ぺこ(22)、りゅうちぇる(22)

ぺこ・りゅうちぇる かわいいママとパパになりたい!

ぺこ(22)、りゅうちぇる(22) 今年の夏にママとパパになるぺこ&りゅうちぇるさん。「結婚してもいつまでも仲良しでいたい」と思っても、いい関係をキープするのは結構難しいもの。夫婦仲良しでいられる秘訣、これから産まれるお子さんへの思いを聞きました。

ぺこ 2016年の12月に入籍して、去年の9月に結婚式挙げたけど、つきあって半年くらいからずっと一緒に暮らしてたから、そんなに変わってない気がする。あ、でも「彼女」から「奥さん」になれたから、ちょっとは家庭的なこともしよう、って思うようになったかな。

りゅうちぇる こないだもお弁当作ってくれたもんね!

ぺこ そんな大層なものじゃなくて、「筑前煮」とか作ったこともないし、おにぎりにちょっとおかず添えたくらいの、お弁当とも呼べないもんやけど…。なんか、ちゃんと形として、愛を表現できるようなことをしてみたいな、って思うようになって。お料理するとか、毎日お洗濯するとか…同棲のときは全然気にしてなかったのに(笑)。

りゅうちぇる 僕が朝キッチンに行くとお弁当が置いてあって、「あぁ、今日もお仕事がんばろ」って思えて、本当にハッピーになれるもん。

ぺこ そっか。なんか、今までは全部自己満足というか、お弁当作ったとしても「お弁当作ってあげてる自分が好き」みたいなところがあった気がする。自分大好き人間やから(笑)。でもほんと私、基本冷めてるから、こんなに本気で「喜んでもらいたい」「この人のためにやってあげたい」って思えたのは、りゅうちぇるが初めてだった。

りゅうちぇる 僕、結婚して改めて、「ぺこりんのこと守りたい」とか、「お仕事がんばろう」って思うようになったかな。何よりももう、こんなにかわいい人のことを、ずっと守っていこうと思えることがうれしいの。それに、これまでは仕事を楽しめることが優先だったから、興味のあることしかやろうとしてなかったけど、ジャンルが違うことにも挑戦してみるようになったら、自分の可能性が広げられるなって気づいたの。自分の軸が明確なら、何に挑戦してもブレずにいられることがわかってきたから、もっとがんばろう、って素直に思えるようになったのかも。

愛しているからこそ、不満やモヤモヤをすべて打ち明ける

ぺこ ほんと、不思議なのが、普通10言わないと伝わらんようなことでも、3言えばわかってくれる。なんでこんなにわかってくれるんやろ?

りゅうちぇる うーん、僕も女っぽいところがあるし、ぺこりんも男っぽいところがあるから…? なんだろう? 相性がいいってことなのかなぁ。でも、ケンカのときはめっちゃ言いたいこと言うよね。「んもーっ、ひどい!」って思っちゃう。しかもぺこりんの言ってることが正しかったりするから。機嫌が悪いときに正論言われたら、超ムカつくもん。

ぺこ そう、りゅうちぇるもちゃんと言いたいこと言えばいいのに、遠慮しちゃって、後からクヨクヨしてるからさあ。

りゅうちぇる 基本的には、僕が謝ることが多いけど、どうしても謝りたくないときもある。それでちょっとすねてると、ぺこりんが気づいて、「もー、しゃあないなー」って、ギュッと抱きしめてくれるのが好き。誰よりも大らかで優しい!

ぺこ マンガみたいに、ふたりとも泣いて(笑)。

りゅうちぇる お互いめちゃくちゃ気は強いんだけど、伝えなきゃいけないときは伝えるようにしてる。だから、ちゃんと仲直りできるのかもしれないね。

ぺこ こじれるときって、自分の中で1パーセントでも相手に伝えていないこと、まだモヤモヤしてることがあるからなんだと思う。だから、お互いにモヤモヤしてることがゼロになるまで全部言う。だって、どう思われるかよりも、その状況に不満があったら、どんなに小さなことでもちゃんと伝えて、相手からもちゃんと伝えてもらわな。そうやってきちんと話し合って、スッキリしたら、また仲直りできるんちゃうかな、って。

りゅうちぇる よく街頭インタビューで「うちのダンナのこういうところがダメ」みたいに言ってる人がいるけど、あぁ、面と向かって言えないんだな、って思っちゃう。伝えればいいのにね。テレビで言ったら余計にダンナさんも傷つくだろうし。

ぺこ お友達にグチってたりね。その前にちゃんと本人に言わないと何も変わらないだろうし、ちょっとしたことでも、言えないあいだにどんどん積み重なって、大きな不満になっていくんだろうな。なんか、さみしいよね。

りゅうちぇる うん。伝えたら、ちょっとでも変わるかもしれないのに。

そのときどきの自分たちに、正直に生きていきたい

ぺこ 今からちょっと心配なのが、子どもが生まれてからのこと。りゅうちぇるは絶対、子どものこと怒れないような気がする。前にテレビ番組の企画で、1週間ワンちゃんを飼ったことがあるけど、ぜんっぜん怒らないの。だから、ナメられちゃって(笑)。もちろん、子どもとペットは違うけど、りゅうちぇるが怒らなかったら、私が怒ってばかりになるだろうし、そんなん、イヤやなぁって。

りゅうちぇる うーん、生まれてみないとわからないもん。今、ちょっと考えてみても、「かわいいだろうなぁ」としか思えなくて。だって、僕と、大好きな人との子どもだから、ふわっふわハッピーでかわいい愛の結晶だもん。「怒る」なんて想像できない!

ぺこ いや、「怒る」っていうか、ダメなことは「ダメ」って叱らないと。

りゅうちぇる うーん。「おまえっ」…いやぁだ。ぺこりんが子どもに厳しかったら、僕は優しくしちゃいそう(笑)。

ぺこ ほら、もう。そういうのがさあ……。

りゅうちぇる 大丈夫、甥っ子姪っ子のことはちゃんと叱ってるから。

ぺこ でも、りゅうちぇるは絶対、「こんないいパパいない」って思うような、ええパパになると思うし、すごい楽しみにしてる。

りゅうちぇる うん。かわいいパパになりたいもん!

ぺこ 私も、かわいいママになりたい! そのときそのときの素直な気持ちで生きていけたらいいよね。私は80〜90年代の海外ドラマに出てくるようなティーンに憧れてて、その軸は変わらないから、たぶん「今日はこの映画の主人公」みたいな感じで、ずっと着たいものを着ていくんやろな。

りゅうちぇる 僕も最近、「オトナっぽくなったね」って言われるけど、「80年代のエアロビしてる男の子」から、「90年代のボーイズバンドの男の子」に好みが移っただけ。派手か地味か、とかじゃなくて、いつも「なりたい自分」でいられるようになりたいの。

ぺこ 「何歳になったらこうしなきゃ」とかじゃなくて、自分たちの好きなようにやりたいよね。そうやって一緒に歳を重ねて、かわいいおじいちゃんとおばあちゃんになれたらいいな。

ライター・編集者。愛媛生まれ、群馬、東京、福岡育ち。立命館大学卒業後、西武百貨店、制作会社を経て、2011年からフリーランスで活動。話す口実が欲しくて、インタビューをしています。
デザイン会社でアプリやWeb中心のディレクターをしながら、様々なメディアで写真を撮らせてもらっています。素直なポートレートがすきです。現像代と呑み代で何も残らない生活をしています。