ノートで学ぶマネーの「常識」

FP fumicoの“Live colorfully”#15 資格取得は最強の“投資”!?

「マネー」に関するインスタグラムへの投稿で、20~30代の女性から支持を集めるFP(ファイナンシャルプランナー)のfumicoさん。お金に対する苦手意識を克服する方法や、ちょっとした工夫などをfumicoさんのインスタでお馴染みの手書きのノートでお届けする、15回目です。
FP fumicoの“Live colorfully”#14 知れば納得!“行動経済学” 

勉強時間は捻出できる!

日々、時間に追われている中で資格取得をめざすなら勉強時間を捻出することが大事です。昨今では在宅勤務の方も多いと思いますが、コロナが落ち着いて通勤する機会が増えれば、その時間を有効活用してほしいですね。

通勤は時間も決まっているので、習慣化しやすい。オススメは取りたい資格についてのテキストを読み込んだり、YouTubeで講義の動画を見たり――。YouTubeなら電車が混んでいてスマホを見られなくても音声で聞くことができます。ただYouTubeには膨大な数の動画がありますから、信頼度の高いモノを選ぶようにしてくださいね。

また「土曜日の午前10時からの2時間は勉強する!」といったように特定の時間を勉強に充てる、と決めておくのもいいですね。そしてパートナーや家族が居る方は、資格取得と勉強時間をあらかじめ伝えておく。自分にプレッシャーをかけることにもなり、非常に有効です。

現状維持バイアスを“利用”

そもそも人には「現状維持バイアス」があり、置かれた状況からの変化を望まない性質があることが知られています。これを逆に利用する! 無理をしてでも勉強をするクセをいったん身に付ければ、しなかったときに「いつもと違うな」と違和感を覚えるようになります。
“勉強すること”が「現状」になるよう頑張りましょう。

私自身、ノートでご説明したように業務の必要性から簿記2級の資格を取得し、その後、FPの資格であるAFPを取りました。そこからお金についての「理解を深掘りしたい」と考え、上位のCFP®を取ろうと考えました。CFP®の取得に向けた勉強で得られる知識は相続や教育・住宅資金などお金に関する制度全般。
学んだら自分の人生に生かせると感じましたし、友人や家族の役に立てるとも思いました。

CFP®は課目合格制。1つ1つ受験して計6課目に合格しても資格を取れますし、一回ですべてに合格しても取得できます。課目(科目)合格制は税理士試験などでも採用されており、忙しい方でも自分のペースで資格取得をめざすことができる制度です。

ただ、課目合格制を採用している試験は課目間につながりのある場合も多い。その際はまとめて勉強・受験した方がメリットがあることもあるので、留意してください。

“使える”教育訓練給付制度

教育訓練給付制度については意外と知らない方も多いのでは。
これはパートやアルバイト、派遣労働といった非正規雇用の方でも対象になりますし、離職して1年以内で条件を満たせば、同じ職場に現在も勤めている方と同じ給付が受けられます。出産に伴って仕事を辞めたり、産休・育休期間に資格を取りたかったりする場合にぜひ、活用してもらいたいと思います。

詳細は厚生労働省のサイトから確認してみてくださいね。

大切なのはライフプランからの「逆算」

資格取得自体が目的化してはいけないことは最後に強調しておきたいと思います。
勉強を始めることや資格を取得することがゴールになってしまう方が多い印象がありますが、大切なのは最初に、どういう人生を歩みたいかという“ライフプラン”を立て、そのプランに必要な資格取得をめざすということです。

たとえば今後のキャリアのために、ビジネス上のメールのやり取りやオンライン会議を英語でこなすことが必要だからTOEICで高得点を狙う、といったようにです。

この点は望む人生から逆算して行う資産運用と一緒。資格はあくまでも1つのツールに過ぎないということを認識していただきたいと思います。

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FP fumicoの“Live colorfully”は、第2・第4金曜に公開の予定です。

FP fumicoの“Live colorfully”#14 知れば納得!“行動経済学” 
CFPⓇ保有のファイナンシャルプランナー。 大学卒業後、生命保険会社や市役所での勤務を経て、2017年12月より「お金」に関するInstagramへの投稿を始める。社会保険や税金・資産運用といった学ぶ機会がなく、話題にも上りづらいコトを身近に感じてもらえるよう、解説の投稿は手書き。趣味は起床後すぐの15分ヨガと、株式投資。
ハイボールと阪神タイガースを愛するアラフォーおひとりさま。神戸で生まれ育ち、学生時代は高知、千葉、名古屋と国内を転々……。雑誌で週刊朝日とAERA、新聞では文化部と社会部などを経験し、現在telling,編集部。20年以上の1人暮らしを経て、そろそろ限界を感じています。