働きながら世界一周!? リーマントラベラーが教える旅達人への道

上司には教えたくない!?旅に出やすくするための社内調整術!

週末弾丸トラベルを繰り返し、サラリーマンでありながら世界一周を達成したリーマントラベラー・東松寛文さん。彼の旅には賢く・めいっぱい楽しむためのヒントがいっぱい!働きながら旅をする考え方の極意をお伝えしていきます。

 ●働きながら世界一周!? リーマントラベラーが教える旅達人への道 06

 働き方改革によって、昔よりは休みやすくなったという方も多いのではないでしょうか。しかし、突然休んでいいと言われても、周りの目がどうしても気になって、「なかなか休みが取りにくい」と思ったり、「休みを取るたびに旅に出ることはちょっと言いづらい」と思ってしまいがち。何を隠そう、僕もその一人でした。

 でも今では、旅好きキャラが認知されて、やっと旅に行きやすい環境をゲットできました。激務の広告代理店の生活の中、旅に行きやすい環境を手に入れた僕が行ってきた、旅に出やすくするための社内調整術を大公開します!上司には教えちゃダメですよ!

SNSで“旅好きキャラ”をブランディング

 まずは自分自身に“旅好きキャラ”のブランディングをすることが重要です。同僚から「次はどこへ行くの?」と聞かれるようになったら、“旅好きキャラ”のブランディングは成功したと言えます。「次はどこへ行くの?」と聞かれるようになることをゴールとして、“旅好きキャラ”ブランディングを始めましょう。

 まず活用すべきなのは、SNSです。旅に行くたびに、旅の様子を投稿して、旅が大好きということ周りに伝えましょう。ただし、SNSの投稿の仕方には注意点があります。1つ目は、「写真のチョイス」。ビーチでカクテル片手にサングラスかけてピース……なんて写真はNG!ただ自慢しているだけの写真は見る人に不快感を与える可能性があります。SNSを活用する目的は、自慢することではありません!“旅好きキャラ”ブランディングをすることです!そこは戦略的に行きましょう。

 一番オススメの写真は全力で楽しんでいる写真。全力で楽しんでいる様子を不快に思う人は少ないはず。なので、とにかく全力で楽しんでいる写真をアップしましょう。「全力で楽しんでいる写真」って難しい…と思ってしまう人にオススメなのは、“全力ジャンプ”!全力でジャンプの写真を撮れば、自然と笑顔が溢れ、見ている人も楽しくなる写真が撮れますよ!

 2つ目の注意点は「投稿頻度」。いくら楽しい旅だからといって、SNSにアップしすぎなのはNG。ただただ自慢しているようにしか見えません。僕は使うSNSによって適切な投稿頻度で投稿するようにしています。InstagramとTwitterについては、そこまで気にする必要はありません。1日数回投稿しても、媒体特性上、見ている方は気にならないと思います。注意すべきなのはFacebook。同僚や上司と繋がってしまっている方も多いかと思うので、適切な投稿頻度を心がけましょう。

 僕は、毎日投稿しない、1カ国1投稿、平日の業務時間内には投稿しない、という3つのルールを守るようにしていました。あまりに頻度が高いと妬みや僻みの対象になりかねません。以上のルールをもとに、SNSを活用して“旅好きキャラ”を確立しましょう。

SNSを使わない上司には“おみやげ”大作戦

 とはいえ、一番“旅好きキャラ”を認知してほしい上司が、SNSを使っていない、または繋がっていないことも多々あると思います。そんな上司に有効なのが“おみやげ”大作戦です。わざわざ買ってくるおみやげだからこそ、おみやげの価値を最大化して渡しましょう。

 おみやげは“お礼”を伝えるのに最高のツールであり、また、旅に行ったことを認知してもらう便利なツールでもあります。おみやげとしての価値が一番低い渡し方は、共有スペースなどにメモだけ添えておきっぱなしにするパターンです。これではせっかく買ってきたおみやげのありがたみがゼロ。人によっては見ないこともあるでしょうから、おみやげ効果を全く発揮しない場合もあります。それではもったいない!

 おみやげの価値を最大化するために、必ず「個装」になっているものを買って、「手渡し」で渡すようにしましょう。手渡しで渡せば、さすがにどんな上司でも「どこに行ったの?」と聞いてくると思います。そこでネタになるような話ができればベスト。特に失敗談などがオススメです。ここでもSNS同様、自慢はNG。そこは空気を読んで話しましょう。

 旅に行くたびに、おみやげ大作戦で個装のおみやげを上司に渡せば、きっと“旅好きキャラ”ブランディングも成功すると思います。また、仕事を引き継いでくれた人へのケアも、次にまた旅に行くためには非常に重要。その人が休む時は率先して仕事を手伝い、自分が休んだ後は、その人だけ特別なおみやげを買ってきて感謝を伝えると良いでしょう。

 いずれも「また次の旅に行くため」のキャラ作り。だからこそ、自慢を優先してはいけません。今の気持ち良さより、長い目で見て旅に行きやすい環境をゲットすることの方が、あなたの人生にとって重要なポイントになるはず。SNSとおみやげを活用して、「次はどこへ行くの?」と聞かれるように旅好きキャラになって、旅に行きやすい環境を作っていきましょう!

続きの記事<旅先で快適に過ごすために!旅に出る前に欠かせない社内調整術>はこちら

平日は激務の広告代理店で働く傍ら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」。2016年、毎週末海外へ行き3か月で5大陸18か国を制覇し「働きながら世界一周」を達成。地球の歩き方から旅のプロに選ばれる。以降、TVや新聞、雑誌等のメディアにも多数出演。著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)、『休み方改革』(徳間書店)。YouTube公式チャンネルも大好評更新中。
リーマントラベラー

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