バーなのに、会話禁止!? 新しい婚活様式「No Talk Bar」を体験してみた

コロナ禍でオンラインでの合コンや婚活もずいぶん身近になりましたよね。「それでもやっぱり会って話したい!」派の方、「婚活で感染リスクは負いたくない」派の方、どちらにもお勧めの新しい婚活スタイルが誕生しました!その名も「No Talk Bar」。実際に会えるけど会話は不可という、ニューノーマル婚活を体験してきたのでレポートします。

マスク着用・会話禁止・ソーシャルディスタンス

会場となったのは出会いの場としても知られるバー「The Public Stand(パブスタ)」の恵比寿本店3階。
今回の「No Talk Bar」は、パブスタと大手街コンポータルサイト「街コンジャパン」を運営する株式会社リンクバルのコラボ企画なんです。

参加者はマスク着用必須で、入場の際には検温を実施。入場チェックが済むと1メートル以上間隔を空けた席に案内されます。感染対策をしっかり取ってくれているので参加する方も安心感がありました。
参加者にはQRコードが印刷された紙が渡され、このQRコードを読み取ると街コンジャパン運営のマッチングアプリ「CoupLink(カップリンク)」内のトークルームにアクセスできます(事前に会員登録が必要)。イベントでは一切の会話をアプリ上のメッセージのみで行い、リアルな会話はスタッフと同性間でのみOKとのこと。

メッセージのやりとりを通じてお互いに「いいな」と思える異性がいれば、別フロアに移動してリアルな会話も楽しめるのだそう。
不特定多数の男女による「密」な状態を避けつつ、気になる異性とはすぐに会ってお話できるのは魅力ですよね。

とはいえ、まずは目の前にいる異性とスマホ画面を通じて会話。一体、どんな空気になるのだろう……。

マッチングアプリが3Dになった感覚

今回参加したのは女性10人、男12人の計22人。
リアルでファッションや体形、雰囲気などはつかめますが、マスクをしているためちゃんと顔を見ることができません。顔はアプリ上のプロフィールに登録されていれば確認することができるので、顔がハッキリわかる写真を登録しておくことをおすすめします!

参加者の中に「この人と話したいな」という人がいればメッセージを送り、やりとりをスタート。
マッチングアプリのように双方で「いいね」を送らなければ会話ができないというシステムではないため、参加者全員とメッセージが可能です。

私がまずメッセージを始めたのは、自由業をしているという25歳の方。「緊張しますね~」「どうしてイベントに参加したんですか?」「休日はどんなことしてるんですか?」「仕事はどんなことしてるんですか?」というベーシックな質問で20分程度。その間にも他の方とひととおり同じようなやりとりをしました。

って、これじゃあマッチングアプリを家でやっている時と変わらないのでは!?せっかく相手が近くにいるのでリアルならではのコミュニケーションを取らなければ!と焦った私は、とりあえず「いまどこ座ってるんですか?」と相手の居場所を聞いてみることに。
相手を確認できたら軽く手を挙げて、こちらもアピール。マスク越しに相手がはにかむのが分かると、なんとなくテンションが上がります。

しかし相手の姿が見えるゆえ、自分への返事が滞っている間に別の人とやりとりしている姿も見ることになり、やきもきする瞬間も。まさにマッチングアプリの3D化とでもいいますか、ライバルが自分の横でアピールしている姿を見られるという不思議な体験でした。

みんな黙ってスマホを見ている・・・。異様な光景。

トランプがいい仕事をしてくれます

会の中盤に差し掛かると、参加者にトランプが配られました。男性にスペード、女性にハート柄が配られており、同じ数字を持った異性を見つけられたら豪華特典が当たるガチャガチャに挑戦できるとのこと。
「別に特典なんて……」とあなどるなかれ!これが意外といい口実となり、トランプの番号を聞くという名目で全員の異性にメッセージを送ることができるのです。既読スルーされていた人に「そういえばトランプ何番ですか?」と自然に追撃メッセージすることも可能です。

私のところにも男性から「番号いくつですか?」「僕は7番!惜しかったですね~」といったメッセージがいくつか届き、非常にいいアイデアだなぁと感心しました。

残念ながら私は同じ番号を持った方が途中で退席したためガチャガチャはできなかったのですが、運良く同じ番号の相手に出会えた人たちはテキーラのショットや(パブスタっぽい!)、6000円相当のボトルを当てていました。
これまで会話を禁じられていた男女が仲むつまじくテキーラショットを一気飲みしていて、なんだか羨ましい・・・。

いい人がいたら別フロアでお話もできる!

1時間半におよぶイベントですが、あっという間に中締めの時間に。トークに熱中するあまりスマホの充電が切れそうになるトラブルを抱えながらも、なんとか一人の男性といい雰囲気になりました。
その男性は自営業の30歳。「仕事が好き」「ペットを飼いたい」という話題で盛り上がり、「あとで別フロアに移動してお話ししましょう」と約束したところでイベントは終了しました。
やきもきしていた分、実際に会って話せるうれしさが倍増しそう。

この「No Talk Bar」、今後は毎週土曜日、東京のみならず東海や関西のパブスタでも開催を予定しているそうです。なんと7月中は無料で参加できるとのこと。
同じ営業日に入店していれば、「No Talk Bar」に参加していないお客さんにもアプリを使って12時間は無料でメッセージができるうえ、30日間は無料で「いいね」を送ることが可能なのだそう。

ちなみに私が約束した方はしばらく待っても別フロアに現れず。私は一人で会場を後にしました……。

別フロアの様子。こちらは通常営業なので会話OKです。

《新しい婚活様式の心得》
1、 ベストなプロフィール写真を用意する
2、 文章で距離を縮める工夫をする
3、スマホのバッテリーを持ち歩く

1991年生まれ。芸能・出版などマスコミ業界で働く会社員。リアルなミレニアル世代として、女性特有のモヤモヤや働き方などを主なテーマに記事を執筆中。
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