自分を変える、旅をしよう。

「何も我慢しない」と決めたら、人生がもっと楽しくなった

旅によって人生が変わった人や、旅を通した生き方をリーマントラベラーの東松寛文さんが紹介する「自分を変える、旅をしよう。」4回目は、もともと旅好きでトラベル上級者だった女性が、より自分らしく生きられるようになったエピソード、後編です。

●自分を変える、旅をしよう。4・後編 関東あかねさん(36)

リーマントラベラーの東松寛文です!前回に引き続き、無類の旅好きの女性のお話です。自分のやりたいことと周りの目や価値観とのギャップに苦しんでいた関東さんが、モヤモヤを振り払ったきっかけとは?

リーマントラベラーがうらやましかった

リーマントラベラー東松(以下、――): 旅は好きだったけど、周りの目や価値観、そして年齢の壁など、いろんなことが気になってしまっていたんですね。そのタイミングで僕を見つけてくれたんですか?

関東あかねさん(関東): 旅関連の検索を良くしていたせいか、たまたまリーマントラベラーのブログを見つけて、なんとなく見たのがきっかけです。でも最初は、否定的にというか、かなりネガティブな気持ちで見ていました。どうせ有名企業勤務で給料もさぞ良いのだろう。休みも取りやすいのだろう。こんなこと、みんなができることではないから参考にならない、と……要は嫉妬です(笑)。

――おっと!(笑)

関東: でも、初めてブログを見てから、わりとすぐ「力を合わせて全世界制覇」という、同じTシャツを着た仲間が世界各地でジャンプをして世界193カ国を制覇するという企画を見つけて、参加してみました。

東松さん本人と会う機会にも恵まれ、印象がガラッと変わりました。さぞや遊び人のチャラチャラした若者なのだろう……と思ってお会いしたところ、本人は周りに気を遣う、なんとも憎めないただの好青年でした。何よりいつも楽しそうに旅をしていて、すごくいいなと思いました。今では姉のような気持ちでSNSをチェックしています。

リーマントラベラーTシャツを着て、イースター島のモアイの前でジャンプ!

「何も我慢しない」ことに決めた

――姉のような気持ち……ありがとうございます! 僕と出会ったり、旅をしている人たちと親しくなったりする上で、関東さんの旅のスタイルは変化しましたか?

関東: 旅に限らず、したいことに対して「何も我慢しない」ことを決めました。見たい景色があり、その景色は永遠ではない。だから自分に限界を作らず、可能性を現実にできるように、カレンダーを眺めては行けそうな旅程の計画や調整をするようになりました。

東松さんを見ていると、世界がとても近く感じられ、少し遠方でもチャレンジの余地があるな〜と思うことができ、それで頑張っています。仕事は基本カレンダー通りの勤務なので、GW、夏休み、年末年始の長期休暇、加えて普通の土日や三連休もチャンスがあれば、世界へ飛び出します。

金曜夜出発、月曜朝着からのそのまま出社!という週末弾丸海外旅行がすごく増えましたが、意外と体力はあったみたいで、週末だけでも十分すぎるくらい楽しめています。あくまで「働いていること」がベースにあるこの旅のスタイルが、「私にはとても合っている!」と思えるようになりました。

――まさに、リーマントラベラーですね!! いろんな国に行かれている関東さんですが、その中でも印象に残っている国、思い出などを教えてください。

関東: エジプトです。私の情操教育に大きく貢献したと言っても過言ではない「世界ふしぎ発見!」で何度も不思議の舞台として登場していたこともあり、ずっと行ってみたかった国でした。世界四大文明が誇る数々の遺跡群はどれも素晴らしく圧倒されるばかりで、本当に行って良かったです。

実は他の旅先でご縁があり、一度は諦めた(!?)結婚までできたのですが……。エジプトに行ったのはその新婚旅行も兼ねていたので、「よく結婚できたものだなぁ」と感慨深かったこともあり、特に印象に残っています。

イスラエルのモスクの前にて。

働いているからこそ、旅を楽しめる

――旅で結婚まで!うやらましい限りです(笑)。「何も我慢しない」と決めたとのことですが、働き方が変わったりもしたんでしょうか。

関東: 以前の私は業務を人に依頼するより自分でやってしまうタイプで、後輩の指導や育成が苦手でした。旅に行くようになってからは、万が一の対応や休暇取得のための引き継ぎを兼ねて後輩を指導するようになったんです。旅のおかげで、中堅社員としては一皮剥けたように思います。

――引き継ぎ、大事ですよね!会社で働きながら旅を続ける以上は、僕もそこはしっかりやるようにしています。旅を続けることで得たものがあれば、ぜひ教えてください。

トルクメニスタンの「地獄の門」の前で。こんな光景を見られるから、旅はやめられません

関東: 旅は私の世界を広げてくれます。まだ見ぬ世界を知るのは、単純にとても楽しい。それに普段の生活や思考の中で、色々な場所で見聞きしたものの影響を受けていると感じられる事が増えてきて、旅に出ていなくても毎日が楽しいです。

それから、旅をきっかけにたくさん友人ができました。30歳を超えても、会社以外で新たな友人がこんなにできるとは思っていませんでした。とてもありがたいし、友人たちがさらに私を外の世界に連れ出してくれたりして、どんどん世界が広がりました。私は本当にラッキーだと思います。

――旅が友人や、結婚相手まで連れてきてくれた。まさにご縁ですね。関東さんの、これからの夢や目標を教えてくれますか?

関東: まずはサラリーマンですから、出世です!あとは、自分の可能性を狭めることなく、落ち着くのはもうちょっと先にして、これからもまずは行動をしていくことでしょうか。

今まで40カ国ほど行っていますが、21歳で初めて海外に行ってから人生の転機が訪れる32歳までの約10年間と、そこから今日までの4年間だと、後者の方が倍以上の国に行っています。結局、気持ちなんだな、と。まだまだ行きたいところがたくさんあるので、自分に限界を決めずに、これからも旅に出たいと思います。

――行動し続ける関東さん、僕も尊敬しますしうらやましくあったりもします!これからも素晴らしい旅を続けてくださいね!

平日は激務の広告代理店で働く傍ら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」。2016年、毎週末海外へ行き3か月で5大陸18か国を制覇し「働きながら世界一周」を達成。地球の歩き方から旅のプロに選ばれる。以降、TVや新聞、雑誌等のメディアにも多数出演。著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)、『休み方改革』(徳間書店)。YouTube公式チャンネルも大好評更新中。
リーマントラベラー