「おうち時間」で散財してません? 失敗しない通販での洋服選びとは。

新型コロナウィルスの感染拡大で、外出自粛や百貨店の営業縮小が続いています。その影響で、おうちでスマホやパソコンから通販サイトにアクセスし、洋服を見る機会も増えたことでしょう。「ストレスでついつい衝動買いしてしまう」なんて方もいるのでは? スタイリストの福田麻琴さんは、「通販で『いいな』と思っても、ページを閉じて3日は考えて」と話します。 『ただ着るだけでおしゃれになるワンツーコーデ』(西東社)の著者であり、雑誌『LEE』や『Marisol』をはじめとして数多くの女性誌や広告でも活躍中の福田さんに、衝動買いを防ぐコツや、ブランド選びで意識しているという「サステナブル」について語ってもらいました。

通販は“3日考え、5コーデ組めたら”買ってよし!

なかなか外出もままならない中、通販サイトで洋服を物色する方も多いと聞きます。こんな折ですから「ちょっとでも気分をあげよう」と、派手で斬新なデザインのものが気になったり、普段着ないような服に冒険しようと思ったりしてはいませんか?
気持ちはわかりますが、一旦落ち着いて。試着できるお店ならまだしも、急に今までと違うテイストや色味の洋服に通販サイトで手を出すのは危険です。

通販で「欲しい!」と思ったアイテムは一呼吸おいて3日間くらいねかせてみてはいかがでしょう。そのアイテムを家にある手持ちのものと頭の中で組み合わせ、5コーディネート以上思いつくようであれば、購入後も活躍するワードローブの一員となるはず。
可愛いけど合わせにくいデザインのものや、個性的すぎるアイテムは、買いたい気持ちをぐっとこらえるのが賢明かもしれません。

信頼しているブランドで定番アイテムを

通販でのお買い物に向いているのは、よく利用する着慣れたブランドの品。特に定番のアイテムは素材やサイズ感がガラリと変わっていなければ、少しの差なので失敗しづらいと思います。一枚お気に入りを持っているなら、新色を買い足すくらいがオススメです。

気に入ったらもう一枚、もう一色!この買い方なら失敗が少ないはず。定番品ならなおさら間違いなさそうですね。 リブセットアップは12closetと、ロングTシャツはハッシュアッシュとのコラボ。 コラボなのでよく知っている私は安心してもう一枚、もう一色買いしました!(笑)

ボトムスに関しては通販での購入は慎重に。
お尻まわりや足の長さなど個人差が出やすいため、モデルの着用写真だけで判断すると失敗しやすいアイテムなのです。
もともと持っていて気に入っているものが古くなり、同じものを買い換えたい、同じ型の色違いが安く売っている場合など、着用イメージがしっかりできるものを手軽に手に入れるのは良いと思います。

「見せる収納」で買いすぎ防止を

物を増やしすぎないためのコツとして、「見せる収納」があります。バッグなどは特に、同じようなものをいくつも買ってしまいがち。
私はバッグをなるべく見えるように収納しています。場所をとるので、大きなバッグの中に小さなバッグを入れてコンパクトに。中には何が入っているか把握できる量しかいれません。
そうすると、通販サイトを眺めながら気になるものがパッと目に飛び込んできてもすぐに買おうとはならない。一度クローゼットを確認して、似たようなものを持っていないかチェックしてみましょう。

クローゼットの棚のbag収納スペース。なるべく見えるようにしまっています

時間があるからこそ「サステナブル」をチェック!

それでも「我慢、我慢」の日々はやっぱり、少し物足りないですよね。家の中にいながらも、ファッションは楽しみたい。それにネットショッピングが気晴らしになるのも事実です。
時間のある今だからこそオススメしたいのが、買い物の際に商品そのものだけでなく、企業の取り組みや理念に着目して、ブランドを選ぶこと。

昨今、注目されている「サステナビリティ/サスティナビリティ」(※)も代表的な取り組みの一つ。
環境に配慮した素材を使用したり、衣類の廃棄量を減らすために引き取りサービスを実施したりといった様々な企業努力も、買い物をする際のお店選びの判断基準にしています。

おうち時間を使って勉強中!知れば知るほど面白い!私にもまだまだできることがありそうです

今までは、「可愛い!→(購入ボタンを)ポチッ……」だったあなたも、これを機に、そのファッションブランドが環境のためにどんな取り組みをしているかなどを調べてみると、意識や選択肢も変わっていきます。
「ブランドやメーカーの名前+サステナブル」で検索をしてみると、愛用しているブランドの新たな一面が見えるはず。

欲しいと思ったその商品が、本当の意味で自分の心にフィットするかを判断すること。それもまた、失敗しない洋服選びの基準になるかもしれませんね。

(※)持続可能な範囲で、という意味の英語。様々な企業が、自然や環境に持続可能な範囲で配慮した事業開発や展開を行うという目標を掲げている。

●福田麻琴(ふくだ まこと)さんのプロフィール
1998年に文化服装学院を卒業後、アパレル会社勤務を経てスタイリストの森美幸氏に師事。2003年に独立。「LEE」や「Marisol」、「éclat」(集英社)などの女性誌を中心に広告、CM、カタログ、タレントのスタイリストとして活躍。30~40代の女性に絶大な支持を得ている。1児の母。著書に『38歳から着たい服』や『コスパのいい服』(ともにすばる舎)や新刊『ただ着るだけでおしゃれになる ワンツーコーデ』(西東社)がある。

『ただ着るだけでおしゃれになる ワンツーコーデ』(西東社)

福田麻琴

現在肩書き無し。30歳の夏、港区での彼氏との同棲を解消、同時に8年マネージャーとして勤務した芸能事務所を退社する。ライター業ではお笑いやサブカルチャーに関するコラムをwebサイトに寄稿など。
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