コロナ禍にインスタで出会った旅好き仲間。収束したら、みんなとヨルダンに行きたい。
●自分を変える、旅をしよう。#13 ゆっきぃ(30代)後編
リーマントラベラーの東松寛文です! 大学の卒業旅行でアンコールワットを旅したことで、海外旅行にハマってしまったというゆっきぃさん。僕と同じように働きながら旅する方法やこれから行きたい場所など、ゆっきぃさんにとっての「旅」について聞いてみましょう。
リーマントラベラー東松(以下、――): 前編では、導かれるように旅することになったミャンマーのお話が印象的でした!後編ではまず、リーマントラベラーを知ったきっかけを教えてください。
ゆっきぃさん(以下、ゆっきぃ): 4年ぐらい前にインスタを始めたのですが、その時に東松さんと出会いました。まさに、私と同じように働きながら、その合間で旅をしている似た境遇の方だ!と思ってフォローしました。リーマン師匠は、アカウントからも人柄がにじみ出ていて、おもしろくてノリがよくコメントでいじっても返信くれていい人だなと思っていました。
――リーマン師匠(笑)。ありがとうございます!
ゆっきぃ: 私にはない行動力と企画力、そして、ブログやFacebook、YouTubeの連携をうまくされていて、見せ方がうまいなと思いました。リーマントラベラーTシャツを持った仲間と全世界を制覇する「力を合わせて全世界制覇」にも参加していますが、書籍にも写真を掲載していただいたり、参加している方と一体になれる企画を組むことができて、さすが広告代理店勤務のリーマン師匠だなと思っていました(笑)。
――参加していただいて、うれしかったです!リーマントラベラーを知って、旅のスタイルで変化したことはありましたか?
ゆっきぃ: 私の旅スタイルも「社畜+弾丸旅」とリーマン師匠と似ていたので、旅のスタイルに関しては影響を受けることはありませんでした(笑)。
――まさに仲間ですね!旅に出るようになって、変わったことはありますか?
ゆっきぃ: 仕事が忙しくてなかなか長期休暇が取れないので、仕事はしっかりと成果を出すこと、オンオフの切り替えをすることで、旅好きを同僚に理解してもらうようにしました。同僚が休む時は積極的に業務を引き受けて、その分、私が有休を使って旅する時は、お願いしやすい環境を作りました。結果、現在の部署は旅好きも多いため、有休が取りやすくなりましたね。
LCCがメジャーになり始めた頃から個人旅行に目覚めたので、全て自分で手配するようになり、費用を節約でき、その分旅の回数を増やすことができるようになりました。さらに、インスタで旅好き友達と出会い、好きな国が似ているインスタ仲間と旅をするようになったのも大きな変化ですね。
――インスタで旅仲間が見つけられるってすごいことですよね。一方で、旅に出るようになっても、変わらなかったことはありますか?
ゆっきぃ: 語学力ですね(笑)。思いのほか、簡単な英単語で何とかなってしまうので、そのまま英語を勉強もせず、何となくで旅してしまっています(笑)。
――英語圏でなければ、簡単な単語で通じ合うところはありますね(笑)。ゆっきぃさんにとって、“旅”とは何ですか?
ゆっきぃ: 「生きがいであり、視野を広げてくれるもの」ですね。日頃からハードに働いているので、心のリフレッシュにもなり、写真で見ていた世界を自分の目で見られた時の感動、そして現地で出会った人たちとのかけがえのない時間が忘れられないんです。
海外に行くことで、日本人に生まれたありがたさを知ったのも大きいですね。例えば、トイレットペーパーがトイレに流せること、自動販売機がどこにでもあること、街中がキレイで、水道水が飲めること、そしてご飯がおいしいこと、安全に暮らせること……。最強パスポートで渡航できる国が多くこと。これらは海外に行かなければ気づきませんでした。親日国が多いのは、私たちご先祖様が各国に対して行ってきたことに対する結果。日本人というだけで受け入れてもらって、旅をしやすいので、感謝の気持ちを忘れてはいけないと感じるようになりました。
――ゆっきぃさんは、たくさんの国を旅していますが、次に行ってみたい旅先はどこですか?
ゆっきぃ: ヨルダンです。ペトラ遺跡と死海に行ってみたいです。10年くらい前に「世界弾丸トラベラー」というテレビ番組で見て、衝撃を受けた国で、ずっと行ってみたいと思っています。なかなか一緒に行ってくれる友人がいなくて断念していましたが、コロナで外出できない間に、インスタ繋がりで、旅好き・カメラ好きのコミュニティができ、そこで行きたいと賛同してくれた仲間に出会えました。コロナが収束して、長期休暇が取れるタイミングができたら、ぜひ行きたいと思っています。
――積極的にインスタを使っているんですね!最後に、ゆっきぃさんのこれからの夢や目標を教えてください。
ゆっきぃ: きっとこれからも仕事は続けていくことになると思うので、いくつになっても、旅は続けていきたいと思っています。インスタをやっていると「そんなに旅をできてうらやましいです」と言われることが多くあります。働きながらでも時間と環境をコントロールすることで、誰でも海外に行けるということを体現して発信していきたいなと思っています。そして海外旅行をあきらめている方々に、弾丸でも行けてこんなにもたくさんの国や地域をめぐることができるということを伝えていきたいです。
――インスタを発信だけでなく、仲間を見つけるツールとしてもうまく使っているゆっきぃさん。会社員を続けながら、旅する楽しさをもっとたくさんの人に知ってほしいです。僕もコロナ収束後にどこを旅するか考えていますが、旅のかたちも変わっていきそうですね。
-
第45回「私は世界で生きている78億分の1」新型コロナウイルスで世界一周の旅に出
-
第46回海外は怖いと思っていた。旅にハマったきっかけは、猿岩石が作った道を歩くた
-
第47回コロナ禍にインスタで出会った旅好き仲間。収束したら、みんなとヨルダンに行
-
第48回初めての旅でボランティアを経験。同調圧力から解放され、自分の生きている世
-
第49回自由に旅した記憶は、普段の生活で自信をなくしたときに、きっと大丈夫だよと