自分を変える、旅をしよう。

旅とは私そのもの。スリランカを拠点にノマド生活を送ることで、いつでも自分の知らない世界に飛び込める

旅によって人生が変わった人や、旅を通した生き方をリーマントラベラーの東松寛文さんが紹介する「自分を変える、旅をしよう。」。後編もスリランカを拠点に家族でノマド生活を続ける西原静奈さんにお話をうかがいます。働く場所を選ばず、旅をしながら生活を続ける西原さん。これからの夢とは?

●自分を変える、旅をしよう。16・後編 西原静奈(29)

リーマントラベラーの東松寛文です! 全リーマントラベラー憧れのノマド生活を送っている西原静奈さん。なぜノマド生活を始めたのか、ノマド生活の現実、これからの夢を聞いてみました。

東松寛文(以下、――): 前編では、西原さんが旅に出るようになったきっかけをうかがいました。後編ではまず、会社員を辞めて、ノマド生活を始められたきっかけを教えてください!

西原静奈さん(以下、西原): 会社を辞めたタイミングは完全に勢いとノリです(笑)。私も夫ももともと旅が大好きで、会社員だった頃から週末や連休の度に一緒に旅へ出かけていました。スリランカへ一緒に行った時に、専属ドライバーをしてくれた方ととても仲良くなりました。夫の唐突な思い立ちで、そのドライバーの上司の方と一緒にスリランカでタクシーサービスの会社を立ち上げることになりました。それがノマド生活を可能にしたきっかけです。

――スリランカを旅して、タクシーサービス会社を立ち上げ!すごいですね!!

西原: スリランカに来る観光客とそれぞれの専属ドライバーをネットや電話を通じて仲介する会社なので、完全にリモートで仕事をすることが可能です。幸いにも多くのお客様にサービスをご利用いただいているため、2人とも会社員をやめる決心がつきました。会社員として働いていると、どうしても時間を奪われ自由に旅することができません。1回きり人生、「好きなこと=旅をして」世界中の新しい景色を見ることに時間を費やしたい!と強く思い、思い切ってノマド生活を始めることにしました。

――ノマド生活を始められて、よかった点、想像と違った点などがあれば教えてください。

西原: 本当によかったことばかりです。まず、自由を得たこと。自分たちの好きなタイミングで好きな場所に、好きな期間だけ旅をできること、これは何よりうれしいことです。旅した場所を気に入って、まだ帰りたくないな〜、もうちょっといたいな〜と思った時には、すぐにフライトを変更して、滞在日数を延ばすこともできます。あと、常に好きなことに好きなだけ時間を費やせます。毎日旅しながら生活できるノマドスタイルは本当に楽しいし、オススメでう。おかげで毎日がとても刺激的で充実しています。
想像と違った点は、コロナ蔓延の現状です……。これは仕方ないことですが、コロナの影響で生活の中心である旅へはしばらく行くことができません。観光業もフルストップなので、無収入です。いつしかまたすぐ旅ができる日を願うばかり。ノマド生活を始めてから、YouTubeで旅先を紹介し始めたので、この自粛期間は撮り貯めていた動画を編集してYouTubeにアップしまくっていますね(笑)。

――ところで、僕を知ったキッカケを教えてもらえますか?

西原: リーマントラベラー・東松さんを知ったキッカケは、友人の紹介です。友人カップルが東松さんのファンで、旅好きの私に本やTwitterをオススメしてくれました。ノマド生活を始めてからは旅動画のYouTubeもたくさん拝見させていただくようになりました。本当に毎回楽しくて、思わず笑ってしまう動画ばかりで、すっかり大ファンです。
今年5月には、夫の友人の紹介で、東松さんとYouTube Liveで対談をする機会をいただきました。まさに芸能人と直接お話しているようでとてもうれしかったです。そして緊張しました(笑)!

――えー!本当ですか? その節はありがとうございました。僕もうれしいです。西原さんは毎日が旅生活ですが、旅に出るようになって、変わったことは何ですか?

西原: 旅を生活の中心に据えて、何もかもが変わりました。もともと私たちはともに会社員で、子どもも生まれたばかりのごく普通の共働き家族でした。それが仕事をやめ、住んでいた東京の家も引き払い、スーツケースひとつで海外を転々としながら過ごすようになりました。海外にいる間は、毎日観光をして現地の取材をして、日々新しい発見をしています。
仕事も100%リモートワークになったので、旅先にパソコンさえ持ってさえ行けば、取材の合間に、どこからでも仕事ができます。現地のホテルやカフェ、時には海辺などで仕事ができるなんて贅沢ですよね。子連れということもあり、大変な時もありますが、刺激的で楽しい毎日です。じっとしていられない私にはこの生活スタイルが合っていると思います。かなりのボロ宿に泊まらざるを得ない時があったり、飛行機に乗り遅れたりなど、旅にはハプニングがつきものなので、メンタルは強くなりました。

――逆に、旅に出るようになっても、変わらなかったことはありますか?

西原: 旅への愛は変わりません!むしろどんどんその価値と魅力にひかれていくばかりです。おかげで、旅そのものを仕事にしたいという気持ちが強くなりました。日本を出るなんて考えられない、という方もいますが、それはもったいないなと思ってしまいます。今は旅先での経験や情報などYouTubeで発信しているので、多くの方に旅の魅力を伝えられる活動をしていきたいです。
YouTubeは応援してくださる方も多く、「楽しいです」とか「役に立ちました」などとおっしゃっていただけることが本当にうれしいです。

――西原さんとって、“旅”とは?

西原: 私そのものです。幼い頃から旅をする機会がたくさんあり、大学生になってからも社会人になってからも、タイミングを見つけては必ず旅に出ていました。旅が好きすぎてCAという職業を選んだほど。そしてCAを辞めた今でも、ノマドという形で旅を続けています。自分の知らない世界へ飛び込み、知らない景色、文化、食べ物、言語に触れることが刺激的で、快感でもあります。新しい地にいる私は一番イキイキしています。これまでの旅でのひとつひとつの経験が、今の私の価値観や考え方に影響を与えていると思います。私にとって趣味でもあり仕事でもある旅ですが、より豊かな価値観を創造するために、おばあちゃんになっても旅はずっと続けていきたいです。もはや生き甲斐です(笑)。

――次に行ってみたい旅先はどこですか?

西原: ヨーロッパにある離島を攻めたいです。これまでは主に東南アジアの離島ばかり行っていたので、今度はまた違う特徴を持ったヨーロッパのリゾートにも行ってみたいと思います。スペインのメノルカ島やマヨルカ島、イタリアのプローチダ島、またギリシャの島々も憧れます!ヨーロッパの街並みと美しい海が融合した景色は東南アジアの離島では決して見られないものです。ヨーロッパの街の雰囲気も大好きなので、もうテンション上がること間違いなしです。妄想しただけで心拍数が上がります(笑)。

――最高ですね(笑)!西原さんのこれからの夢や目標を教えてください。

西原: 世界の国全てを制覇したいです。夢は大きく(笑)。知らない場所へどんどん自分の足を運びたいと思います。地球のどこかに自分の知らない景色を残したまま死んでいくのは悔しいです。今はノマドスタイルの生活も確立できたので、全世界制覇を夢見て、前進し続けます!どんどんいろいろな場所へ行き、世界中の方々に旅の素晴らしさと各国の魅力をYouTubeを通して伝え続けていけたらいいなと思います。いつか憧れの東松さんともコラボできたらうれしいです!

――世界のどこかで西原さんご家族とコラボ!夢はどんどんふくらみます。コロナの影響で在宅勤務が続く方も多いと思いますが、これが働き方だけでなく、暮らす場所も考え直すきっかけになりそうです。世界を旅しながら、働ける未来もそう遠くないかも?!

平日は激務の広告代理店で働く傍ら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」。2016年、毎週末海外へ行き3か月で5大陸18か国を制覇し「働きながら世界一周」を達成。地球の歩き方から旅のプロに選ばれる。以降、TVや新聞、雑誌等のメディアにも多数出演。著書『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)、『休み方改革』(徳間書店)。YouTube公式チャンネルも大好評更新中。
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