植草美幸流 婚活理論21

初詣デートに好きな人を誘ってもいい?いつまでならOK?プランや持ち物を解説!

青山の結婚相談所マリーミー代表で恋愛・婚活アドバイザーの植草美幸です。お正月に初詣に行く習慣がある人もいますよね。意中の彼がいる場合は「一緒に行きたい!」と思う人も多いのではないでしょうか。けど、初詣だからこそ気を付けたいポイントも。じっくり解説してきます。
結婚する気がなさそうな彼氏こそ、親に会わせるべき!重くない誘い方や自然に会わせる方法とは?

付き合う前、女性から初詣デートに誘っていい?

婚活も恋愛も、男性からのアプローチを待つだけの「待ち子さん」ではうまくいかない時代。女性からデートに誘うこと自体は賛成です。

ただ、初詣に行く場合はいくつか注意点があるのでお伝えします。

まず、初回のデートは1~2時間で終わらせることをお勧めしています。男友達や同僚などもともと知っている間柄や、婚活パーティーなどで出会って2~3回デートしている関係であれば、長時間お出かけしても問題ありません。しかし、知り合ったばかりで互いに相手の“人となり”を知らないまま、いきなり遠出をしてしまうと、相性が悪かった時に大変な思いをします。

初回は食事などの短時間のデートをし、「もっと会いたい」と思う相手なら、2~3回目として季節のイベントに誘うのは、大いにありだと思います。

そもそも、初詣は氏神様(もしくは、恵方にお祭りされている神社など)に願掛けするイベント。付き合っていない・素性もよく知らない人と一緒に行くのは、なんとなく気がかりです。

宗教的なイベントと捉えることもできるので、パワースポット巡りなどと同様「そういうのはちょっと苦手」という人もいるでしょう。

ですから、いきなり直球で誘うのではなく、雑談をしながら年始の予定に探りを入れ、自然な流れで誘うのがベスト。

【例文】

「もうすぐお正月だね。年始はどうすごしているの? 私は、今年は同僚の子と浅草で初詣したんだけど、来年は行く人いないから、どうしようかな~。○○くんはお参りとか行っているの?」

このように、
・年末年始の予定を聞く
・自分が例年の年始をどう過ごしてきたか伝える
・相手の初詣に関する考えを聞いてみる
という3段階の流れで、打診してみましょう。

「最近は初詣に行ってないな」くらいの反応であれば、一緒に行こうと押してみてOKです。逆に、「いやあ、行かないな~」「初詣なんて寒いだけだよ」「混んでいていやだよ」など否定的な反応であれば、「そうなんだ~、じゃあ○○に行くのはどう?」と別のデートを提案してみて。断られてもショックを受けずに、うまく切り替えていきましょう。

いつまでに行ったらいい? 相手が帰省している場合は?

年末年始の予定は帰省との兼ね合いで早々に決まっていることもあるでしょう。恋人の有無にかかわらず、元旦は家族や親族と過ごす習慣がある方もいます。まだお付き合いをしていない段階なら、1月2日、3日あたりで打診してみるのがいいかもしれません。

初詣の定義については諸説ありますが、多くは「年が明けてから初めての神社やお寺へのお参り」とされています。時期については、東は1月7日くらいまで、西は1月15日くらいまで。2月3日の節分までは、氏神様がいらっしゃるとする説もあるようです。

相手の帰省などで正月三が日に会うのが難しい場合は、「西の地域では15日くらいまでOKみたいだよ」「節分まではOKなんだって(笑)」と、かわいらしく誘ってみましょう。

参拝場所はどのように決める?

初詣に行く約束をしたら、参拝する場所を決めましょう。一緒に考えるというより、誘った側が2つ~3つほど提案するのが望ましいでしょう。

まず3つほどパターンが考えられますが、おすすめは③です。
パターン①:いつも参拝するorおすすめの場所
パターン②:お互いが30分くらいで行ける場所
パターン③:参拝後のデートプランが立てやすい場所

行ってみてがっかりするようなロケーションや、勝手がわからなくて迷いそうな場所は避けたいところ。何度か参拝したことがあったり、土地勘のある場所であったりすれば、その心配はありません。地元に密着したところや、信仰深い雰囲気のところもデートとしては避けたほうがいいでしょう。

また、ドタキャンされるリスクを減らすために、相手の家から遠すぎる場所もやめておきましょう。デートプランとして魅力的であれば、初詣自体にそこまで興味がなくても「かわいい子からの楽しそうなお誘い」として参加の確度が上がるかもしれません。

総合すると、寺院だけがポツンとあるような場所ではなく、周辺などを含めて観光できるような神社。かわいい絵馬やおみくじがあったり、近くのお店で食べ歩きができたりするような場所が良いですね。

参拝後のおすすめプランと誘い方、誘い文句

東京周辺の方向けに、おすすめのプランと誘い方をお伝えします。

【プラン1】浅草編

「○○くん、初詣行ってないの? だったら2~3日、浅草で食べ歩きして初詣しようよ。花やしきやスカイツリーにも行けるし、久々に行きたくなっちゃった!」

浅草寺と浅草神社が並んでいる浅草は、周辺の観光地や見どころもいっぱいで、最もおすすめしたい場所。仲見世は380m近く続いていて、デートに最適です。行きはまっすぐ参拝をして、帰り道は途中で食べ歩きしてもいいですね。「全部食べたい♡」と出来立ての人形焼きやメロンパンなどを分け合っても楽しそう。営業日は要確認ですが、花やしきにはかわいい乗り物がたくさんあって、スカイツリーまで足を伸ばしてもよし。思い出づくりに最適です。

【プラン2】明治神宮編

「それか、明治神宮はどう? 芸能人の結婚式のイメージもあるし、森の中を着物で歩いてみたいと思ってたんだ。○○くんもいっしょに着ようよ。参拝のあとは、着物で原宿や渋谷のカフェにも行けるよね」

原宿や代々木公園の近くという最高のロケーションにある明治神宮。周囲は出店でにぎわっている一方で、木々が生い茂る明治神宮内では伝統的な雰囲気も味わえます。原宿・竹下通り周辺には、レンタル着物ショップも多数。どうせだったら前もって予約をして着物を着て、思いっきり和風な初詣を楽しむのもおすすめです。簡単に着られるカジュアルな着物も多く、メンズの着付けも楽しめるはず。ただし、寒さ対策は忘れずに!

服装や持ち物は?寒さ対策と靴擦れ対策は必須

服装については、イベントとして着物を着るか、動きやすい普段着にするか、プランを練りましょう。普段着の場合は、砂利道を歩くことになるので、足元はスニーカーやフラットシューズなどがおすすめ。

神様が宿る場所なので、品性にかける服装や、場違いな服装はNGです。堅苦しく考える必要はありませんが、海外でも肩だしなど素肌を見せるファッションは場違いとされています。日本でも同じくらいの配慮が望ましいでしょう。具体的には、露出が多い服やヒール靴、殺生を連想させるようなモチーフは避けましょう。

一方で、動きやすさを重視しすぎて、デニムにダウンコート……というのも少し味気ないもの。最近は、チュールやレースを取り入れたロングスカートにスニーカーの組み合わせなども流行っています。婚活ファッションのようなエレガントさは必要ないので、かわいらしさを取り入れたカジュアルを心がけてみましょう。

また、気を付けたいのが、寒さ対策と靴擦れ対策を忘れないこと。自分で誘っておいて「寒い」「痛い」などと文句を言うと、相手の男性はうんざりしてしまいます。手袋やストール、インナーなどで対策は必須です。参拝するまでの並ぶようなら、カイロも二人分持っていくとようでしょう。デートで起こりそうなシチュエーションを考えて用意すれば、あなたの気遣いが伝わるはず。
細かいことですが、ウェットティッシュやハンカチ、ばんそうこう、のど飴、ミントタブレットなども、持ち歩いていて損はなしです。

植草美幸さん、齋藤大輔撮影

まとめ:恋愛イベントじゃないからこその誘いやすさも◎

クリスマスやバレンタインデーなど恋人と楽しみたいイベントに誘うのは、意図がストレートに伝わるので勇気がいるかもしれません。一方で初詣は神聖な印象があるため、口実にしやすい側面もあるでしょう。ぜひ思い出に残るデートにしてみてくださいね。

結婚する気がなさそうな彼氏こそ、親に会わせるべき!重くない誘い方や自然に会わせる方法とは?
結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピー設立。2009年、結婚相談所マリーミー設立。自ら婚活している男女にアドバイスし、成婚に導いている。セミナーの開催、テレビやラジオも多数出演。著書に『なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ』『男の婚活は会話が8割「また会いたい」にはワケがある!』『モテ理論』など。
植草美幸流 婚活理論