花屋さん、今日はどのお花がおすすめですか。05

花屋さん、今日はどのお花がおすすめですか05 ダリア

そこにあるだけで、癒しをくれる花。贈りものとしての役割が大きくて、ついつい“特別なもの”と思ってしまいがちですが、たった一輪、暮らしの中に飾るだけでいつもの空間がやさしくなる気がします。花のある“ちょっと幸せ”な日々。そんなフラワーライフを送るべく、花好き女子が旬の花を買っては紹介していくコーナーです! 基本的に毎回の予算は1,000円くらい。ハッピーフラワーライフへの道はいかに。

●花屋さん、今日はどのお花がおすすめですか。05

秋はなんてったってダリア!

このゴージャスなフリル! くるりと巻き込んだ花びらが幾重にもなる姿は、まさに主役!といった堂々たるたたずまいです。これぞダリア。毎年秋になると、色とりどりのダリアが花屋さんに並んで目を引きます。この子は大輪咲きで、ソフトボールくらいのビッグサイズ!! 滑らかなピンクに目を奪われて、即決めでした。

もうちょっと寄ってみると……

ピンクのなかにところどころイエローが差していて、きれいったらありません。美女のアップって美しいですが、このダリアもアップで見れば見るほどうっとりする美しさ。

美女はうなじだってきれいです。花びらが透けてはかなげで……。どこから見てもビューティー!

いったい何枚花びらがついているんだろう? 横顔も美麗。ふわふわとした花びらのエアリー感がまた、たまりません。

ダリアの生まれ故郷は、メキシコやグアテマラあたりの涼しい高地。メキシコでは国花にもなっています。名前は、ダリアを図鑑で紹介したスウェーデンの植物学者アンドレ・ダールから命名されたそうです。花屋さんで見ると1本500円前後と一瞬割高に感じるかもしれませんが、この存在感、この華やかさを目にしたら納得。だって劇的にきれいなんですもん……!

いっしょに飾るなら

ダリアは1本だけですばらしく映える花ですが、秋色の脇役を添えてあげるとよりビビッドな色が引き立つ気がするな〜。

ということで、今回はユキヤナギの枝ものと、フワフワした穂がかわいいアマランサスを生けてみました。なんだかいい感じ!

アマランサスのドアップ。ちょっとおいしそう……と思っていたら、それもそのはず。アマランサスはヒユ科で、食用品種も育てられているようです(これは切り花用なので食べられません!)。

アマランサスを1本だけ、華奢な瓶に生けてもかっこいい。ちなみにこの瓶は化粧水の空き瓶です。どっしりした分厚いガラスとレトロな形に一目惚れして、はじめから使い終わったら花瓶にしようと思って買いました。ドラッグストアで600円くらいかな? 使い心地もさっぱりしていて、リーズナブルでと、良いことづくめでした。

今回のお花代:合計939円。

さて、次はなんの花を家に連れて帰ろう?
やっぱ花っていいな。

編集者。台湾に心奪われ隙あらば旅に、あげく勤めていた出版社を辞めて台北に語学留学。台湾や植物関連の書籍制作に携わる。ラブ台湾、ラブ植物!