菅野美穂×浜辺美波「ウチの娘は、彼氏ができない!!」5話。相変わらず少し切ない岡田健史
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- 前回はこちら:菅野美穂×浜辺美波「ウチの娘は、彼氏ができない!!」4話。漱石かっこいい「あなたの曲にも命があるように、物語にも命があります」
冒頭のメタフィクション的な導入部、第五話では突然の「徹子の部屋」パロディ。徹子っぽい空、というか浜辺美波のデコラティブな衣装と背景の似合いっぷりがすごい。
空「信用しなよ」
毎回のお約束、話のはじまりでの失恋は漱石(川上洋平)に「このようなことが二度とないことを誓います」と謝られてしまった碧だった。今までの失恋へのけろっとした態度に比べると、今回の碧は少し引きずっているようだ。漱石の方はといえば、あれだけ執着されていた彼女の沙織(福原遥)が突然冷たくなったことに戸惑っている。
沙織は、以前話を聞いてくれた「おだや」の俊一郎(中村雅俊)のほうにすっかり心変わりしているのだが、まだ黙っていて欲しい、と空に頼む。空はタイミングを考えた駆け引きのことはよく分からなさそうだが、だからこそ素直に「恋愛初心者の私は言いなりになります」と引き受ける。秘密を共有した二人は酒を飲みながら家族の話をする。当然のように母に連絡を入れる空に沙織は「世の中の母と娘がみんなそんなんだと思ってるでしょ?」と自分と母の関係が悪いことを語る。女を信用できない、と言う沙織に空は「信用しなよ」とまっすぐ答え、二人は友人になる。これもまた愛の話かもしれない。
空には出生の秘密が
空(浜辺美波)と渉(東啓介)のデートは順調に進む。映画館で同時にポップコーンに手を伸ばしてドキドキし、スワンボートに乗り、レストランで乾杯する。ずっと緊張からきた腹痛を我慢していた空を渉がおんぶして治療院で手当てするところまで、二人の距離を縮めるための「はじめての」デートとしてはある意味完璧と言える。
俊一郎との恋愛が「雲の上に眠っているみたいに」穏やかだ、という沙織に「恋って苦しいものなんじゃないかな。そんな予感がする」と言った空の「苦しい」は腹痛を我慢して言い出せない、そういうもどかしさから来たのだろうか。
一方、二人で描いている漫画の構想もだいぶ詰まってきた光(岡田健史)とは、家で母に向かって「喜びの舞」を舞うなどいつもの姿を見せてだいぶリラックスしている。デート中に電話をかけていいレストランを教えようとまでする光は相変わらず少し切ない。
碧はゴンちゃん(沢村一樹)にヒントをもらい、小説のプロットと書き上げる。内容はどうやら空の話だ。前作のミステリー「アンビリカルコード」が「へその緒」という意味だったり、おだやの面々との会話の端々や光が気づいた血液型の点からもどうやら空には出生の秘密がある。それを乗り越えるための「これだってラブストーリーだ 愛の話」がここから進んでいきそうだ。
次回はこちら:菅野美穂×浜辺美波「ウチの娘は、彼氏ができない!!」6話。入野くん(岡田健史)の完璧なケアがすごい
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- 4:菅野美穂×浜辺美波「ウチの娘は、彼氏ができない!!」4話。漱石かっこいい「あなたの曲にも命があるように、物語にも命があります」
「ウチの娘は、彼氏ができない!!」
毎週水曜夜10時
脚本:北川悦吏子
音楽:得田真裕
主題歌:家入レオ「空と青」(ビクターエンターテインメント)
演出:南雲聖一 内田秀実
チーフプロデューサー:加藤正俊
出演:菅野美、浜辺美波、岡田健史、川上洋平(Alexandros)、有田哲平、沢村一樹、福原遥、中村雅俊、中川大輔、東啓介、大地伸永、長見玲亜、吉谷彩子
https://www.ntv.co.jp/uchikare/
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