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わたしと未来のつなぎ方

アウトドアブランドの領域を超え「人生価値」を創造 スノーピークが発信する、いまを生きる私たちへの新たな提案

日本発のハイエンドなアウトドアブランド「スノーピーク」。創業から60年以上もの間、大自然を愛するキャンパーの視点で、自分たちが本当に欲しい製品をつくり、ユーザーの声に耳を傾けてきたといいます。そんな彼らがいま目指しているのが、自然と人、人と人をつなぎ、そこから生まれる体験を通して、自然指向のライフバリューを提案し実現すること。背後にあるブランドの精神と、具体的な取り組みについて伺いました。

●わたしと未来のつなぎ方 12

キャンパーによる、キャンパーのためのブランド

新潟県三条市に本社を構える日本屈指のアウトドアブランド、スノーピークが誕生したのはいまから約60年前、1958年のこと。山を愛する創業者の山井幸雄さんが当時の登山用品に不満を感じ「本当に欲しいものを自分でつくる」という志のもと、オリジナルの登山用品を開発したところ、大ヒット。現会長の山井太さんが社長の時代にはオートキャンプ事業に乗り出し、90年代のオートキャンプブームの火付け役に。昨年は父の太さんから受け継ぎ、山井梨沙さんが当時32歳で社長に就任したことも話題となった。

「我々が大切にしている姿勢のひとつが、CtoCです。といっても、ビジネス用語のCtoC(コンシューマー・トゥ・コンシューマー)の意味ではありません」と語るのは、広報の阿部遼さん。「キャンパー・トゥ・キャンパー。つまり、キャンパーがキャンパーに接するようにビジネスをする、ということです」

自分たちが本当に使いたいものをつくり、ユーザーが何を欲しているかに真摯(しんし)に耳を傾ける。そんなCtoCの考え方から生まれたのが、スタッフとユーザーをつなぐ“絆のサイクル”。まず、開発者が製品をデザインし、職人が形にする。製品は店頭で販売され、ユーザーが購入する。ユーザーが使用していくうちに修理が必要になったら、アフターサービスできちんとケアする。そして日頃の店頭での接客やキャンプイベントなどでユーザーから得たフィードバックが、開発者の耳に届く、という循環だ。

未来開発本部メディアプロモーション課の阿部遼さん。10代のころから自他ともに認めるファッションフリークだったが、20代半ばに差しかかったとき、ふと、物欲や所有欲だけでは満たされない自分に気づき、アウトドアの魅力に没入していったそう。3年前、縁あってスノーピークに入社。将来は自然豊かなエリアに移住するのが夢

保証書がついていないのは、永久保証が当たり前だから

ここで特に着目したいのが、アフターサービス。スノーピークのすべての商品には、実は保証書がついていない。なぜなら、保証書がなくても、半永久的にアフターサービスを受けられるから。

「我々は、一緒に人生を歩んでいけるものづくりを目指しています。傷がついたから、壊れたからといってすぐに新品に買い替えるのではなく、修理をしながら長く使い続けてほしい。そんな願いを込めて、責任をもって修理やシュラフ(寝袋)のクリーニングサービスなどを行っています」

いい道具というものは長く使い込んでいけばいくほど親しみが湧き、まるで、人生の相棒のような気すらしてくることも。傷や汚れも、そんな愛着の証しであるとスノーピークは考える。

「昨今、サステナビリティの考え方が広まっていますが、60年以上の間、大自然と向き合い続けてきた我々にとって『環境に配慮する』『モノを大事にする』という発想は創業当時から根底にあるもの。永久保証といったさまざまな取り組みから、その精神がユーザーに伝わり、持続可能性に対する社会意識の醸成につながればと考えています」

大自然の中で、自然界から生まれた服に包まれる贅沢

そんなスノーピークが数年前から掲げているのが「人生価値を創造する」というスローガン。

「我々の使命は、自然と人、人と人をつなぎ、そこから生まれる体験を通して、自然指向のライフバリューを提案し実現すること。人間と自然が豊かにふれあえる世の中になるよう、アウトドアの知見を生かした様々な事業を通じて社会問題の解決にも取り組んでいます」

核となるのは「衣」「食」「住」「働」「遊」の五つのカテゴリー。例えば「衣」分野では“豊かな自然に似合う服”がコンセプトの新ブランド「YAMAI(ヤマイ)」が2020年春夏シーズンにデビュー。アパレル業界出身の山井梨沙社長がデザイナーを務め、希少な野蚕(やさん=天然の蚕)のシルクをはじめとする世界から集めたオーガニックな天然素材を人の手で紡ぎ、仕立てたアイテムを展開している。

“豊かな自然に似合う服”をコンセプトに、2020年春夏シーズンにデビューした「YAMAI」。こちらはインドの希少な野蚕の絹糸を手つむぎし、織り上げた一着。一般的なシルクとはまた異なる、タフで素朴な風合いが魅力。本来のシルクらしく、保温性と通気性も高く、通年の着用が可能

「これは個人的な感想ですが、アウトドアでYAMAIの服を着て過ごしていると、不思議と、人間も自然の一部という感覚が高まってくるんです。自然の中で、自然の恵みから生まれた心地よい服に包まれて過ごす時間は、とても贅沢(ぜいたく)だと感じます」

また、地方に古くから伝わるものづくりの技を生かし、その土地で暮らす人のためのワークウエアをつくる「ローカルウエア」もユニークなプロジェクトだ。大量生産、大量消費とは正反対の、自然由来の素材を用いて人の手で必要な分だけを生み出すという環境に負荷のかからないものづくりを行い、製造・販売だけではなく、その様子を一般の方に見学・体験してもらうツアーを実施。ものづくりの背景やその土地の風土や文化、さらにはその土地が抱える社会問題などを体験を通じて知ってもらうというものだ。

「その土地の風土や文化に触れた参加者に、そこで生まれる服や背景に新たな価値を感じてもらえたら。やがては、雇用創成に貢献できたらとも考えています」

キャンプに来た感覚で、食事を楽しめるレストランも

「食」分野では、キャンプ料理を気軽に体験できるレストラン「Snow Peak Eat(スノーピークイート)」を全国に4店舗オープン。焼く、蒸す、煮るの3種類の調理法からひとつを選ぶことができ、新鮮な食材をシンプルに調理した料理は、まるで野生の美味(おい)しさを五感で贅沢に味わえるキャンプ料理のよう! また、日本で古くから受け継がれている、品種改良されていない種を使用した「古来種野菜」もオーダー可能。エネルギッシュな見た目と味に感動するはず。

レストラン「Snow Peak Eat」でぜひ味わってみたいのは、在来種・固定種の野菜「古来種野菜」。先祖代々同じ形や質が受け継がれている野菜はすなわち、日本の風土や歴史、文化をそのまま映し出したものといえる。大切に守られてきた野菜の恵みをぜひ五感で堪能したい 写真提供=スノーピーク

コロナ禍で私たち一人ひとりの価値観が変化しつつあるいま「自然とつながり、人生に価値を見出す」ことがいかに豊かであるかは、誰もが容易に想像できるだろう。「オートキャンプ白書2020」によると、日本のオートキャンプ参加人口は約7%だという。公共交通機関を利用する人を加えてもキャンパーは少数派といえる。多数派である非キャンパーにとって、スノーピークが発信するさまざまなライフバリューの提案は、日常生活にごく近いところで自然を感じるチャンスとなる。もしもあなたがその多数派のひとりなら、ぜひ一度、スノーピークの世界を体験してみては。

2021年春夏のアパレルのルックブックには、千葉県南房総市で生活を営む君島さんファミリーをモデルに起用。自然と共生し、パーマカルチャー(人や自然に優しい永続的な生き方や環境を目指す理念)を実践する君島さんたちの日常のワンシーンを切り取った写真の数々が、スノーピークに根付くスピリットを物語る

Text: Kaori Shimura Photograph: Ittetsu Matsuoka Edit: Sayuri Kobayashi

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