春到来! 婚活における正しい“脱マスク”とは? 転勤や転職も味方につかむ、あなたの“春”
■戻りつつある日常、今年の春に必要な意識改革
春は出会いと別れの季節です。「彼氏がいるから関係ない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、転勤や異動など変化がある季節だからこそ、真面目に恋愛について考える必要があります。
環境が変わる人が少なくないからこそ、長く付き合っていても結婚に向けて煮え切らない態度の相手との関係をリセットしたり、新たな人と出会ったりする好機でもあるのですから。
しかも今春は、3月のマスクの着用ルールの緩和と、5月のGW後に控えるコロナの感染症法上の分類の変更などで、「マスクを外し、日常に戻りましょう」という雰囲気も醸成されます。
ただ、当たり前になったマスク生活をやめづらかったり、花粉症が猛威を振るう中で外しにくかったりという話もあります。実際、私の結婚相談所の女性会員さんからは「長く、顔の半分を隠してきたので、顔を出すこと自体に勇気がいる」という声を聞きます。
今後は傾向としてはマスクを外す方向に進むとみられます。だから、今のうちに肌荒れやシミ、くすみがあったら治療したり、歯のクリーニングやホワイトニングをしたり、リップやチークを買い直したりして、自信をもって口元を出せるようにしておいた方がいい。
振り返ると、この3年は婚活現場でも感染対策への意識の違いから、マスク着脱を含む様々なトラブルが頻発しました。会員さんから「この感染拡大時期に、デート!」や「密なお店に連れていかれた」、「ここでマスクを外すなんて」といった話もありました。コロナに対する価値観の違いがデートなどで露呈し、「私とは合わない」となることも多かったですね。
こういうケースもありました。ある会員の女性が、デート中にバーに行くことになったときに、お酒が入っていた同じく会員の男性から、マスクを外して顔を近づけてしゃべってこられた。その女性は、翌日に希望度の高い方とのお見合いの予定があったのに翌朝、微熱が出てしまって、お見合いが流れてしまったそうで・・・・・・。クレーム一歩手前の状態になりました。
■出会いの場での“脱マスク”問題
最近はトラブル事例は減っていますが、マスク着用が個人の判断に委ねられたことで、新たな問題が出てくる可能性があります。
たとえば、結婚相談所での初めての顔合わせや、マッチングアプリでの最初の出会いで、双方がマスクをしていて、一瞬しか顔が見られないような場合。相手の顔を勝手にイメージすることで、次のデートでマスクを外した時に「こんな顔だっけ!?」とお互いにガッカリしてしまうことは起こり得ます。
「マスクをしない」「相手との関係や場所によって付けたり、外したりしたい」「マスクをしていない人がいれば距離をとりたい」など様々な考えがあり、その違いからのトラブルも起きそうです。
リスク回避のためには、現状を伝えたうえで、お互いの意思確認をするのがベターです。たとえば「マスクは外すようになってきましたが、○○さんは普段、どうされていますか? 私は今日の体調も問題ないので、外させていただきますが、いかがでしょうか?」といったように――。
もし、あなたが、いつもはマスクを積極的に外しているのに、デート相手の印象や当日の体調などによって「マスクをしていたい」と思ったら、「まだ不安なので、“今日は”マスクをさせていただきます」と、丁寧にお伝えしましょう。
「たくさんの人にお会いする予定があるので」や「高齢の家族と同居しているので」といったように、仕事や家族の事情を説明し、マスクを付けるのも好印象だと思います。
■転勤や転職で遠距離に! どうすれば?
繰り返しになりますが、転勤や異動、転職などがある春は出会いと別れの季節。続いてはシーン別の対策をご紹介しましょう。
恋人or自分の転勤(転職)が決まり、遠距離恋愛になってしまう場合。
こうした際に中途半端な関係を放置してはいけません。転勤が決まったら、遠距離恋愛に入る前に、すぐ話し合うことが大事。結婚したい思いが強いなら、転勤する前に「私は結婚を考えているんだけど、あなたは?」ときちんと話をする必要があります。
あなたに結婚の意思があるのに、この時点で、相手がまったく考えていなかったとしたら、遠距離恋愛で良い関係を続けるのは難しい。
一般的な恋愛相談でよく聞くのは、「恋人or自分が転勤して、ほかに好きな人ができたら、どうしよう?」という悩みです。これもお互いの気持ちを確認しないまま転勤すれば、十分に起こり得ます。最悪なのは、曖昧な関係のまま、遠距離恋愛になって、自然消滅して別れること。お互いの将来を含めて、きっちりと話しあえない関係なら、離れてから悪い結末にならないように、転勤のタイミングでケリをつけたほうが潔いです。
商社に勤務する32歳の婚活中の男性は、転勤を3年周期で繰り返してきました。私の相談所に入会した時点では、次の勤務地が決まっていない状態。こうした場合は、双方が定期的な転勤を了承したうえで、マッチング。そして私は、可能性のある様々なケースについて話し合うように勧めます。
互いに一都三県にいる程度の距離感なら問題はありません。でも、一方が海外だったり、東京と九州くらい離れていたりしたら話は別。お互いに惹かれ合っていて、結婚する意思があったとしても、同居か別居かなど様々なことを考える必要が出てきます。それぞれの仕事、子どもが生まれた後のことなどを、3年程度先を見据えて十分に話し合っていただきます。
経済的な話も必須です。たとえば、別居で家が2つになるときの家計。単身赴任の場合の帰省旅費手当といった会社の制度についても調べたうえで、話す必要があります。
■年下もアリ? 新社会人との正しい接し方
春には社会人1年生も働き始めます。私のリサーチでは、最近の20代は結婚観が二極化しているような印象を受けます。未婚・晩婚志向と早々に家庭を築きたいという二パターン。
アラサーの女性が、若い男性と結婚するケースも増えると思います。
最近の若い男性の結婚の決め手は「頼りがい」。頼れる女性がモテますし、年上の女性に対して、人懐っこい若い男性も多いです。年下男性と結婚したいなら、あなたが仕事ができるバリキャリでも、その面だけではなく、人間性もアピールできるといい。
服装や髪型などにも注意。そして「こういうの、知らないでしょ?」とジェネレーションギャップを強調するのもNGです。
■別れは、恋のチャンス?
4月から新しい職場で働き始める人もいる。もし、社内で意中の人が3月に転職や退職をするなら、連絡先を聞くことを忘れないで。Facebookで友達になったり、LINEに追加したりを試みましょう。
「相談したいことがあったのに、退職されるって聞いてショックです」 と言って会いたいことを伝える手もあります。ご自身が退職・転職する場合もアプローチは同じように。「新しい仕事に私が慣れたころに話を聞いてください。ランチでもどうですか?」というふうに頼ってもいいと思います。
■婚活ファッションで印象アップを狙う!
新生活には合うカラーやファッションもあります。
私は婚活業界に入る前、アパレルの仕事をしていた関係で、現在でもファッションの提案をする機会があります。その経験を踏まえると、春はマカロンカラーやパッと目をひく色合いのアイテムが目立って来る。品よく明るいファッションで第一印象をアップさせることを目指していただきたい。
春らしい陽気になりました。身に着けるものが明るくなると、自然と気持ちも上がるもの。寒くて縮こまっていた心を脱ぎ捨て、フレッシュな気分で、あなた自身の“春”をつかみましょう。
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