上野樹里「監察医 朝顔」4話。桑原くん、浮気なんかしてないですよね?
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- 前回はこちら:上野樹里「監察医 朝顔」3話「じぃちゃん朝顔に黙っていたことがある」事実を受容するということ
38歳の新人刑事・桑原の姉、登場
「朝顔。じぃちゃん朝顔に黙っていたことがある」
前回のラストで何か言いかけた祖父(柄本明)。少しの沈黙した後「あれ、なんだっけ。ごめん、何言おうとしてたか忘れた。やだね、年をとると」ととぼける。朝顔(上野樹里)もそれ以上追求しようとしない。そのうち話してくれるだろう、そのうち分かるだろう。こういう場合、家族に対しては多分誰でもそう思う。
さて、野毛山署に新人がやってきた。なんと桑原の姉、桑原忍(ともさかりえ)。「子育てがひと段落したからやりたいことやろうと思って」信用金庫の職員から転職、38歳で刑事になって茨城から単身赴任。猪突猛進タイプというか、なかなかパワフルだ。
忍が初めて担当するのは殺人。ご遺体は20代の女性・坂井亜衣(椚ありさ)。亜衣は亡くなる前に姉の美優(高梨臨)に電話をかけていたが、姉は夜勤で忙しく出ることができなかった。
解剖の結果、亜衣は首を絞められ意識を失った後に息を吹き返していたことが分かる。その時に姉に電話で助けを求めていたのだ。
「電話に出ればよかった、あの時すぐに」
「あなたは悪くない」と姉を静かに慰める忍、そして「電話に出れなかったこと、これからもずっと後悔するんだろうな」と心を痛める朝顔が印象的だった。
祖父の秘密
「とにかくしばらくはこっち来ないで」と祖父に言われ、モヤモヤした気持ちを抱えていた朝顔。そんな折つぐみ(加藤柚凪)が手作りのジャムを持って行こう!と言い出す。
「じゃあ明日ママとふたりで大じいじのとこ行こっか」
「いきなり明日?ふたりで?」と心配する桑原(風間俊介)に「余裕だよ」と胸を張るつぐみ(かわいい)。
万木家では平と桑原がふたりで留守番、仲良くラーメンを作る。
「辞職願い、もう出したんですか」
「完治したら出すよ」
「それ、理由にしなくてもいいんじゃないですか。もう少し居てくださいよ」
平の気持ちを尊重しつつ、柔らかい言葉で自分の気持ちを伝える。桑原、やはり理想の婿である。
……と思っていたらラストで何やら浮気っぽい動きが。ええっ、そんなまさか(ズッコケパターンであって欲しい)。
大じいじの家に着いたあとのんびり過ごす朝顔たち。朝顔はやはり、祖父に何を言いかけていたのかなど問い詰めたりはしない。
しかし朝顔は偶然、仏壇でハンカチに包まれた歯を見つけてしまう。
それが何を意味しているのか。法医学的に分かるけど気持ちが追いつかない……、そんな感じだった。
「じいちゃん、これって」
「……里子だ」
■監察医 朝顔
1:上野樹里「監察医 朝顔」1話。2019年の傑作の続編。どうか普通の幸せが続いてくれ、どうか
2:上野樹里「監察医 朝顔」2話。大じいじ(柄本明)が持っていた歯は?家族に言えない秘密が
3:上野樹里「監察医 朝顔」3話「じぃちゃん朝顔に黙っていたことがある」事実を受容するということ
『監察医 朝顔』
フジテレビ系列 毎週月曜よる9時
原作:香川まさひと、漫画:木村直巳、監修:佐藤喜宣 「監察医 朝顔」 (実業之日本社)
脚本:根本ノンジ
演出:平野 眞、阿部雅和、三橋利行
プロデュース:金城綾香
主題歌:折坂悠太「朝顔」(Less+Project.)
出演:上野樹里、時任三郎、風間俊介、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、藤原季節、斉藤陽一郎、坂ノ上茜、田川隼嗣、宮本茉由、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、加藤柚凪 、戸次重幸、平岩紙、三宅弘城、杉本哲太、板尾創路、山口智子、柄本明ほか
https://www.fujitv.co.jp/asagao2/
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