皆さんからの「あなただけに言うね」telling,にお寄せいただいた声

昨年(2018年)3月に「telling,」をオープンして以来、皆さんからたくさんのお便りをいただきました。その中から、特に反響の大きかった特集「#産まない人生を考える」に寄せられた声を前回はご紹介しましたが、いかがでしたか。この特集以外にも、日々さまざまな皆さんのお声を頂戴しています。その中から今日は、幅広い年代の方からのお便りをご紹介します。

幅広い年代の方の声も届きました

telling,」のオープン以来、日々編集部に届く皆さんの声。「telling,」は、ミレニアル世代と呼ばれる特に2534歳の女性とともにあろうとしているメディアです。

そのほかの年代の方たちの声からも多くの声が寄せられており、同じように迷ったり、悩んだりしながら、一人ひとり「自分らしく生きる」ことと向き合っていらっしゃることが伝わってきます。共感したり、励みになったり、いつもtelling,編集部がいただいている温かい心のメッセージを、皆さんにもシェアさせてください。

18才です。新聞の広告でこのサイトを知りました。
わたしは今まで、どこかしら大学に行って、就職活動して、恋人を見つけて、結婚して子どもを産んで……、と漠然と他人ごとのように自分の人生を想像していました。
しかし、tellingの記事を見て、女性として生きていくうえで、自分はどんな風に社会に影響を与えていきたいのか、自分たちの世代が担う将来の社会の「常識」はどうなるのか、ということを真剣に自分の人生に取り入れるようになっています。
大学受験を控えているのですが、志望校を選ぶ時もそのような事をきちんと考え、志望校を変更することにしました。このように、自分で生き方を選ぶ年齢になった今、考え直すきっかけになりました。受験頑張ります!(18歳女性・学生)

既婚者は結婚制度に生きづらさを感じながら生きてきています。若手の研究者からは、「何で結婚したのよ、さっさと離婚すればいいのに」と一蹴されますが、離婚もこの制度を踏襲するものだと考えるので、届け出することがことに躊躇があります。友人の中には、妊娠と出産の度に結婚届と離婚届を出している人もいます。女性には生きづらい制度であることは間違いないようです。60代の私は紙面派なので、マスコミで話題にならないことに忸怩たる思いがあり、世論を動かすために新聞の「声」の欄に投稿しようかと考えていました。

そんな時、telling,のことを聞きました。でも、対象者はミレニアル世代で、私に向けたものではないことがわかり、ちょっと寂しい思いでした。でも、「#29歳問題」を読むと、私の抱えている問題と変わらないことを確信しました。20代、30代の女性たちが同じ問題を抱えているなんて。記事の中で、「制度が現実についていけていない。制度もちゃちゃっとアップデートできればいい」という記述には、若い人の感覚に感心した次第です。また、多様なパートナーとの結びつきを紹介するコラムでは、従来の結婚制度を形骸化することができると思いました。結婚制度を法律にのっとった解釈で正面から切り込むより、この手があったのかと若い世代の発想に感心するしだいです。
結婚の呪縛から解き放たれるように熟年層も若手の台頭を応援していきたい、いや、一緒に頑張ろうとエールを送ります。この問題提起はミレニアル世代を超えて、男に媚びることなく、学生生活に仕事に一生懸命頑張って生きている40代、50代、60代の女性たちにも届いていますよ。(60代女性)

大学を卒業後、フリーター期間を経て海外の大学院に進学しようと決めたとき、telling,に出合いました。友達は皆、働いているか、進学した人は大学院で勉強を始めている。一体私は何をしているんだろう……と落ち込んで、涙がひとりでに流れるような夜を何回も経験しました。そんなときtelling,のページを開きます。そこには、人生に迷い戸惑いながらもしっかりと自分の足で歩み続けている何人もの人の姿がありました。その人たちの物語を読むうちに、私の不安や戸惑いはなくなっていき、また頑張れそうな気がしてきます。私もいつか自分の人生、自分の選択をtellingできるように、一歩ずつ踏みしめていこうと思います。(23歳女性)

(いただいた文章から編集部で一部を抜粋しています)

20~30代の女性の多様な生き方、価値観を伝え、これからの生き方をともに考えるメディアを目指しています。

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