ハロプロが私たちを救う!

つばきファクトリー・谷本安美さん「ハロプロの北海道メンバーは超個性的!北海道出身というだけで『もう、大好きっ!』という気持ちに」(後編)

ハロー!プロジェクトの中でも特に清楚で女性らしい雰囲気を持つグループ「つばきファクトリー」のメンバー・谷本安美さん。インタビュー前編では、いますぐにまねできるポジティブな考え方のコツや、いまハマっているパワースポット巡りなど、最近の谷本さんの心境について聞きました。後編では、メンバーとの普段の様子や谷本さんのこれからについて詳しく話してもらいました。

●ハロプロが私たちを救う!#04-2

「まだまだ、つばきファクトリーのほうががんばれるぞ!」

──2014年に14歳でハロプロ研修生に加入した谷本さんも、ついに20歳になりましたね。

谷本安美さん(以下、谷本): いやー、本当ですよ……。早かったです……。

──そんなにしみじみと(笑)。早かったですか。

谷本: 早かったです! あっという間に20代になりました。10代の頃は「はやく20歳になりたい! 大人になりたい!」と思っていたのですが、そう思っていたら本当にすぐに20歳になってしまって、びっくりしました。時の流れの早さがこわいです(笑)。でも、10代から20代にかけて思い返してみると、内面的にも外見的にも成長できたと思うのです。それはいいことですよね。

──20代になって、10代の後輩メンバーも増えましたね。つばきファクトリーの中にも、小野瑞歩さん、小野田紗栞さん、秋山眞緒さんと後輩にあたるメンバーがいて、後輩グループの「BEYOOOOONDS(ビヨーンズ)」(2018年結成)ができて、ハロプロ研修生も増えて……。谷本さんご自身、後輩メンバーにアドバイスや指導をする機会はありますか。

谷本: うーん……、ないですね。私から何か教えるということはあまりなくて。いまは後輩グループのBEYOOOOONDSの勢いがすごすぎるので、「負けないぞ!」という気持ちが出てくるようになりました。

──先輩というよりはライバルという感覚ですか。

谷本: 元々は、つばきファクトリーはハロプロの中でも末っ子グループとして活動していました。でも、BEYOOOOONDSができたことで末っ子ではなくなってしまったので、ここから「つばきファクトリー」をどうやって新たに確立していくか、という時期に来ていると思います。

──新しい立ち位置を探しているところなんですね。

谷本:はい。BEYOOOOONDSに対してはもちろん、いつでも「負けないぞ! まだまだ、つばきファクトリーのほうががんばれるぞ!」という気持ちを持ちながら活動しています(笑)。

 

「アイドルらしいかわいい言葉」でキュンキュンさせたい

──谷本さんはつばきファクトリーをどんなグループにしていきたいと思っていますか。

谷本: まずは、ハロー!プロジェクトの中でひとつのグループとして、しっかりと認識していただけるようにしたいです。つばきファクトリーの名前は知っていても、9人のメンバー一人ひとりまでは知らないという方も多いと思うので……。なので、9人全員を知ってもらえる活動をしていきたいと思います。それから、つばきファクトリーの楽曲は女性に共感してもらえるものが多いと思うので、もっと女性に楽曲を聴いてもらって、好きになってもらいたいです。

──2019年の楽曲「ふわり、恋時計」(zetima)のCMコピーが「女性に好きになって欲しい」だったのを思い出しました。

谷本: そうです、そうです。

──最近のグループの雰囲気はどのような感じですか。例えば、楽屋での様子とか。

谷本: 楽屋では……、メンバーの新沼希空ちゃんが考えた「あいうえおきそらん」っていうゲームをしています。50音の中から一文字お題が出されて、例えば「い」だったら「い」から始まる「アイドルらしいかわいい言葉」を言うゲームです。私は不得意すぎて全然勝てません(笑)。

──誰が一番強いのですか。

谷本:やっぱり希空ちゃん。あとは小野田紗栞ちゃんも、あざとい感じが得意な子なので強いですね。私や岸本ゆめのちゃんは、全然、まったくダメでした! あまりにも思い浮かばないので、ブログでファンの方にお題として「り」から始まるアイドルらしいかわいい言葉を募集したんですよ。そうしたら、すぐに「両想いになれたらいいな!」ってコメントをいただいて。なんでこんなかわいい言葉が思い浮かぶんだろうって不思議でした。私もしっかり勉強して、みなさんのことをキュンキュンさせられたらいいなと思うんですけど……(笑)。

──難しそう。でも、おもしろいゲームですね。

谷本: 撮影中はいつも、みんなでこんなことをして笑っています。

 

おしり好きもソーシャルディスタンスでお休み

──さらにメンバーのみなさんとの様子を聞かせてください。インタビュー記事などでは谷本さんは“おしりフェチ”だというお話ですよね。

谷本: そうなんです。メンバーのおしりをよく触ってます。変な子なんだなと思われているから、それはちょっと得してますね。得なのかわからないけれど(笑)。でも、いまの時期はソーシャルディスタンスを保たないといけないので、お尻好きもちょっとお休みさせていただいていますが……。

──メンバー内で「いいお尻」のランキングがあると聞きましたが、ランキングは変動するんですか。

谷本: 結構変わるんですよ! 以前、メンバー同士でお尻を触り合う機会があったときには、小片リサちゃんがかなり仕上げてきてましたね。

──見た目ではなく、触った感じが重要なんですよね。みんな、谷本さんに褒められたくて仕上げてくるのかもしれないですね。

谷本: そうですね。見た目ではなく中身を仕上げてきてもらって……。岸本ゆめのちゃんは一時期上位だったんですが、最後に触ったときにはあまりよくなくなっていて。それを伝えたときには「がんばらなきゃ!」と言っていましたね(笑)。

 

強い地元愛! 北海道メンバーが大好き

──谷本さんも「おしり好き」というパワーフレーズを持っていますが、同じ北海道出身のハロプロメンバーも、個性の強い方が多いように感じます。

谷本: 確かにそうですね。モーニング娘。'20の佐藤優樹さんは歌やダンスの実力があって独特なキャラクターも確立されているし、Juice=Juiceの稲場愛香ちゃんもダンスがうまくてさらに「あざとい」キャラクター。同じJuice=Juiceの工藤由愛ちゃんは「タコさん好き」で歌もうまいし、モーニング娘。'20の15期メンバー・山﨑愛生ちゃんは「パンダさんパワー!」のフレーズが定着しています。他のメンバーから「北海道メンバーってキャラが濃いよね」と言われることもあります。

──同じ北海道出身者ということで、お互いに意識することはありますか。

谷本: 意識するというよりは、私自身が地元の北海道が大好きなので、北海道出身というだけで「もう、大好きっ!」という気持ちになっちゃうんです。北海道出身メンバーがどんどん加入していることはうれしいなと感じます。ライブの北海道公演のときには、私が北海道メンバーのみなさんを集めさせていただいて(笑)、みんなで集合写真を撮るのが楽しみなんです。

──それは、きっとみなさんもうれしいですよね。

谷本: 声をかけると、みんな「撮りましょう! 撮りましょう!」って言ってくださるので、それは私も本当にうれしい瞬間です。

美容、ホールコンサート、女優、谷本安美の夢

──いま、20歳の谷本さんが一番興味があることはなんですか。

谷本: 10代の頃と変わったのは、やっぱり「美」に対する意識です。スキンケアも気をつけていますし、あとは紫外線を気にしてずっと日傘をさしています。最近は、目から入ってくる紫外線もよくないと聞くので、度なしでUVカットのクリアコンタクトレンズをつけたりもしています。

──スキンケアやコスメなどの美に関する情報はどこで勉強しているのですか。

谷本: 私のお姉ちゃんが、美容の専門学校に通っていたんです。なので、美容に関することはすべてお姉ちゃんに「こういうのがいいよ」とアドバイスをしてもらっていました。化粧水や美容液を選ぶときにも、お姉ちゃんに成分を確認してもらってから購入しています。

──「この成分は入っていないほうがいいよ」みたいなアドバイスをくれるのですか。

谷本: 「これは乾燥しちゃうから、安美には合わないよ」と教えてくれます。私のことをわかって教えてくれるので、本当にいいお姉ちゃんです(笑)。お姉ちゃんに頼るばかりでなく、自分でもこれからもっともっと勉強していきたいとも思います。

──美容に関するお仕事をしてみたいと思いますか。

谷本: 「ファッションや美容の雑誌に載ってみたい」と夢があります。モデルさんのお仕事に興味があるので。いまは自分でメイクすることが多くワンパターンになりがちなのですが、お仕事を通してプロの方にメイクしていただくことで、また新たな自分を発見できると思うし、みなさんにもお見せできると思います。

──実現が楽しみですね。他にこれから挑戦していきたいことや目標はありますか。

谷本: グループとしては、大きなステージでコンサートをしたいというのが9人全員の夢です。本当は、ホールでのコンサートツアーも決まっていたのですが、新型コロナウイルスの影響でなくなってしまって……。でもやっぱり、いままでずっと応援してくださってる方に、大きいステージで9人が踊ってる姿を見せたいので。ホールコンサート、またやりたいなと思います。実現したいです、次こそは!

それと私個人としての夢ももちろんあります。いまはアイドルとして活動しているのですが、元々女優さんのお仕事に興味があったので演技の勉強をしたいんです。女優さんになりたいというのが、将来の最終的な目標です。

──2019年には、つばきファクトリーで舞台「遙かなる時空の中で6 外伝 〜黄昏ノ仮面〜」の公演がありましたよね。グループでの舞台やドラマなどのお仕事も、またできるようになるといいですね。

谷本: 本当ですね。いまの状況だとなかなか難しいですが、コロナウイルスの影響がおさまってくれれば、また幅広い活動をみなさんにお見せできると思うので。あきらめないで、がんばっていきたいと思います。

 

●谷本安美(たにもと・あみ)さんのプロフィール
1999年11月16日生まれ、北海道出身。ハロー!プロジェクトのグループ「つばきファクトリー」の初期メンバー。2014年の「モーニング娘。'14 黄金(ゴールデン)オーディション」を経て、ハロプロ研修生となる。2015年につばきファクトリー加入。2020年9月30日、最新シングル「断捨ISM/イマナンジ?」(zetima)を発売。

ライター・編集者。エキレビ!などでドラマ・写真集レビュー、インタビュー記事、エッセイなどを執筆。性とおじさんと手ごねパンに興味があります。宮城県生まれ。
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