花屋さん、今日はどのお花がおすすめですか。06【スイートピー】

冬こそ部屋に花を飾りたい!1000円以内で可愛く魅せるお花は?

そこにあるだけで、癒しをくれる花。贈りものとしての役割が大きくて、ついつい“特別なもの”と思ってしまいがちですが、たった一輪、暮らしの中に飾るだけでいつもの空間がやさしくなる気がします。花のある“ちょっと幸せ”な日々。そんなフラワーライフを送るべく、花好き女子が旬の花を買っては紹介していくコーナーです!基本的に毎回の予算は1,000円くらい。ハッピーフラワーライフへの道はいかに。

もうスイートピー!?

すっかり肌寒くなり、冬の始まりを感じる12月。ちょっと厚手のアウターが必要になってくるようなこの時季に、街の花屋さんの前を通りがかったら出会いました。スイートピーに!

昔ながらの花屋さんの店頭で、その日のイチオシとして売られていました。この昭和な感じのラッピングがかえって新鮮。フィルムの中に顔を突っ込んでみると、スイートピーの甘いさわやかな香りが、かなり強く味わえてめちゃめちゃハッピーです。

薄い花びらが不規則に波打つ様子は、香りと同じくスイートピーの大きな魅力のひとつ。軽やかで、はかなげで、でもどこか生命力に満ちていて……春の花って感じがします。個人的なイメージとして、スイートピーは3月くらいの花という感じなのですが、花屋さんではもう出回っているんですね〜。早い! 予想外の出会いに即買いでした。

つる性のマメ科植物らしく、茎がウネッと曲がっているのも愛らしいです。茎も花びらもくるりん、くるりん。曲線の美と申しましょうか、スイートピーってきれいだなぁって,
しみじみ見入ってしまいます。イタリア原産らしいですが、もしスイートピーが咲き乱れる花畑で横になんてなろうものなら、その香りのよさとフワフワ感に起き上がれない気が。

茎が細いから

花びらが繊細なスイートピー。茎も繊細です。

そしてとてもまっすぐ。ということで、和テイストの一輪挿しにスイートピーだけを5本、生けてみました。

こんな感じ。花のフリフリと淡い紫色を楽しみたかったので、あえてスイートピーだけで! 茎が細い花だからこそできる、口が狭い器へのたくさん生けです。この一輪挿しは随分前に古道具屋さんで100円で購入したもの。意外といろんな花にあうので重宝しています。

5本生けても結構余裕。

1本だけ入っていたカスミソウはマスキングテープで壁に貼り付けてドライにすることにしました。軽くて風の通りもよさそうなので、カスミソウってドライフラワーにもってこい。完全に乾いたら本棚の上に置こうかなと画策中です!

ドライにしてもきれい

ちなみに、スイートピーもドライフラワーにするときれいですよ〜。

さっきのスイートピーを飾って10日後くらいの様子。わざわざドライにするために吊るさなくても、生けているうちに自然ときれいに乾いてくれました。まだちょっと生乾きですが、このまま乾かして小さな器に入れてみようかな。

ドライになると花に入っているラインがより鮮明になって、それが昆虫の羽根のようでたまりません! 花って、どんな姿も美しい。一緒にいればいるほど違う姿を見せてくれて、ますます心奪われていきます。

今回のお花代:合計400円。

さて、次はなんの花を家に連れて帰ろう?
やっぱ花っていいな。

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編集者。台湾に心奪われ隙あらば旅に、あげく勤めていた出版社を辞めて台北に語学留学。台湾や植物関連の書籍制作に携わる。ラブ台湾、ラブ植物!