チームラボプラネッツ 五感で楽しむ異空間アートをいち早く体験
2018年7月7日(土)、東京・豊洲に超大型デジタルアート空間「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」がオープンします。アートの中に入り込んで体感できる異空間を、telling,編集部が一足早く体験してきました。
新豊洲駅前に巨大空間出現
「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com(以下、チームラボプラネッツ)」があるのは、ゆりかもめ新豊洲駅の目の前です。
会場内は、靴をぬいで裸足で体験します。入り口のロッカーに大きな荷物も預けて、携帯やカメラのみを持っていきます。
なんと、膝丈まで貼られた水の中を歩く作品があるとのこと。長いズボンやスカート、タイツなどを履いてきた人は、短パンを貸し出してくれるので、更衣室で履き替えてから体験に向かいます。
異世界に没入
この通路を通って、アート空間へと向かいます。
まず現れたのは「坂の上にある光の滝」。足元には水が流れています。いきなり濡れることになり、ちょっと戸惑います。きらきらと光る滝に向かって坂を登ります。足元に水を感じ、ザーッという滝の流れる音を聞いていると、日常から離れていく気分に…。
登りきったら、濡れた足を拭くタオルが用意されています。足を拭いたら次は「やわらかいブラックホール」です。入っていきなり足をとられてびっくり!体が沈み込みます。「人をだめにするソファ」が部屋の全面に配置されているといったら、イメージがわくでしょうか。
わざと転んだり、寝転んだりしてすっぽりと体が包み込まれるのも気持ちいい。思わず長居したくなります。
自分がどこにいるのか、わからなくなる感覚
暗い通路の先に現れたのは「The Infinite Crystal Universe」。無数の光が異動し、広がったり、収束したりと有機的に動きます。
空間の天井、床面は鏡面になっていて、実際の空間よりもずっとずっと広く感じます。自分がはるか下に見える不思議な空間も…。
不規則な音とともに、空間全体が刻々と姿を変えていきます。
今度は赤い色の通路。係の人から「この先は膝下まで水に浸かります」と言われた直後、通路に見えた場所にはすでに水が満ちていました。
なんとも言えないぬるい温度の水、そして暗闇。これが水なんだろうか?という気分になってきます。
そして広がるこの空間。「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング-Infinity」です。水には光る鯉が投影され、すいすいと泳ぎ回っています。
よく見ると人の周りに集まってきて、光が輪のようになっていくのがわかります。鯉は人にぶつかると、花になって散ります。
無数の光の筋となった鯉は、とても幻想的。ぬるい水も心地よく、ちょっと座りたくなるぐらいのリラックス感を感じられます。
テクノロジーとアートが見事に融合
続いて現れるのは、「変容する空間、広がる立体的存在-自由浮遊、3色と新しい9色」。ていうか、前が見えない…。
ヘリウムガスを満たした球体が、部屋いっぱいにうごめいています。通路はなく、球体を自分で動かしながら歩きます。
すると突然、球体がすべて上に上がっていきました。風をコントロールして球体を下に押したり、上に上げたりしているのだそう。自分がいまどこにいるのかわからなくなってきます。
そして最後は「Floating in the Falling Universe of Flowers」。1年間の花々が、時間とともに刻々と変化しながら咲き、散り、枯れて死んでいきます。
誕生と死滅を永遠に繰り返し続ける花の姿をついずっと見てしまいます。
じっくりと体験して約1時間ほど、アートの中に没入する時間を堪能しました。人気となること必須ですが、この夏のお出かけ先の候補に入れてみてはいかがでしょうか?
- <施設概要>
チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com
オープン日:2018年7月7日(土)
営業時間:平日10:00~25:00、土日祝日9:00~25:00(最終受付24:00)
料金:大人2,400円、12~17歳2,000円、4~11歳1,500円、60歳以上2,000円
公式サイト:https://planets.teamlab.art/tokyo/