意識、どんどん下げてこう。by ナリくん

【ナリ心理学ナリくんお悩み相談】結婚する前に一度だけ…この欲望、どうしたらいい?

月間400万PVのAmebaオフィシャルブロガー、公式line@のフォロワーは約28,000人。心理学や哲学について、笑いを交えながら教えてくれる「ナリ心理学」ナリくんのエッセイ&お悩み相談です。無理して「意識高い系」でいようとするより、今までとはちょっと違った見方、していきませんか。毎週木曜更新です。

●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん【お悩み相談編】

Q:今回のお悩み ↓ (今回はtelling,にお寄せいただいた相談をお送りします)

  • 私ごとですがもうすぐ結婚します。「もうほかの男性とは一生会えない、抱かれない」と思うと、5年ほど前にデートを3.4回した2歳下の男性との思い出がほしい(抱かれたい)という願望が日に日に強くなってきました。当時、最初はその年下くんから連絡が来ていたものの、徐々に連絡が途絶えて沈下。手も繋がないプラトニックな関係でしたが、私は今でもしょっちゅう思い出すくらい好きな人でした。「やれたかも委員会」(吉田貴司さん著)ではないですが、このモヤモヤを、抱かれて解消したい。過去に少しデートした女性から誘われたら男性は引きますか? ちなみに、婚約者に失礼なのは重々承知していますが、そこはスルーしてください。

A:ナリくんのお答え

え?質問そっち?そっちなの?

ナリです。
ってか……え?質問そこなの?「過去に少しデートした女性から誘われたら男性は引きますか?」って、そっちの質問!?

それでしたら、全然、引かないですよ!全然オッケーです!あなたという女性が「あり」なら「あり」だし、「なし」なら「なし」。純粋に、あなたという女性が「あり」か「なし」かってだけの話です。シンプルですね。「過去に少しデートした女性から云々」というところには、1ミリも何もないと思っていただいて構いません。

ただ、冒頭にて言ったとおり、この質問には「っえ?そっちなの?」感がえげつなくありました。だって、普通は ――普通って言ったら「普通ってなんやねん!」って話に広がってしまうからあれなんですが、でもあえて使わせてもらうと。

普通ここでの質問は、
「結婚するのに他の男性のことを考えてしまっている自分ってなんなんですか?」

じゃないですかね。ごめんなさい普通とか使って。ただ、もうそこには確固たる意志があるって感じなんですかね?

ラオウっぽく言うと(できたらラオウっぽく言ってほしくないって気持ちは今は封印してください)。

「我が生涯に一片の悔いなしにする方向で考えると。我、結婚するに当たって。我、もっと他の男とやりたいと思っている。ただ我も、それがパートナーに失礼だというのは重々承知なのである。でも我、その思い止められない。止まりそうにない。我、まさにかっぱえびせん状態である」

ってことなんだろうけど、確かに純粋にその気持ちがあるのよくわかる。「もう一生この人(夫)以外とは無理だなんて」と思ってしまう人がいるんだろうということは、理解ができます(女性の話を、ラオウを使って説明した人類初の男がナリである。知らんけど)。

ただ、ただ、それでも言わせてほしい。もう一生この人以外とは無理なのか…と思うこと以上に、「秘密を持って生きるのは辛いぜ」と。

僕は、その「結婚する前に他の男性とやっておきたい!」という気持ちを否定するつもりはないけど、それをした時のリスクについてちゃんと考えたほうがいい気がします。

隠すべき秘密を持って生きるっていうのは、想像以上につらいです。僕的に「もう一生この人としかやれないのか」と後悔することより、隠すべき秘密を持ち続けることのほうがはるかにつらいと思ってます(いや、我は後悔するほうが嫌だ。というのであればそれでも良いと思いますが、質問してもらっているのでナリの考えを話させてください)。

旦那さんもラオウになるくらいに

ほかの男性とやってみたい気持ちがあることも、理解できます。
なので、おすすめのプランとしては。
「まず、今の旦那さんを有り得ないくらい好きになってみる」
ってことをしてほしい。ほかの人とやりたいという思いとは別に、本気で旦那さんを好きになってみてほしい。とことん熱中してみてほしい。趣味旦那くらいに。それは旦那さんに依存するってことじゃなくて、旦那さんにも「あー、我、うぬと結婚してよかったー」って思ってもらえるくらい、あなたもステキな女性になろうってことも含まれます。(旦那さんもラオウでびっくりした)。

旦那さんに不満はゼロで、旦那さんも不満がゼロで、毎日びっくりするほど楽しい!にする。

それでも「思い出が欲しい」と思うのであれば、秘密を隠し通す覚悟を持っても後悔しないと思います。とことん旦那さんに熱中して、やるだけやってもなお「思い出が欲しい」と思うなら、これはもう本心からそう思っているのだと思います。

ただし、悲しいお知らせとして、今の旦那さんと最高な毎日を過ごす覚悟がない人に、隠すべき秘密を隠し通す力はないと思います。
「我が生涯に一片の悔いなし」と思うためには、まず目の前のことに本気で取り組むのがいいかと思います。

女性向けのサイトでラオウ(「北斗の拳」)をここまで推したことに関して、少しだけ「これで良かったのか?」という悔いは残ってます。

続きの記事<「女性らしくない」と言われて悩んでいます>はこちら

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●ナリくんのブログ「ナリ心理学」オフィシャルブログ

月間400万PVのブログを運営する株式会社ナリ心理学を主宰。Amebaオフィシャルブロガー。
フォトグラファー。北海道中標津出身。自身の作品を制作しながら映画スチール、雑誌、書籍、ブランドルックブック、オウンドメディア、広告など幅広く活動中。