さとゆみ＃169 恋だけじゃなくて、性もお金もじょんじょんしたい皆さまに。『潤う女はうまくいく。』
本という贅沢＃169『潤う女はうまくいく。』（ハートリーアキコ／すばる舎）
やっほー。みんな、元気に潤ってる？
超久しぶりの恋愛指南本だよ。ここ３ヶ月ほど、ずっとビジネス書ばかり紹介していたから、なんだかちょっと照れる。
照れながら記憶をたどったのだけど、そういえば私、離婚する時に「これからの恋愛運ってどんな感じですかね？」って、占い師さんに聞いたのを思い出した。
占い師さんにまじまじと顔をのぞかれ、
「ああこれはすごい。一生、パートナーに困りませんね。次から次へといい男がやってきて、その都度、条件がいい方にぽんぽん乗り換えていく人生です」
と言われて、なんだかうっとりした気持ちになっていたのを今、思い出したよ。ずっと忘れていたけれど、あれは何だったのだろうか。
「次から次」とか、「ぽんぽん乗り換え」というのは、わりと都内における電車乗り換え感覚の気持ちだったのだけれど、あれかな。ローカル単線３時間に１本電車参ります、くらいの話だったかな。次の列車、いつだろう。
閑話休題。
さて、恋愛本。恋愛本といえば、私はこの本が決定版だと思っている。
インスタの恋愛指南アカとか、ほとんど、この本に書かれていることだけで成立しているんじゃないかと思うくらい、これ一冊に、全てがつまっていると思ってる。
いや、一冊にというか、一言につまっちゃってる。
「私はあなたが好き。私は一人でいても楽しくて幸せ」
これな！
モテ散らかしてる女友達や、恋愛マイスターの男たちと答え合わせしても、やっぱり、これofこれだと思う。
で、強いて補足的に言うと、これですね。
とはいえ、恋愛は自分一人ではできないから、相性的な話で言うと、これを副読本にするのがいいと思っている。
恋愛実用書系は、この２冊あればだいたい事足りるんじゃないかと思っていたところで、こちらの本でございます。
ハートリーさんの『潤う女はうまくいく。』
もう、最初から最後まで、くすくす笑っぱなしでした。電車の中でKindleで読んでたから、ちょっとキモかったと思うな。
この本もやはり、「自分軸を大切にする女は愛される」という骨子のもとに書かれているのだけれど、性とお金にまで広げて書かれているところが、他の本にはあまりないお得感あったよ。
本の中に、いろいろチェックテストがあるんだけれど、点数悪くても説教されてる感じがしない。ハートリーさんの軽快な口調もあって、「おう、まだ伸びしろあるぜ」って前向きな気持ちにしてもらえる。
これまで恋愛指南本を読んだことがなければ、多分、書かれていること全部全部素直に受け止めて実践すれば、めちゃくちゃ好転すると思うし、
恋愛まあまあうまくいってる勢なら、指差し確認しながら、「ああ、ここ、偏差値下がってんなー」という感じで補習的に使うと良きと思う！
私、ハートリーさんには、たまたま何度かお目にかかったことがあって、一度触らせてもらったことがあるんだけれど（どこを）、しっとりむっちりやわらかかったです。
じゅんとか、じょんじょんとか、ほんと、彼女にしか書けないなと思うので、乾いているみなさまにおかれましては、ぜひ潤ってくださいませ。（私もな）
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「本という贅沢」は、10月以降は、第2・第4水曜に公開の予定です。
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『書く仕事がしたい』
著：佐藤友美
発行：CCCメディアハウス
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『髪のこと、これで、ぜんぶ。』
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