コロナを予言した、インド最高峰の占星術師が読み解く、2020年後半から2021年始めの運勢【ラシ占い】

インド最高峰の占星術師ディヴァラト・カシヤップ導師の「ラシ占い」が日本に初上陸。そこで、インドにお住まいのディヴァラト導師に、大混乱が続く2020年後半から2021年始めまでの運勢、そして日本に住む30歳前後のtelling,読者の女性たちに伝えたいことをうかがいました。

インド占星術は約5000年前から行われ、西洋占星術もインド占星術から派生したといわれています。インドでは古くから国家の政治、経済の予測にも使われていたのだとか。このインド占星術で、インドの大臣、財界人を鑑定するなど、現在大人気のなのがカシヤップ導師です。

今回、日本初上陸を果たした「ラシ占い」は、インドではもうひとつの占星術の秘術として知られています。まだまだわからないことばかりの「ラシ占い」。

今回はインド在住のディヴァラト導師に、ラシ占いの基本から、2020年後半の運勢まで、たっぷり聞きました。

 

ラシ占いの精度は唯一無二のもの

――はじめに、「ラシ占い」について教えてください。

ディヴァラト・カシヤップ導師(以下、ディヴァラト): インドで古くから行われている占いで、本名の姓ではなく名前のイニシャルから「ラシ」を導くものです。ラシは全部で12個あります。あなたのイニシャルが所属する「ラシ」から神秘の運命を鑑定できるのです。
インドでは生まれた日のラシによって、名前のイニシャルが決まっています。逆もまた真なり。あなたが生まれた時につけられたイニシャルはどこかのラシに所属するということです。日本のみなさんにも、私の本「ラシ占い」でぜひ確認してほしいです。その詳細な鑑定、精度は唯一無二といっても過言ではありません。

――ラシ占いは、占いではなく未来予知だと書かれています。その理由を教えてください。

ディヴァラト: インドのラシ占いは、人間の行動、思考パターン、身体器官、および生活のさまざまな局面に対してどう反応するか、に基づいています。個人が特定の状況や特定の動きに対してどのように行動するか、どう反応するかを惑星の動きをふまえて学習し理解する科学なのです。

ですから、古いインドの巨匠たちは、月、火星、金星などのさまざまな宇宙物体と、それらが地球や地球上の生命に与える影響を学び、観察し、研究したのです。すべての宇宙物体が宇宙空間での動きにより地球にさまざまな影響を及ぼすように、海は月の回転とともに動き、満ち潮や引き潮を引き起こすことがわかっています。
それは惑星が自転して空間を移動する速度の純粋な数学であり、特定の惑星のこの速度と距離を正確に計算すれば、個々の個体への特定の衝突とその時間を正確に特定することができます。

インドでは、「ジャンマ・クンダリ」と呼ばれる誕生時に作成されるチャートがあり、これは「出生日時」と「出生地」に基づいて、その人の誕生時のすべての惑星の位置を記したものです。生まれた時間と場所を頼りに、その特定の時間の宇宙における惑星の位置のチャートを作ることができるのです。
生まれた瞬間の惑星の位置がわかれば、特定の惑星の動きやさまざまな惑星の動きを計算することが可能になります。

この科学は惑星の動きの数学的な計算に基づいているので、惑星の瞬間の結果を間違える可能性が低く、この正確さから私たちはそれを単なる占いではなく「予測の芸術」と呼んでいます。
例えば、出生時の「火星」がいい場所にあった場合、その人は勇者、軍人、警察官などになり、「火星」 が悪い場所にあった人は、ギャング、殺人者あるいはマフィアになる、というように影響します。

名前はすべての人に社会的で正式なアイデンティティを与えるもの

――本書「ラシ占い」では、名前でラシが分けられています。なぜ名前で占うのでしょうか?

ディヴァラト: 名前は、すべての人に社会的で正式なアイデンティティを与えます。そして、人の精神すなわち運命に影響を与えます。私たちの名前のイニシャルは、脳に特別な影響を与えます。それらは私たちの脳の活動にうったえかけ、精神とも深く関係しています。

このイニシャルの音と脳の関係を具体化するために、名前の頭文字をとった「占い」という科学が培われました。これは何千年も前から実績があるものです。

――それぞれのラシには、「重要な日」が挙げられていますが、どのように過ごせばいいのでしょうか?

ディヴァラト: 重要な日については本に明記してあります。その日の気分や態度がどのようなものになるかということも。読者みなさんが生活の上で、なにかしらの重要な 「決定」 を下す際にこの日付が助けになることと思います。

今後について、恋愛について、仕事について、あるいは影響を受けるであろう人との出会いについても、この日付を心に留め、それに従って行動すれば、あなたにとって有利な結果になったり、あなたが望むような運びになる可能性が高くなります。この重要な日を心に留めておけば、望み通りの状況を保つことができるのです。
たとえば、ある人が新しいビジネスプロジェクトのための重要な会議を開く予定がある場合、その人が重要な日を念頭に置いているとします。念頭に置くか置かないかでは、うまくいく確率が大幅に違うことでしょう。

あるいは、デートをしようと考えている場合、重要な日を考慮し、相手と会う日を決めるとしたら、その日はお互いにとってとても思い出に残るいい時間を過ごせることとなるでしょう。重要な日が示されるのは、そのようなことのためです。

――困ったとき、お願いごとがあるときは、マントラを心のなかで唱えましょうとあります。その理由を教えてください

ディヴァラト: 古代インドで、マントラは異なる音が心や思考パターンに及ぼす影響を観察することによって作られました。特定の音を意識的に繰り返すと、人の考えを変えたりできるのです。それはあなたの古い思考パターンを完全に変えることができ、あなたの人生とあなたが置かれている状況の新しい明るい展望を与えてくれるでしょう。「思考」 は人間の行動において非常に重要な要素で、人々はそれぞれの考えに基づいて行動し、あなたの行動は基本的にあなたのいい未来、または悪い未来を促進させるものなのです。そのことから、マントラは音の科学に基づいています。ここでの音とは 「振動」 を意味します。マントラは音の組み合わせで人間の脳にポジティブな振動を生み出すことができるのです。

この音が数日のうちに意識的に繰り返されると、この振動が原子レベルで人間の脳に影響を与え始めます。原子レベルで人々の状況を見る能力が向上するように分子構造が形成されるのです。考えがよりクリアになり、その結果、本人と周囲のすべての人にとって好ましい正しい決定を下すことができるようになります。
マントラが繰り返されることで、人間の脳内で振動が音の力を活性化していきます。なにか特定の目標を達成しようとしているときに、時間があるたびにこのマントラを頭の中で繰り返せば、目標に対する彼らのビジョンがより明確になります。気が散ることがなくなり、自分の目標を積極的に追い求められるようになります。インドでは何千年も前から行われてきたことです。

マントラの詠唱は非常に効果的で、人の考え方、話し方、行動、知覚を完全に変えることができます。人のパーソナリティに新しい次元を与えることができるのです。周りの人があなたと一緒にいると幸せな気持ちになり、そして何よりも、マントラを唱える本人の心から恐怖が消え、安らかになるのです。

2020年の混乱をインドの地方紙で予言していた

――ところで、2020年前半は世界的に新型コロナウイルスの脅威におびえる日々でした。ラシ占いでは、この災難について、予測できていたのでしょうか?

ディヴァラト: この感染症の大流行が「新型コロナウイルス」と呼ばれることはまったく予期していませんでしたが、私は2020年には多くの人々の生活に影響を及ぼすパンデミックのようなものが起こり、世界中の政府が公衆衛生問題の管理と対処において大きな課題に直面するだろうと予測して、11月にインドの地方紙にもそう書いていました。

――2020年後半から2021年はじめは、全体的にどのような運勢になるのでしょうか?日本に住む私たちが気をつけるべきことを教えてください。

ディヴァラト: 日本の2020年の後半と2021年の初めについて、以下のように予測をすることができます。
(1)人々は必要なもののためにお金を使うでしょう。全体的な支出が減少します。
(2)国民は精神的には強くなりますが、肉体的にはいつもより少し弱くなったように見えることでしょう。
(3)国民の間に大きな不安が生じることはなく、国民は公共の場で自分の意見や幸せを深く表現するでしょう。
(4)市民はあまり攻撃的な発言をしないでしょう、それは社会問題や公の問題の対処に力を使っていると寛大で寛容になるからです。
(5)景気循環が滞らないように、市場により多くの資金を投入するよう力が尽くされるでしょう。
(6)教育分野にも新たな改革が見られるようになります。新しい革新的なアイデアが生まれ、人々はそれを快く受け入れるでしょう。
(7)日本もコロナウイルスのワクチン作りに力を入れ、この努力により市民に安心してもらえる環境を作れるようになります。
(8)コロナウイルスがあると国民の健康度は高まり、日本は世界に比べて死亡率が低くなるでしょう。
(9)与党は国民の支持を受け、また国民は この半年は彼らの努力をあまり批判しないでしょう。与党も国民の要求に耳を傾け、それに従うことでしょう。社会的経済基盤と社会的生産基盤は2021年1月から再び勢いが増すようになります。

――古来インド占星術で、運気を上げるためにすすめていることはありますか?

ディヴァラト: マントラやマンダラとは別で、「寄付をし、分かち合い、助けを求めている人のことは見返りを求めずに助け、自分の行動によって周りの人が利益を積極的に得られるようにつとめること」は運気を上昇させ、困難な状況を乗り越えると教えられてきました。

短気な人には真珠、学生のいい思い出にはエメラルドなど、特定の石を身につけることを推奨している古文書もあります。運気を上げるためにそういった石を持つことも良いでしょう。またそれとは別に、特定の神を信仰するということも助けになりますね。

「ラシ占い」はいい方法で人生を送るための道しるべ

――本書「ラシ占い」のよりより使い方、読み方があれば、教えてください。

ディヴァラト: この本は、あらゆる年齢の人々、あらゆる人種のために作られました。まず自分が何のラシに属しているかを確認する必要があります。ラシを知ったら、そのラシの基本的な性格を読みましょう。自分の性格をより深く知ることができます。この本には「重要な日」も記載されているので、読者の方は週の初めにそれらを調べてみてください。どの日がいい日で、どの日が悪い日なのかを知ることができます。そうすれば大きな決断をする際は、後ろ向きな日にすることを避け、前向きな日を選べるようになります。この本は手引きなのです。読者自身がそれぞれ道を歩かなければならないですが、この本はあなたがいい方法で人生を送るための道しるべとなります。将来の状況に備えて、心の準備をする手助けをしてくれるでしょう。

――最後に、30歳前後の日本の女性にメッセージをお願いします。

ディヴァラト: 30歳前後の日本の女性にとって、これからはさまざまな責任を負うことになる時期になるでしょう。特に職場や家族といった環境です。将来、あなたの子どもたちが誇り高く、健康で、豊かな日本の国民となるように育てることも大切な役割のひとつといえます。日本の女性たちは、日本の未来を明るく健康にするために、先を見越して行動する人たちです。日本の若い女性への私からのメッセージは「まず自分の体を大事にして、自分の能力を伸ばすこと。そして、社会や家族にあなたのやり方で貢献してほしい。」ということだけです。すべての人に祝福がありますように。

■ディヴァラト・カシヤップ導師のプロフィール
インド占星術師。1957年インドグジャラート州ヴァンドドラ生まれ。インド神話を学び、身近な親戚たちの未来予知をはじめる。その的確な予知が評判を呼び、今ではインドの大臣や政財界人の鑑定も行なう。国内のみならず、欧米諸国の政治家、財界人からの支持も厚く、中には年に数回、海外から訪れる熱心な顧客もいる。インド国内での発売された著書は20冊以上。日本では本書が初の出版となる。

『古来インド占星術があなたの運勢を読み解くディヴァラト・カシヤップ導師のラシ占い』

著者:ディヴァラト・カシヤップ
発行:PLEASE
価格:1,485円(税込)