カラダに「いい気がする」レシピってなに?
お酒とお酒に合う食べ物が大好きな人気編集者・ツレヅレハナコさんが綴る「体にいい」(気がする)料理コラム。頭痛、体のだるさ・・・体の不調を感じたときに、すぐ作れるオリジナルレシピたち。隔週木曜にお届けします。
子どものころから大きな病気ひとつしたことはなく、毎日が暴飲暴食。
人に会えば「ハナコさん、いつも元気そうですよね~」と言われ、
健康診断で引っかかることもたいしてなし(お酒のせいで肝臓の数値は若干悪いけど)。
すっかり油断しきったまま41歳になった。
でも本当は、自分でもわかっているのだ。
大きなトラブルはなくとも、私のからだは確実に変わり始めている。
例えば20代の頃。
3時間しか寝なくても翌日を余裕で乗り切れたし、
朝から大盛りのカツカレーを食べたって胃もたれなんてゼロだった。
でもきっと、今それをすれば確実に何らかの支障が出る。
「肩がこる」「腰が痛い」という感覚を持ったことがなくて、
町中で見かけるマッサージや整体のお店にもピンとこなかったけれど、
今ならなんとなく、その必要性だってわかるような気がする。
そうか。人のからだは、こうやって少しずつ壊れやすくなっていくのだな。
病院に行くほどではないけれど、なんとなく不調だなと思うとき。
その症状に「ちょっとよさそう」と思う食材を食べることで、
どこかカバーできたらいいなあと考えるようになった。
専門家でもないし、本当に効いているのかもよくわからない。
でも、毎日のなかで自分のからだを少しだけ気づかう意識。
それだけを求めて、今日も「からだにいい気がするレシピ」を食べ続けるのだ。
ーー次回から、ツレハナさんとっておきのレシピをご紹介していきます。