花屋さん、今日はどのお花がおすすめですか。07

花屋さん、今日はどのお花がおすすめですか07 【ミモザ】

そこにあるだけで、癒しをくれる花。贈りものとしての役割が大きくて、ついつい“特別なもの”と思ってしまいがちですが、たった一輪、暮らしの中に飾るだけでいつもの空間がやさしくなる気がします。花のある“ちょっと幸せ”な日々。そんなフラワーライフを送るべく、花好き女子が旬の花を買っては紹介していくコーナーです! 基本的に毎回の予算は1,000円くらい。ハッピーフラワーライフへの道はいかに。

●花屋さん、今日はどのお花がおすすめですか。07

魅惑の黄色いポンポン、3月8日はミモザの日

ジャジャン!!! 待ってました、ミモザの季節! 大きさ1cmにも満たない小さな小さなフワフワポンポンな黄色い花が密集したミモザが、店頭に並ぶ時期がやって参りましたよ!

ミモザは枝ものなので、結構デッカいです。その伸び伸びした姿やオジギソウみたいな葉っぱもかわいいので、ここは大きめにドーン!と生けたい! ということで、同じく春の代名詞であるチューリップと、おまけにアオモジの枝ものも買ってみました。

無造作に、ガラス花器にミックスしてバサッと。春らしいポップな黄色が部屋をパァッと明るくしてくれます。ガラス花器は球根の水耕栽培用のものを活用。ガラスの透明感が春の花の初々しさに合うかな〜と思って。なかなかいい感じだなと自己満足です。

アオモジちゃんは、裏側に。緑の小さなトマトがいっぱい……みたいに見えますが、これツボミです。この子たちがあとからワラワラ〜っと咲いてくるのは、それはそれは美しいのです!!(下の方に咲いた写真あります〜)

花を生けるときって、ちょっと切った短い茎とか枝が出ちゃうんですけど、それを小さな器に入れてあげるのもかわいいです。

こんな感じ。アオモジの小さな枝を、台湾で買って来た茶杯(お茶用の小さな器)に入れてみました。う〜ん、キュート! 花を入れる器って実はなんでもよかったりするもんなんですよね。

差し込む西日に映えるミモザ。あぁ、かわいいよミモザ……! 顔をぐぐっと近づけてみると、ほんわり甘〜い(私は砂糖水みたいと思っている)香りがするのもチャーミングです。

そして数日後

ミモザを買うときに、花屋さんのお姉さんが「きれいに咲いているときに水から上げて、ドライにするのもいいですよ」って教えてくれました。

単純なのでその通り実践。紐でくるくる縛って吊るしただけですが、おお、なんかスワッグ(壁飾り)っぽい!?

ちなみにいま住んでいる家は元は和室だったらしく、部屋に長押(なげし)があります。いつもスワッグとかドライフラワーを飾るときは、そこにクリップを挟んで吊るしてます。これ、便利です。

そして! チューリップが散ってしまったころ、咲きましたよ! アオモジの花が!!

こんな感じで、下からどんどん咲いていきます。細やかな黄色い花芯と淡いグリーンの花びらの優しい組み合わせが“和のお花”って感じです。このあと枝の先端まできっちり咲いてくれました。チューリップは散ってミモザはドライにしていたので、アオモジだけ別の花器に生け替えてます。こうやって時間差で楽しめるのも、枝もののいいところ!

大好きなフラワーアーティストさんに最近お会いして教えてもらったのですが、3月8日は
「ミモザの日」だそうです。

部屋と気持ちを明るくしてくれる、ポンポンみたいな黄色いミモザ。
ぜひこの時期に同居してみてください!!

今回のお花代:合計約900円。

さて、次はなんの花を家に連れて帰ろう?
やっぱ花っていいな。

編集者。台湾に心奪われ隙あらば旅に、あげく勤めていた出版社を辞めて台北に語学留学。台湾や植物関連の書籍制作に携わる。ラブ台湾、ラブ植物!