湘南乃風・SHOCK EYEさん「歩くパワースポットと呼ばれる僕が考える、コロナや運との向き合い方」

芸能界最強占い師と呼ばれるゲッターズ飯田さんが、今まで占ってきた数万人の中で、一二を争う運の強さという湘南乃風・SHOCK EYEさん(43)。「運のステージ」が違うとのこと。そんなSHOCK EYEさんは、現在世界中でコロナウイルスが猛威を振るう中、どのように日々を過ごし、運気を上げているのでしょうか。新刊『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(講談社)についてもお話をうかがいました。
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未知なものは不安を煽る

――コロナウイルスが世界規模で蔓延しており、不安が募るばかりです。こんなときSHOCK EYEさんは、どんな気持ちで日々過ごしていますか?

SHOCK EYEさん(以下、SHOCK): 東日本大震災のときもそうですし、いつまでこの状況が続くのか、どうなっていくんだろうって思うのは僕も同じです。でも、長い歴史の中で、これがずっと続くわけではないし、今までもみんなで力を合わせて乗り越えてきた歴史があります。必ずその日が訪れるとわかっているので、今は予防を徹底して自分たちができることを心がけていこうと思っています。

――トイレットペーパーをはじめ、スーパーでの買い占めや感染者数の増加など、不安が連鎖するニュースが次々に出てきます……。

SHOCK: 未知なモノって不安が強くなるし、ネガティブな言葉は人が反応しやすいんですよ。もちろんニュースや情報を得て、少しでもリスクを回避したり、現実を知ることも大切です。ただ、ウイルスの怖さより、ネガティブな気持ちが蔓延してギスギスしたり、人に対して攻撃的になったりしていくことのほうが、僕は怖いと思ってしまうんです。僕自身も、ライブや新刊のイベントも軒並み中止になって、ファンの方々とお会いする機会が奪われてしまいました。6月以降の湘南乃風のライブツアーも控えていて不安なこともありますよ。でも、僕一人ではどうしようもできない問題にクヨクヨ悩んだり時間を割くよりも、今できることに意識を向けよう、いつか会える日のために楽しみをとっておこうと早いタイミングで切り替えました。

――現状を受け入れながら、前も向くと。

SHOCK: 不安定な状況の中でどうポジティブなものをキャッチするか、何をチョイスするかが大事だし、自分の捉え方ひとつで変わると思うんです。たとえば、今回子どもの学校が休校になりましたが、ずっと一緒に家で過ごしていたので、めちゃくちゃ仲良くなりましたよ。最近息子が絵を描いていて、これが結構上手なんですよ!絵を通して父子の会話も増えたし、自分が知らないところで子どもの成長を感じてうれしくなったり。そんな些細な日常でさえ、僕にとってはかけがえのない時間になっています。
もちろん、自分たちが経験したことがないレベルの危機感だということはしっかり意識しつつ、政府や有識者の意見を聞きながら、自分たちで実践できることはやっていきたいです。

ノイズはどんどん消していく

――ご著書の中で、"違和感を感じることはなるべく早く対処した方がいい"とあります。一方では、他者との会話で違和感を感じても"こういう考え方もあるよね"と、受け入れた方が良いのか、迷ってしまうことがあります。

SHOCK: 気持ちがざわつかない方、スッキリする方を選んだらいいいと思います。受け入れて納得するならいいですし、それが我慢や忍耐、後悔を感じるようなら考え直した方でいいなと思います。僕の場合は、相手とお互い納得するまで話をしたり、自分が申し訳ないと思えば謝ることでスッキリするんですよ。要は、自分が感じるノイズを取り除く作業。
たとえば、先日新しくソファーを買った日に、子どもにサインペンで落書きされまして……。一瞬、おいっ!て思ったけれど、でも、これはそのときにしかない記念の品だと思えたら納得できたんです。机に傷ができればアンティークとして味にもなるし、オリジナル感を楽しめるのも素敵じゃないですか。反対に、傷がなくてきれいな方が落ち着くという人は、それも正解です。その人にとってノイズと感じるかどうかが大事なんですよ。

――それがノイズなのかどうか、自分の気持ちすら曖昧なときは……。

SHOCK: 自分のルールを決めちゃえばいいと思います。たとえば人と何かが起きたときは、はっきり伝えるとか、あるいは我慢するとかルールを決める。迷いがあるときは、損得を気にしたり、正解か不正解かで悩んでいたりするだけなんです。たぶん、ルールを決めた後も、はじめは「こっちに決めておけば良かった」ってなるでしょうね。
続けていくうちに、判断がスムーズになって迷わなくなるのでは。選択肢は増えれば増えるほど、心理学的にも不幸になるらしいです。選択肢が多いと、それ以外のものを選んでも、この選択は失敗だったんじゃないかという気持ちが常につきまとってしまう……。それなら選択肢は少ない方が良い。僕は、人付き合いに違和感を抱いたら、ケンカになりそうでも正直に伝えます。それは相手と"話す"と決めているからです。もちろん伝え方を工夫するし、そもそも自分の思い通りにしたいわけではなくて、わかり合いたいんですよね。

ポジティブな基礎体力が必要

――ご著書の中の「一日の中で3つ良かったことを書きだそう」とあったので、実践してみたらとても温かい気持ちになりました!一方で、不安な気持ちになった日はそれさえも感謝として変換した方が良いのでしょうか。

SHOCK: 不安は不安として受け止めた方が良いと思います。無理にポジティブだと思い込ませてもつらいですから。でもネガティブに負けないくらい、ポジティブな基礎体力が必要になると思います。

――ポジティブな基礎体力?!ネガティブさえポジティブが凌駕するようなイメージでしょうか。

SHOCK: そうです。人はポジティブもネガティブも抱えているけれど、ネガティブな情報ばかり吸収していると疲弊してしまいますよね。それにはポジティブが勝るような体力が必要だと思います。筋トレと一緒ですね。日々ポジティブを鍛える感じです。

――いわゆる、"ポジティブの筋肉"が必要になってくるのでしょうか。

SHOCK: そう!新しいの出てきましたね(笑)。その"ポジティブな筋肉"を鍛えるといいですね!湘南乃風だって17年間活動してきて、2018年に初めて2年間活動休止したんですよ。普通に考えたらファンの方をお待たせしてしまうし超ピンチ!それでも僕は、これも大切な時期だと捉えていて、こうやって本を書かせてもらったりパワースポットの話で番組に呼んでもらえたり、休止中のタイミングで新しいことにもチャレンジできました。他のメンバーもすごく前向きに個々の活動を続けながら、結果的に2020年から活動を再開できることになりました。ずっと待ってくださったファンの方々にも喜んでくれて、もっと自分たちも頑張っていかなきゃねって改めて帯を締め直せてもらい、結果的に良かったと思っています。

結婚したいのに出会いがない?

――話は変わりますが、結婚したいけれどいい人がいない、出会いがないという話をよく聞きます。直球ですが、どうしたら良いのでしょうか。

SHOCK: 結婚したいのは自分の本音なのか周りの人がみんな結婚するからなのか、まずは自分に問いかけてみるといいですね。自分の本音は、ダサくても腹黒くても何でもいいんですよ。親が結婚しろという理由でもいいと思いますよ。親の笑顔が見たいと思って結婚生活を始めたら幸せになることだってありますし。
また、相手がいないというのは本当にいないのか、もっといい人がいるはずだとずっといい人探し続けているのか。本当に出会いがないなら出会える場所に行けばいいし、出会っても何か違うと思えば他に探した方がいいですよね。でも、実は今の状態が心地良くて、このままの生活がいいなと感じている人もいるかもしれません。まずは自分の本音と向き合うことからでしょうか。

神社の選び方はご利益?感謝?

――結婚しかり、SHOCKさんにならって神社に行ってみようと思いますが、結婚や商売繁盛など神社のご利益に沿って参拝するのか、もしくはご利益よりも感謝をする場所だと思っていくのか、神社に行くポイントはありますか。

SHOCK: 僕の場合は、ご利益とか神社の情報を求められることが多いのでよくその話をしていますが、自分がときめいたりワクワクする方を選ぶといいですよ。縁結びを信じて通っていたら実際結婚に繋がった人もいるし、神社に行くだけで自分の振り返りができて心が洗われるという人もいます。ようは自分がそこに何を期待するかですよね。
ただ、過度の期待やこれだけやったのに何も生まれなかった……と、自分の不幸に繋がるのなら辞めた方がいいでしょう。
神社は、自分をポジティブにするためにスイッチになる。それは人付き合いも同じで、自分にとってハッピーになる人と一緒にいるべきだし、一緒にいて不幸にしかならない人は無理に付き合う必要はないんです。また、自分ばかりハッピーをもらうのではなく、自分が携わる人もハッピーになってほしいし、自分がもらった以上に返すこと。そうやって何でも高め合っていくことが一番大事だし、運の引き寄せにも繋がっていくと思うんです。

●SHOCK EYEさんのプロフィール
1976年神奈川県生まれ。RED RICE、若旦那、HAN-KUNと共に「湘南乃風」を結成。2003年、アルバム『湘南乃風~REAL RIDERS~』でデビュー。これまでにシングル19作品とアルバム7作品、ベスト盤2作品をリリース。2011年にはポルノグラフィティの新藤晴一、サウンドクリエーターの篤志と共にTHE野党を結成。また、近年は℃-uteやジャニーズWEST、You Tuberのフィッシャーズなど幅広いジャンルのアーティストの楽曲を行う。

オンラインコミュニティ『SHOCK EYEのわくわく相談室』がスタート!
恋愛、仕事、健康、お金...様々な悩みをもつ老若男女のみなさんに、SHOCK EYEがガチンコで向き合います。
https://shockeye.jp/

東京生まれ。千葉育ち。理学療法士として医療現場で10数年以上働いたのち、フリーライターとして活動。WEBメディアを中心に、医療、ライフスタイル、恋愛婚活、エンタメ記事を執筆。
フォトグラファー。岡山県出身。東京工芸大学工学部写真工学科卒業後スタジオエビス入社、稲越功一氏に師事。2003年フリーランスに。 ライフワークとして毎日写真を撮り続ける。