クリスチアーノ・ロナウドが職場にスーパーカーで迎えにくる！『私はジョージナ』が少女漫画を超えてくる

●熱烈鑑賞Netflix106

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クリスチアーノ・ロナウドは、超一流サッカー選手であり、Instagramフォロワーが世界一の4億人を誇っている。そんなロナウドのパートナーであるジョージナ・ロドリゲスを追ったNetflixドキュメンタリー番組『私はジョージナ』が、あらゆる角度から興味深い。

スーパースターも普通の恋愛をしている「手が偶然触れてドキドキした」

モデル、実業家、Instagramフォロワー数3470万人（2021年2月現在）のインフルエンサーとさまざまな顔を持つジョージナだが、ロナウドと出会うまではGUCCIの販売員だった。「人生が変わった日…」と副題のついたエピソード1では、ジョージナとロナウドが出会いを振り返っている。

ある日、GUCCIを訪れたロナウドは、珍しく残業していたジョージナと出会う。「一瞬でピンときた」というロナウドは、その日から忙しい合間を縫ってジョージナに会いにいくようになった。

二人は、初めて偶然に手と手が触れた日のことを振り返る。ロナウドは「ドキドキした」「特別だった」と照れ笑いを浮かべ、ジョージナは「しっくりきた」と何やら誇らしげ。世界一有名なサッカー選手だろうと、影響力絶大なインフルエンサーだろうと、やっぱり普通の人間で、青春真っ盛りの10代のような顔をしている。

シンデレラストーリーが過ぎて少女漫画だとしてもリアリティがない

初めてジョージナがロナウドの家に泊まりに行った日のエピソードは、もはや少女漫画だ。直前まで世界中が注目するサッカーの試合を終えたロナウドが、自分が働く店の前でブガッティに乗って待っている。当然、一緒に働く同僚たちはざわつく中、ウキウキでそのスーパーカーに乗り込む。もはや少女漫画としてもありきたりなほど、夢みたいな展開だ。他にも、「ウィッグをつけて変装してディズニーランドに行くが、アトラクションでウィッグが取れて周りから騒がれる」というベタベタな漫画展開も披露している。

もともとモデル活動も行っていたジョージナだが、ロナウドと交際をスタートさせてから暮らしが一変する。バカンスや自家用飛行機の写真をInstagramにアップすると、フォロワーはみるみる急増し、モデルとして活躍の場を広げただけでなく、実業家、タレントとして名をあげる。

現在ジョージナとロナウドは、結婚こそしていないものの、授かった3人の子供とロナウドの連れ子3人と一緒に超豪邸で暮らしている。本当にできすぎたシンデレラストーリーだ。

オフの日のロナウドは？サッカーファンにも興味深い

さすがはサービス精神旺盛なロナウドだ。ジョージナのドキュメンタリーなのに、頻繁に登場してくれる。貴重なバカンスを過ごす姿は、それこそInstagramで見せている姿だが、改めて切り取ってもらえると興味深い。

「オフはやりたいことをやってリラックスをするんだ」と語るロナウドは、家族や友人たちとスペイン・マジョルカ島の別荘へ。すさまじくキレキレの肉体でプールでのんびりしていたが、結局は子どもたちとボールを蹴り始める。有り余る富を得たロナウドが、わずかな自由時間にサッカーをしているのだ。サッカーファンとして思わず頬が緩んでしまう。

もちろん世界が注目するクリスチアーノ・ロナウド・ジュニアも登場する。現在11歳のジュニアは、ロナウドも所属していたイタリアの名門ユベントスの下部組織でプレー（撮影当時）。荷物をバッグに詰め、試合の準備をする姿はどこにでもいる可愛いサッカー少年。しかし、飛び出す言葉は、「今日はミラン（同じく名門）とのゲームだよ。この前は3点取った」「3アシストを決めた」など、思わず将来に期待したくなるほどイチイチ興味深い。そんなジュニアとロナウドが一緒にボールを蹴る姿は、いつか今以上に貴重な映像になるかもしれない。

他にも、ジョージナが何気なく会話していた女性が、レアル・マドリードのベンゼマの奥さんだったりと、サッカーファンが思わずテンションアップするシーンがいくつもある。正直、ジョージナの生活ぶりはセレブすぎて一種のプロモーション動画に見えてしまうので、ドキュメンタリーとしては意外な事実は少ないかもしれない。だが、さすがスーパーなカップル、スーパーすぎる日常に圧倒される。