんです。その中で感じるのが、結婚を一つのイベントのように捉えている人が多いということ。なんだか結婚すること自体が目的のようになっているように見えるんですよね。
でも、実際は結婚ってスタートであって、人生を楽しく過ごすという目的のための手段。だから、人生を謳歌するために必要であれば結婚すればいいし、仕事を頑張りたいのであれば結婚せずに仕事に没頭すればいい。
それに男性ってキラキラした人が好きだから、結婚を目的にして悩んでいる人よりも、手段と捉えて楽しんで生きている人に惹かれるんじゃないかな。少なくとも僕はそうですね。焦って苦しくなっているなら、自分がどうして結婚したいのか、目的と手段を間違えていないか、一度見直してみたらいいのではないでしょうか。

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●黄皓さんのプロフィール

1986年、中国生まれ。10代で来日し、早稲田大学卒業。大手商社を経て、オンラインフィットネス、ジム・エステ、貿易・物流の3社を経営する実業家。2020年にAmazon Prime Videoで配信された『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン1に参加し、最後の2人まで残った。

『バチェラー・ジャパン』シーズン4

2021年11月25日(木)22時~、Amazon Prime Videoで独占配信
スタジオ出演者:今田耕司、藤森慎吾、指原莉乃/本編司会進行:坂東工
話数:全10話
11月25日(木)22時 第1話-第3話
12月2日(木)22時 第4話-第6話
12月9日(木)22時 第7話-第8話
12月16日(木)22時 第9話-第10話
製作:Amazon
コピーライト:(C) 2021 Warner Bros. International Television Production Limited

1989年、東京生まれ。香川・滋賀で新聞記者、紙面編集者を経て、2020年3月からtelling,編集部。好きなものは花、猫、美容、散歩、ランニング、料理、銭湯。
写真家。1982年東京生まれ。東京造形大学卒業後、新聞社などでのアシスタントを経て2009年よりフリーランス。 コマーシャルフォトグラファーとしての仕事のかたわら、都市を主題とした写真作品の制作を続けている。
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