マスクバブル崩壊の今こそ「買い」? 次のショックに備えよう

自宅に届いた政府配布のいわゆるアベノマスク。しかし、それから一週間もしないうちに、品切れだったマスクは街にあふれ、激安販売されるまでになりました。コロナショックで、マスクもトイレットペーパーも買わずに乗り切った筆者。災害などに備え、必要そうなものを買いそろえました。

トイレットペーパー 97.7%が日本製なのに…

巨額の税金が投じられた布製のアベノマスクが5月初旬、我が家にも届きました。ただ、マスクの余りがあったうえに、直近は「洗って使えるマスク」を使っていたためアベノマスクは着けませんでした。さらに、最近は近所の100円ショップでも3枚入りのマスクが大量に売られているのを見かけました。こんなに早く、しかも安く購入できるようになったことには驚きました。逆に品不足が意外と長引いたと私が感じたのが、トイレットペーパーです。
2月末、SNSなどで「中国からの輸入がストップしてトイレットペーパーがなくなる」といったデマが拡散。ドラッグストアやコンビニからトイレットペーパーが一気になくなりました。トイレットペーパーに関しては、日本家庭紙工業会が「97.7%が日本製」と発信したり、各地で山積みされたトイレットペーパーの写真が拡散されたりしました。しかし、家の近くのお店で見かけるようになったのは4月半ばになってから。

トイレットペーパーは1人1週間1ロール×家族分、マスクは1日1枚×3か月×家族分

我が家ではマスクは、花粉症対策用に義母から昨年送られた50枚入り×3箱のうち1箱が残っていました。さらに1月下旬に、中国での流行のニュースを知った義母と義父が、薬局で買ったマスクのうち50枚入り1箱と、洗える3枚入りのマスク3袋を和歌山から送ってくれました。

夫は仕事に行くので毎日、着けていましたが、私は3月から在宅ワークに切り替えていたので、マスクを使うのは週1回の買い物のときくらい。無くなりそうだと思ったところ、100円ショップで3枚のマスクが大量に売り出されていました。さらに、雑貨店などでも頻繁にマスクを目にするように…。

トイレットペーパーは本当に切れそうなところで市場に流通。運よく購入することができました。今回は物流に問題はありませんでしたが、地震などでは話が別。物流が止まったら、マスクもトイレットぺーパーも高いお金を出して買わないといけなくなるかもしれません。そんなわけで、マスクとトイレットペーパーは、これから3カ月分(トイレットペーパー:1人1週間1ロール×家族の人数分、マスク:1日1枚×3か月×家族の人数分)をストックすることに決めました。除菌スプレーは、「新型コロナウイルスに対抗! 何度も使いたくなる除菌剤をハンドメイドする」という記事を参考に手づくりしてみます。

東日本大震災では乾電池と水が品薄に。今、備蓄すべきものは?

東日本大震災の際にも東京では、いくつかのものが品薄になりました。乾電池は4本1万円近い金額で販売されていた記憶があります。なかでも単一、単三の乾電池類が品薄でした。同時に、原発事故への不安からミネラルウォーターも。

ここから電池や水などをストックするようになりました。今後は生理用品や、災害時にお皿を汚さないために張るラップ類、お米なども2か月分は買っておこうと思います!小さなお子さんのいる家庭では液体ミルクやおむつ(子どもが成長することを考えて少し大きめをセレクト)なんかもまとめ買いしておくといいかもしれません。

コロナでも地震でも、店頭から消える商品は似通っているように感じます。ある程度長い期間ストックできるものは、平時のうちにまとめて購入するのがオススメです。コロナの第一波が日本では収まったとされる今は、店頭に豊富に並んでいるマスクやトイレットペーパーの買い時かもしれません。

明治大学サービス創新研究所客員研究員。ミリオネアとの偶然の出会いをキッカケに、お金と時間、行動について真剣に考え直すことに。オンライン学習講座Schooにて『文章アレルギーのあなたに贈るライティングテクニック』講座を開講中。
新しく暮らす

Pick Up

ピックアップ