【古谷有美】忌々しい線も悪くないかも―みんみん画伯×telling,
TBSの朝の顔、古谷有美アナ。またの名を「みんみん画伯」。インスタグラムに投稿される、繊細でスタイリッシュなイラストが人気です。telling,の「story」インタビューに登場した女性たちの言葉から、イラストをお届けします。今回はネットで話題の熊本の自撮りおばあちゃんの言葉から「写真を撮られること」で気づいた悩みについてお話します。
●みんみん画伯×telling,_Story 05自撮りおばあちゃん
忌々しい線も悪くないかも
小さいころは、カメラの前で笑顔を作るのがとても苦手でした。そんなわたしがいま、アナウンサーになっているというのも本当に不思議なこと。当時の写真を見返すと、だいたい、うまく笑えず、口が横にきれいに真一文字になっています。笑顔にするには「口角を上げて」なんてよく耳にするけれど、当時のわたしは、なんというか、惜しいんだよなぁ。口角に力を入れすぎているのと、頰のお肉がぱんぱんだったのとで、しっかりえくぼもできていたっけ。
さて、ここ最近の悩みは、ずばり「ほうれい線」。おかげさまで笑顔を作ることは上達しました。ただ、あまりに自然と、つい笑顔になりすぎて、気がつくとうっすらとあの忌々しい線が申し訳なさそうに口の脇にいるのです。こっそりと人の目を盗んでは、人さし指でその上をこすって伸ばし……まぁ、それだけたくさん笑顔になれる時間があるってことならば、そんなに悪くないのかもしれないな。
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