ミレニアル女子へサイバラの喝。「くねくねしてんじゃねーよ!」02

結婚・出産のライフイベントを迎えるミレニアル女子は、属性も様々。久しぶりに会った友人同士で、共通の話題を見つけられずに悩んでいる人も多いのでは……。え、私だけ? そんな悩みを『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(KADOKAWA)の著者、西原理恵子さんにぶつけると、またもやぶった斬られました。

前回はこちら

●ミレニアル女子へ、サイバラの喝!

属性がバラつくお年頃の、女ともだちとの付き合い方編

――この年になると、独身・既婚・ママ・バリキャリ……とまわりの女子たちの属性もバラバラで、雑談に困るんです。何げなく言ったひと言が、知らない間に相手の地雷を踏んでいたりしないかな、何を話すのが正解かなって。

西原さん(以下、西原) あのねえ、あの子に何か悪いこと言っちゃったかしらって? 15歳から何も変わってないんですか。それで怒るような相手なら、もう会わなきゃいいじゃん。

180607西原理恵子さん②_01

  そういうことを言うイタい子って、ずっと変わらないんだよね。主婦になってもバリキャリになっても、イタい。「私が、私が」ってね。相手に悪かったかもなんて言って、実は自分のことしか頭にない。

――悪く思われたくないんですよね。要はみんな「いい子」であろうとして苦しくなっている気がします。

西原 そんなにいい子ちゃんになりたい? そんなんで結婚したら、実家の親の面倒は見られなくても、義父のおむつを替えなきゃいけなくなりますよ。ひきこもりにうんこを投げられる生活。それでよければいいよ、あなたの人生なんで。

くねくねしてんじゃねーよ。

 今はもう、私たちの親の世代は「自分が散々苦労したから、あんたはそんな思いしなくていいよ。嫁におむつを替えられるなんて冗談じゃない」って言うでしょう? 天敵の姑(しゅうとめ)でさえね。自分のことは自分でやりますっていう時代になったのに、人によく思われたいって人目を気にしてるヒマがあったら、資格のひとつも取れや。
 まったく、くねくねしてんじゃねーよ。

――くねくね……。西原さんは、まわりの目が気になる時はなかったんですか。

西原 私は高校を退学になった時に、まわりもナニもなくなりました。父親が自殺して、だらだら生きるお金はない。お母さんが父親に殴られるのも見ていたから、ここにいたら自分も夫に殴られて、子どもを殴る母親になってしまう、地元の高知を出て、大好きな絵で生きていきたいって思ったの。

人の目を気にしないで、個人主義で行け

 20、30代になってもまわりの目を気にしてるなんて、小中学生の時に、好きでもない友だちと一緒にお弁当を食べて、親友づらされて、悩みを聞かなきゃいけない、あのウザさから変わってないよね。そんな友だちは、あなたを助けてくれないよ。本当に困った時に助けてくれる人ってめったにいないんだよ。だから自分の時間を大切にしないと。

 いい加減、個人主義で行こうよ。幸せになるために、己の幼さは便所に流してください。

誰かのせいに、何かのせいにしていないか?

――うーん。でも……

西原 でも、はナシ! このままだと、腐れババアになりますよ。その初期症状は、「誰かのせい、何かのせいにしている」。将来のための貯金は? 離婚することになったら? 考えることはたくさんあるでしょう。

180607西原理恵子さん②_02

 もし、男がこんな話をしていたらどう思う? 友だちとつまんない話をして、アイツを怒らせたかもしれない、属性の違う人とうまく話せない……って、どれだけダメか、わかりますよね。

――西原さんの友人はどういう人で、どんな話をするんですか。

 そもそも、大人になると友だちってそんなにいらないから。(小説家の岩井)志麻子ちゃんと、(編集者の中瀬)ゆかりちゃんくらいかな。会うと、収穫期のち●ぽの話をしているよ。

――た、確かに、ち●ぽの話なら属性関係ない、のか……? 勉強になります。

自分の時間をつくろう、そこには素晴らしい友だちが待っている

西原 私は水商売のバイトをしていたので、人の悪口を言う人をたくさん相手してきました。まったく悪くないお店の女の子に罵声を浴びせるような人もいた。でも、これは高い時給をもらっているから聞いていられるの。タダで人をつかまえて、タダで愚痴や文句を言うのは、ものすごくずうずうしい人だよ。そんな雑談に付き合う時間があったら、ヨガに行くなり、ジョギングするなり、自分の時間をつくっていきましょうよ。そっちには素晴らしい友だちが待っていますよ。

『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』

『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』

著:西原理恵子
発行:KADOKAWA

●西原理恵子(さいばら・りえこ)さん プロフィール
1964年高知県生まれ。88年『ちくろ幼稚園』でメジャーデビュー。96年カメラマンの故・鴨志田穣氏と結婚し、一男一女をもうける。代表作は『毎日かあさん』『ぼくんち』など。2017年6月発行の『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』がベストセラーになる。

未婚、既婚、子どもの有無、転職や独立の経験者。恋好き、旅好き、おいしいもの好き(缶チューハイ含む)。さまざまなstoryを持つ「telling,」編集部メンバー。
フォトグラファー。北海道中標津出身。自身の作品を制作しながら映画スチール、雑誌、書籍、ブランドルックブック、オウンドメディア、広告など幅広く活動中。

Related Story

関連ストーリー