山下智久、世界進出作でいきなり死体に。Huluオリジナルドラマ「THE HEAD」1話

山Pこと、山下智久が海外連続ドラマ初出演することで話題のHuluオリジナルドラマ「THE HEAD」が世界30カ国で同日公開されました。南極を舞台にした極限心理サバイバル・スリラーで、さまざまな国から実力派キャストが参戦しています。山Pが出演するからといってジャニーズドラマだと思っていたらもったいない!「THE HEAD」を今すぐ見るべき理由とは?
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山Pこと山下智久がメインキャストとして出演する日欧共同製作のHuluオリジナルドラマ「THE HEAD」の配信がスタートした。
日欧共同製作といっても、どうせジャニーズがガッツリ食い込んでて、強引に山Pをねじ込んだとかそういう類のヤツでしょ~? ……と思いながら見はじめたら、これが大間違い。セリフは全編英語(もちろん山Pも)、山Pの他には日本人キャストゼロという思いっきり海外ドラマだったのだ。

同じくHuluで配信されている本作のプロモーション番組「All over the world~山下智久と世界で出逢う~」によると、当初は同行していたマネージャーや通訳も途中で帰ってしまい、山Pは外国人スタッフ&キャストの中、ひとりで数ヶ月にわたる撮影をやり遂げたという。実際、本編を見てもまったく違和感なく英語セリフをしゃべり、外国人キャストたちと渡り合っている……スゴイ!
日本の視聴者はどうしても山Pの英語セリフやパンツ一丁のサービスショットにばかり目を奪われてしまうだろうが、ドラマ自体もかなり本格的なサバイバル・スリラー。謎めいたストーリーにグッと引き込まれてしまった。

第1話でいきなり山Pが!(ネタバレあり)

南極の科学研究基地・ポラリス6を舞台に、太陽が昇らない冬の半年間、基地に滞在する10人の越冬隊に起こった事件を描く本作。南極に太陽が昇る最後の日・4月29日に、夏の仕事を終えた夏期隊を送り出す、やたらと浮かれたパーティーからスタートする。
残された越冬隊はメンバーの結束を固めるため、みんなで「遊星からの物体X」(南極基地を舞台にしたSFホラー映画)を鑑賞するという、これまた浮かれたイベントを開催。この辺がいかにも海外ドラマっぽい。

そしていきなり半年後の10月29日に。夏期隊員たちが再び南極を訪れると、基地はメチャクチャに。さらに越冬隊メンバー7人の死体が発見された。
生存者は1人、行方不明者が2人。行方不明者を除くと唯一の生存者である医師のマギーから事件の真相が語られる……。

こんな感じで回想パートに突入し、越冬隊に何が起こったのか描かれていくようだ。
これが国内ドラマだったら当然、山Pが事件の犯人、もしくは生き残りの重要人物ということになるのだろうが、国際ドラマではジャニーズへの忖度はナシ! いきなり第1話で死体になっていたのにはビックリした。山P目当てでHuluに契約した人、怒るよ!(これから回想パートになるので、まだまだ出てくるはずだが)

他のキャストも正直、どの程度の俳優ランクの人たちなのかよく分からないので、キャストの情報から犯人を推理するのは難しい。意味深な言動や、伏線っぽい仕掛けが山盛りで、登場人物全員がアヤシイのだ。これは考察がはかどる。

犯人は生存者+行方不明者3人のうちの誰か?

普通に考えれば、死体になっていないメンバーが犯人ということになるだろう。
今のところ確認されている生存者はマギーのみ。しかし救助された際、恐怖のあまり錯乱状態になっていたことや、回想パートが彼女目線で語られることなどから犯人とは考えづらい。

となるとアヤシイのは行方不明者だ。
安否が明らかになっていないのは、生物学者のアーサー、その共同研究者で遺伝学者のアニカ、マギーとともに医務室で働いていた基地看護師・エバの3人。
7人分の死体の中には、焼けただれ、誰のものか分からない焼死体が一体含まれており、体格からおそらく女性のものだろうと推測されている。ということでアニカかエバ、どちらかが焼死体、どちらかが行方不明になっているということだ。

中でもドラマの中心になってきそうなのがアニカ。
夏期隊の隊長・ヨハンはアニカの夫ということで、基地を探索した際、ヨハンに向けたメモが発見されている。

「ヨハン、許されないことをしてごめんなさい」「私の手は血で汚れた」「業火に値する罪よ」

思いっきり犯人だと自白しているとも取れるが、三枚の紙片に書かれたメモなので、追加の紙片が発見されてまったく違う意味合いになる可能性もありそうだ(さすがに第1話で犯人が自白しないだろう)。

「業火に値する罪よ」という言葉から、焼死体=アニカである伏線とも読めるし……。

アザラシを穴に埋める山P……アヤシ過ぎる!

死体となって発見されたメンバーの中にも、色々とアヤシイ人たちが。
第1話の回想パートでは、早くも首を切断された死体が発見されている。被害者は通信担当のマイルズ。
そのちょっと前に、基地技術者・ニルスのシャワー時間が長すぎるとマイルズが指摘したことでふたりは大げんかをしている。

それだけのことで首を切断したんだとしたらクレイジー過ぎるが、通信機器の不調に気付いたマイルズが修理のため基地の外に出ようとしているところをニルスは目撃しており、その際、何か声をかけようとしたものの止めている。アヤシイといえばアヤシイ。

さらに、殺害前のマイルズを最後に目撃したのは山P演じる微生物学者・アキなのだ。
この時、山Pは“基地の近くで迷子になって、もう助からなそうなアザラシ”を埋葬している最中という、なかなかの不審行動の真っ最中。アザラシの死体をそのままにしておけなかったアキの優しさと取ることもできるが、

「ゴミを出さず、野生生物と接触せず、ここに存在しないよう振る舞う」

という南極の掟を破ってまでアザラシの死体を埋めるとは……。山Pが意外な鍵を握っている可能性もありそうだ。

錯乱したメンバーが殺し合いというセンも!?

ここまでは、10人の越冬隊の中に殺人犯がいるという方向で考えてきたが、特定の犯人がいない展開も考えられる。
ポイントとなりそうなのが「T3症候群」。

極限の寒さや恐怖から人体を守るため、脳に影響を与えて記憶喪失や精神病を引き起こすT3症候群。シャワー時間の長さをとがめられていたニルスは、このT3症候群の影響で時間の感覚が分からなくなっていたようだ。夏期隊に発見された時、錯乱状態になっていたマギーもT3症候群と診断されている。
越冬隊メンバーが何らかのきっかけでT3症候群を次々に発症し、錯乱してお互いに殺し合う……なんて展開も考えられるだろう。

もうひとつ気になるのが、アーサーとアニカが研究している細菌。
二酸化炭素を食べ、地球温暖化を解決してくれるかも知れない夢の細菌らしいが、そんな未知の細菌、人体に悪影響を与える可能性だってありそうだ。
T3症候群を発症したニルスを心配した(?)アーサーが、

「何か言ったか? 頭の中で何が起こっているか」

と意味深なことを言っていたのも気になる。
アーサーの研究している細菌が、人間の頭に寄生し、脳に影響を与えてT3症候群のような症状を引き起こすのだとしたら……「THE HEAD」というタイトルにもつながってくる。

「THE HEAD」登場人物相関図

メインビジュアルにも伏線が……?

さらに考えられるのが、外部からの侵入者が犯人というパターン。
南極基地にやって来る人がそうそういるとは思えないが、夏期隊が基地を探索した際、非武装地帯である南極基地で弾痕が発見されたことを不思議がっていた。外部からやって来た人物が銃を持ち込んだ可能性はありそうだ。

ここで注目しておきたいのが「THE HEAD」のメインビジュアル。トランシーバーを握る山Pたちを中心に、越冬隊のメンバー+夏期基地隊長のヨハンが写っているのだが、なぜかメンバーの中にエバが見当たらないのだ。
一番左に、後ろ姿の人物が小さく写っているものの、ちょっと女性には見えない。……となるとこの人、誰なの!?

全6話ということでストーリーの展開も早く、第1話からいきなりズドドドーッと謎が目白押し。今後の展開がメチャクチャ気になる! 山Pが出ているからって、ジャニーズのアイドルドラマだと思ってスルーしちゃうのはもったいないぞ!

Huluオリジナルドラマ「THE HEAD」
製作総指揮:Ran Tellem
脚本:Alex Pastor David Pastor
監督:Jorge Dorado
制作:THE MEDIAPRO STUDIO In Association with Hulu Japan and HBO Asia
https://www.hulu.jp/static/thehead/

1975年群馬生まれ。各種面白記事でインターネットのみなさんのご機嫌をうかがうライター&イラストレーター。藤子・F・不二雄先生に憧れすぎています。