【ナリ心理学ナリくん】幸せになれない人は「知らないだけ」なのかも
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん 42
幸せに生きられない大人の共通点
大人になり幸せに生きてない人の共通点は、「子どものころ身近に幸せに生きてる大人がいなかった」ってことが理由の一つになっていると思うんですよね。
それって、単純に「人生は幸せに生きていい」を知らないってこと。
子どもにとっては、やっぱり周りにいる「大人たち」は自分の人生にものすごく影響を与えるのは言わずもがなだろう。
一番影響を与えるのはそりゃ、両親だ。心理の仕事をしていると、表面的にどんな仕事や活動をしているかにかかわらず子どもは、「母親みたいになる」「父親みたいになる」をものすごく目の当たりにする。そして、結局「自分はあの両親の子ども」の呪縛から逃げるのはすごく難しい。
(母親みたいになりたくない!と頑張って子育てして「結局、頑張りすぎて母親みたいな子育てをしてしまいました」、なんて連絡は本当にものすごく多い。)
知ることで幸せになれる
幸せって知識だと思う。
ナリは18歳で長野県(北部の田舎)から上京してきました。
最初、びっくりしたのが(当時の僕がね)とにかく東京には、30代の独身者、30代のフリーターがたくさんいたことです(長野にもいたのだろうけど、世界狭すぎて知らなかった)。
地元だと、20代も後半になれば「え?まだ独身なの?」「○○くんのお姉ちゃんまだ結婚してないらしいよ」のオンパレードだ。誰が悪いってこともない、そーゆーもんなんだろう仕方ないと今は思うが。
上京して最初に働いたバイト先でも、正社員さんだと思ってた人たちが、バイトで自分とほとんど変わらない時給で働いていることを知って本当にびっくりした。
今は別にそんなことびっくりすることじゃないことなんてわかるけれども。世界が狭すぎて知らなかった。自分の世界以外にも沢山の考え方や生き方があることを僕は理解してなかったんだ。
それと、東京は40代なのに綺麗な人がめちゃくちゃいることにも本当にびっくりした。40代だって、「友達のお母さん」って感覚だから「お姉さん」的な人がいるわけないと思っていたんだな。
知らないからびっくりした。ただそれだけの話なのだけど。「知らない」から「知る」ってそれだけで世界が変わると思うんだよな。ない袖は振れないように、知らないことは選べないのだから。
幸せは知識だと思う。
今、仕事が楽しくない人はたぶん、楽しく仕事をしている人を知らないのかもしれない。今、孤独で寂しい人は、孤独なのに毎日楽しんでる人を知らないのかもしれない。今、お金がなくて辛い人は、お金がないのに楽しそうにしてる人を知らないのかもしれない。知らないだけなのかもしれない。
問題は自分自身ではなくただ「知らないだけ」なら、知っていけばいいだけだ。
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