婚活をしている自分にとっては大事な時期。外出自粛が続き、不安が募ります。【ナリくんのお悩み相談45】
●意識、どんどん下げてこう。by ナリくん 【お悩み相談編 45】
Q:今回のお悩み ↓
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いまのような「外出自粛」が、いつまで続くのか考えると気が滅入ります。 現実問題として妊娠・出産の身体的なタイムリミットが刻々と迫る女性にとっては、外出出来ずパートナーを見つけづらい今の状況は深刻な問題です。 どうしたら不安に押しつぶされず、ポジティブな気持ちでいられるのでしょうか。
どうしようもできないことを受け入れる
逆に不安に押しつぶされたとしたらどうなるのだろうか?
このまま死ぬまで結婚できない現実、このまま子供を出産できない現実が、仮に本当にやってくるとしたら自分はどうするだろう?と考えてみてはいかがだろうか。
そりゃ「嫌だ!」とは思うだろうけど。僕も、思春期の頃に鏡で見た自分の顔が、山Pじゃなかったことに「嫌だ!」と思ったので、どうしようもならないことを嘆きたくなる気持ちはわかります。山Pがよかったです。
山Pの顔が、銀座で食べるサンドイッチなら、僕の顔は、パン粉が入ってる袋くらいかけ離れていました。
自分がパンの袋だとわかったときの衝撃は、今でも忘れられません。このままずっと自分がパン粉の袋なんだと思うと、不安で押しつぶされそうな気持ちになりました。どうしようもできないことを受け入れるというのは勇気がいることですよね。
人生には、どうしようもないことってたくさんあります。それに抗いたい時期って、絶対ありますし、そんな時期は精一杯抗い、暴れることが大事だと思います。
そして、暴れ疲れたあとに「仕方ない。もうそろそろ人生を受け入れてやるか」と、心が落ち着きどうしようもできないことに執着しなくなるわけです。
そして、これを「大人の反抗期」と呼ぶのです。
この「大人の反抗期」を人生の早め早めに済ませておくことが大事で、できたら20代前半とかに終わらせておくといいと思ってます。
大人の反抗期が終わった先に見えるもの
妊娠・出産の身体的なリミットというのは、去年の終わりに決まったわけではなく、生まれた瞬間から決まっていました。
あなたが仮に「35歳が身体的なタイムリミット」と考えている35歳だとします。コロナが流行ろうがなかろうが、35年前から「妊娠・出産の身体的リミット」は、決まっていました。
34歳になって急に「はい。あと、2年以内に産まないといけません」って通知が役所から送られてきたわけじゃないでしょう。
たしかに、身体的なリミットには個人差がありますが(今回は個人差の話をしても意味がないと思うので、割愛します)、はるか前から、知ってたはずです。
でも、頭がそこまで回らなかったのだと思います。先延ばし先延ばししていたら、いつの間にか急にリミットさんが目の前に現れてて、「おーーい!早くしないと期限間に合わないぞーー」なんて言われ始めたと思ったら、まさかのコロナ。ダブルパンチ。あーーー。で、急に追い詰められた気になる。
夏休みの宿題、全然やらないでいたら8月の終わりに急に風邪ひいてしまって、「あー!風邪ひいたんだよー!」って騒いでるイメージ。そんな子供がいたら、ほとんどの人が「いや、宿題早くやればよかったやん」と思うだろう。
誤解して欲しくないのは、今回の話は「早く出産すればよかった」という話ではない。僕はパン粉の袋だけどそんなに性格悪くない。(笑)
今回は「早めに大人の反抗期を終わらせたらいいんだよ」という話です。
今後もしかしたら、あなたは結婚できないかもしれないし、妊娠もしないかもしれない。それは、僕にはわからない。ただ、今のうちにから、そうなる可能性も視野にいれて実際に起こったらどうなるだろう?と考えてみてほしい。
最初は「悲しい」「そんなのやだ」くらいの感想しか出てこないと思う。考えたくもないからそりゃそうだ。でも、そこで辞めずにガチで、考えて続けてみるとどこかの時点で「うん。そうなったら仕方ねー!独身の友達でも使って一緒に住んで、養子をもらおう!」的に割り切れるところがやっていると思います。
そうやって、深刻な顔が終わったときに、ふと出会いがあったりするから面白いんですよね。人生って。
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