綾野剛×藤井道人『アバランチ』6話。圧巻のアクション！車にはねられて「痛ってぇ～」で済んじゃう羽生の筋肉どうなってんの？

• 前回はこちら：綾野剛×藤井道人『アバランチ』5話。アバランチ誕生を描くエピソード0に涙！生配信にこだわる理由もわかった

「アバランチにテロ容疑 羽生誠一を全国指名手配」というニュース速報。アバランチのアジトに警察が突入、マッキー（千葉雄大）のPCも押収。えっ、なんでなんでなんで。
『アバランチ』第2部は羽生の指名手配2週間前から幕を開ける。

車にはねられ、しがみつく綾野剛、圧巻！

アバランチが今回目をつけたのは戸倉刑事部長。3年前、羽生の上司で公安部長だった男だ。

3年前の偽装テロの生き証人、アルベルト・ガルシア（フェルナンデス直行）が横浜に居るという情報を得た戸倉。
戸倉は神奈川県警の刑事部長（飯田基祐）にアルベルト・ガルシアを「極秘に確保」するよう指示する。

その神奈川県警の刑事部長がなんと西城くんのパパ！
自分の父親が戸倉と関わっていることを知りショックを受ける西城。
さらに「山守は父のことを知った上で自分を利用するために仲間にしたのでは」という疑心暗鬼。感情ぐちゃぐちゃにして西城はアバランチを去る。

アルベルト・ガルシアは羽生に会うために来日したようだ。
3年前、戸倉に騙されたと電話で謝るガルシア。

「羽生。私なんでもやるから」
「今さら何言ってんだ、こっちは5人も死んでんだぞ！」

ガルシアは戸倉も大山も追い込むことができる存在。しかし羽生は冷静ではいられず、怒りで震える。
ガルシアは西城くんパパの部下が乱暴に確保、連れ去られる。

連れ去られたガルシアが、極東リサーチという謎グループに引き渡されることを突き止めたアバランチは、ガルシアを救うため引き渡し場所へと向かう。

この時のアクションがとにかく圧巻だった！
極東リサーチの車にはねられて「痛ってぇ～」で済んじゃう羽生の筋肉どうなってんの？
さらに発進するトラックのドアに必死でしがみつく。銃を突きつけられ手を離す。
うわー、胸がバクバクした！　今までで一番凄いアクションシーンだったのでは。

この後もアバランチは極東リサーチの車を追うが、奴らは在日米軍の施設へ入っていく。極東リサーチって一体何者なんだよう。

山守「作ったのは大山ね。大山が官房副長官になってから関係者の死によってうやむやになった事件がいくつかある」
なるほど、戸倉が大山に異常なほどビビっていたのはこういうことか。

カンテレさん、この場面切り取ってポスター作りませんか

ガルシアは結局、極東リサーチによって拷問を受けたのち、抹殺されてしまう。表向きは「自過失による変死」。

西城は父に訴える。

「俺は父さんみたいな刑事になりたかったんだよ。上司を殴ったのも父さんならそうするかなと思ったから。父さん、俺に後悔させないでよ」「それが父さんの正義なの？」

父の正義を信じたい。昔の父に戻って欲しい。
しかし父の答えは「立場が違えば正義は変わる」というものだった。
幼い頃から憧れ続け、家族の誇りだった父は変わってしまっていた。どんなにショックだっただろうか。

「俺はみんなと一緒にいていい資格が無かったんです」と打ちひしがれる西城に羽生が声をかける。
「でもさ、俺たちはみんな君を独りにしたくないって思ってるよ」「自分の正義は自分で決めてよ、西城英介」

一度独りになった羽生が言うから余計に深い。

信頼する父という家族を心情的に失った西城。でも受け入れてくれる仲間がいる。父と違って仲間は自分の正義を肯定してくれる。
この時の西城の表情！

羽生の言葉で体温を取り戻していくような柔らかな表情の変化が本当に美しかった（カンテレさん、この場面切り取ってポスターとか作りませんか）。
仲間達のそっけない「おかえり」も「仲間だから帰ってきて当たり前」と言っているよう。

というわけで羽生誠一の全国指名手配の経緯は第7話以降に持ち越し。アバランチ全員、どうか無事であって欲しい！

• ■『アバランチ』全話レビュー
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  ２：綾野剛×藤井道人『アバランチ』2話。千葉雄大の魅力爆発を振り返る
  ３：綾野剛×藤井道人『アバランチ』3話。いいぞ殴れ高橋メアリージュン！ 悲しい過去に胸が詰まった
  4：綾野剛×藤井道人『アバランチ』4話。国生さゆり衝撃の死！田中要次衝撃の過去！「正義」の定義が揺れ始める
  5：綾野剛×藤井道人『アバランチ』5話。アバランチ誕生を描くエピソード0に涙！生配信にこだわる理由もわかった