松岡茉優×三浦春馬の「決戦」ぶりを見よ!「おカネの切れ目が恋のはじまり」今夜スタート

松岡茉優×三浦春馬主演「おカネの切れ目が恋のはじまり」が今夜スタートします。お金を清く正しく使いモノに恋に一途な清貧女子VS御曹司でお金にルーズな浪費男子。正反対の価値観を持つ2人の じれキュンラブコメ、見どころをご紹介します!
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新ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」(毎週火曜22:00〜、TBS系全国ネット)が9月15日よりスタートする。お金よりモノの本質をたいせつにする清貧女子と、真逆の価値観をもつ浪費男子が出会い、あるきっかけから共同生活を送るーー。「凪のお暇」を手掛けた脚本家・大島里美による、完全オリジナルのラブコメディ。おもちゃメーカーの経理部で働く九鬼玲子を松岡茉優が、その会社の御曹司である猿渡慶太を三浦春馬が演じる。

 

松岡茉優初主演&三浦春馬久々のコメディ

「万引き家族」「蜜蜂と遠雷」「勝手にふるえてろ」「ちはやふる」と主要出演作を並べただけで、それぞれの作品での松岡茉優の役柄が蘇ってくる。それは彼女が一作ごとにきっちりと爪痕を残している証拠だろう。なかでも、今年公開された映画「劇場」ではダメ男に振り回される女性を演じた松岡。観客の男性一人ひとりの心に過去の恋人の影を蘇らせる“何者でもなく、誰でもあり得る”役は、癖の強い役よりもよほどやりづらいはずだ。彼女はそんな役柄を絶妙なさじ加減で演じきることのできる稀有な存在。しかしながら、意外にもドラマは今回が初主演という。どこにでもいそうなOLでありながら、お金の使い方には強いこだわりを見せ、初恋をずっと大切に心に秘め続けている女性、玲子をどのように演じてくれるだろうか。

松岡茉優と三浦春馬、夢のような競演!(C)TBS

一方、ここ最近は東野圭吾原作のサスペンス「ダイイング・アイ」(WOWOW)、殺人事件の容疑者として逃げ続ける男を演じた「TWO WEEKS」(フジテレビ)とハードな役柄の多かった三浦春馬。もちろんそれぞれに魅力的だった。けれども彼の魅力は、シリアスな作品だけで発揮されるものではない。屈託のない笑顔の似合う奔放な役柄を待っていた人も多いのではないだろうか。映像作品ではないが、舞台『ZIIPANG PUNK〜五右衛門ロックII』で彼のコメディ適性に慄いたことを今もはっきりと覚えている。コメディに必要な間の的確さ、身体性の高さ。端正な顔立ちというフリを最大限利用した演技! 今作ではその魅力を存分に楽しめる予感がしてならない。だってあの風貌と演技力をもってして、御曹司役だなんて!

登場人物相関図(C)TBS

二人を囲む盤石のキャスティング

TBS火曜22時枠はここのところ、とくに調子がいい。今年に入って「恋はつづくよどこまでも」「私の家政夫ナギサさん」と続いたバトンを受け取る「おカネの切れ目が恋のはじまり」。松岡と三浦の二人を取り巻く面々も魅力的だ。玲子の初恋の相手には三浦翔平が、かわいい後輩役には北村匠海が扮する。慶太の父でありおもちゃ会社の社長を演じるのは草刈正雄、玲子の所属する経理部の部長には「半沢直樹」での演技も光る池田成志と、ベテラン勢も申し分ない。お笑いコンビ、アインシュタインの二人もドラマ初出演となる。脚本と演出がよければ芸人のキャスティングは飛び道具ではなく、きちんといい効果をもたらすことは「恋つづ」のミキ昴生や「わたナギ」のハナコ岡部の存在が証明したばかり(「わたナギ」にも出ていたずん飯尾が役者として魅力的であることは「アンナチュラル」ですでに知れ渡っている)。そんな中で、若くして演技力もキャリアもずば抜けている松岡と三浦の二人がどのような関係性を見せてくれるのか、その競演が楽しみだ。鎌倉で過ごすひと夏のドラマを観ながら、ゆく夏を惜しむように三浦春馬の演技を目に焼き付けたい。

(C)TBS

ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。
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