意識、どんどん下げてこう。by ナリくん

【ナリ心理学ナリくん】ようこそ地獄のデス・ロードへ? by ナリくん

月間400万PVのAmebaオフィシャルブロガー、公式line@のフォロワーは約28,000人。心理学や哲学について、笑いを交えながら教えてくれる「ナリ心理学」ナリくんのエッセイ&お悩み相談です。無理して「意識高い系」でいようとするより、今までとはちょっと違った見方、していきませんか。毎週木曜更新です。

●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん20

目標は持つべきか? 

新しい年になりましたね。ナリです。今年も全力でよろしくお願いします。
どうですか? そろそろ新年の目標を諦めたころですか? え?「どうせ毎年諦めるんだから、目標なんて決めてない!」ですか! さすがです、潔いですね。

年始に限らず僕はずっと、目標は持つべきなのかそれとも、目標は持たず目の前のことに集中することで良い運気に乗り流れをつかんでいくほうがいいのか、わからずにいました。でも、去年の年末にある考え方にものすごく納得してしまいました。

それは、「目標は、持つと絶対苦しい」というものです(笑)。
唸りました。たぶん心の底では気づいていたのに、見て見ぬ振りをしていたんだと思います。

目標は持つと絶対に苦しいのです。
なぜなら、「今、叶っていないから」ですよね。今目の前にないこと、今手に入れてないことを想像すれば、どうしたって「欠乏感」が生まれます。というか、この「欠乏感」こそが目標の正体だったりするんじゃないでしょうか。逆に欠乏感の感じない目標って、バイト始まる前に暗唱する「いらっしゃいませ。ありがとうございました。少々お待ちくださいませ。お気をつけておかえりくださいませ。」の接客五大用語と同じで、必要だけどなくてもいいようなものではないだろうか(懐かしいし、一つ忘れました)。

どちらにしろ始まる、終わりなき旅

目標は、欠乏感があるからこそ目標として成り立つ以上、目標を持つことは苦しいことであるとなる。なぜなら、今叶ってないのだから。

もう一つ、目標が苦しい理由があります。それは、目標を持つと必ず「達成したか、達成しなかったか」のどちらかの結果が出てしまう、ということです。

もし達成したら、それはそれで嬉しい。でも、今回の達成は、次回の達成の始まりになるだけである。目標を持つと、終わりなき旅を歩き始めることになります。

もし、今回達成できなかったとしたら、「普通に苦しい」だけだ(笑)。そして、次は達成するよう、失敗しないように頑張ろうと決意を改めて、終わりなき旅を歩き始める。

同じことだ。

人は、失敗してはいけない環境だと、失敗しないために「頑張る」か「辞める」を選ぶ。
どちらも失敗しないための方法なので、これを社会では「逃げる」と呼びます。ナリ心理学で少しギャグ的に、失敗してはいけない環境のことを地獄のデス・ロードと呼びます(「MAD MAX 怒りのデス・ロード」ですよ)

「目標を持つことは地獄である」と瀬戸内寂聴先生がもし仮におっしゃってくれたとしたら、平成の次の新元号は「地獄」にしたくなるくらいの納得感があるので、今日の記事はみなさんの協力のもと、脳内で瀬戸内寂聴ボイスに変換して読んでください。

2019年の頭からまさかの「目標否定」みたいでですみません(笑)。でも、僕が本当に伝えたいことは、目標否定ではなく「目標を持つことは絶対に苦しいことである」ということを理解した上で目標を持つなら、目標に押しつぶされそうになったときに「まぁ、目標って苦しいからね、ははは」と客観視でき、目標に潰されにくくなれるじゃないのかな?ということです。目標持つべき、持たないべき論の、一つの参考になればいいなと思います。

目標は苦しいもんです。仕方ない(笑)。

続きの記事<「いい女」とはなにか。>はこちら

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月間400万PVのブログを運営する株式会社ナリ心理学を主宰。Amebaオフィシャルブロガー。
フォトグラファー。北海道中標津出身。自身の作品を制作しながら映画スチール、雑誌、書籍、ブランドルックブック、オウンドメディア、広告など幅広く活動中。