【古谷有美】バカになれたら―みんみん画伯×telling,
TBSの朝の顔、古谷有美アナ。またの名を「みんみん画伯」。インスタグラムに投稿される、繊細でスタイリッシュなイラストが人気です。telling,に登場した女性たちの言葉から、イラストをお届けします。
●みんみん画伯×telling,
バカになれたら
「バカになれたら楽なのにね」 最近、とあるドラマの台詞が頭の中をリフレインしていました。バカになって、自分の見え 方や、他人の心の動きや、上司の反応や、好きな人へのメールの語尾、どれもこれもすべて どばどばーーーーっとどうでも良くなって、破天荒でぶっきらぼうだけど人間臭くてなんか 嫌いになれないみたいな人になっちゃいたい(そもそもそんな人が現実にいるのだろうか)。
そんな風にざわつく心が「どうして自分だけがこうも疲れるのだろう?」と叫びたがっている時。
困ったことに、意外と私たちって「疲れた」が言えないんですよね。臆病な人は、疲れたと言うことすら億劫なので、疲れたと言うぞ宣言から始めちゃう律儀なところがある。わたしは自分のなかの、このリトル律儀さんに気づいてから、弱音を吐くことがとてもとても楽になりました。
律儀で真面目なみなさん。急に悪態ついたりするのはハードル高そうですが、「バカになってやるんだから!」宣言からまず始めてみるのはどうですか。あなたが言う「バカになっていい?」「弱音吐いていい?」きっと、周りの方は大きな心ですんなり受け止めてくれるはずです。わたしも、そういう人たちの弱音を聞くの、すごく好きですので。さ、どうぞ、どうぞ。
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