田中みな実さん「私がつくるものは妥協がない」PEACH JOHNと開発したガードル、20日発売

フリーアナウンサーで俳優の田中みな実さんがPEACH JOHNと開発したガードルが20日、発売されます。限定色のラベンダーガードルと、ムック『田中みな実責任編集1冊丸ごとおしり BOOK』のセットの『田中みな実×PEACH JOHNファーストガードルBOOK』(講談社)は発売前から予約が殺到しているそう。ガードルを開発しようと思った理由や苦労を会見で田中さんに聞きました。

若いうちからガードルを履いてほしい

――PEACH JOHNとのコラボで、ブラック、ベージュ、そして限定色のラベンダーのガードルを開発しました。なぜ、ブラジャーではなくガードルなのですか?
田中みな実さん: PEACH JOHNさんからは当初、ブラジャーの色を選んだり、デザインを考えたりという形で、何か一緒にできないか、とお話をいただきました。ただ、他のタレントさんも同じようなことをやっているし、自分にしかできない商品をつくりたかった。ちょうど、ガードルの大切さを私も実感している時だったので、どうにか広めたいと思って。PEACH JOHNの購買層である10~20代の若い人たちが、お求めいただきやすいガードルづくりを提案しました。

――若いうちから履くことが大事だと。
田中: 私も20代の頃は、自分がガードルを履くイメージが持てなくて、興味すらなかったんですよね。40~50代が履いているものという認識しかありませんでした。
だけど、肉質にハリがある、プリっとしているうちから履くことで、その状態を長く維持できると思うんですよね。例えば、ブラジャーを着けてる人と着けていない人では、10年後の身体を見比べたら違うはず。だったら、お尻は野放しでいいのだろうか――。メーカーや下着美容研究家の方などから話を聞く中で、若い時からガードルを履けば、お尻が老化するスピードを緩やかにできると思いました。

©講談社

開発のために解体して調べたのは100着近く

――開発はいかがでしたか?
田中: ダサいと手に取ってもらえないので、まずはデザインを考えるところから入りました。脚が細く見えるように、流線状に花柄を入れて縦ラインを強調。服に影響しないよう、柄が目立ちすぎないことも重視しました。
可愛いだけの商品は他にもたくさんあるので、目指したのは“履き続けたくなるようなもの”。ウエストがきついと習慣にするのが億劫になるので、お腹に食い込まないような工夫をしたり、長時間座っていてもつらくないように、鼠径部の圧迫を抜いたり。布の締め付け強度を「弱」「中」「強」の三段階にすることで、必要な部分を無理なく締め付けられるようにも。毎日履いてボディラインが変わらなければ意味がないので、ヒップトップの位置が上がるような設計にしています。
開発のためには、ガードルの仕組みを知る必要がありました。そこで購入したり、知人から取り寄せたりして集めた100着近くを、解体して事細かに調べましたね。一番の売りは、履き心地の良さです。

――PEACH JOHNとは、いつから、どんなやり取りを重ねて来たのでしょうか。
田中: (PEACH JOHNのブランド)ミューズ就任が決まったのが昨年末なので、その頃に始動しました。
ガードルは主力商品ではないので、開発するうえでのノウハウがほとんどなかったんです。マネージャーを通じてやり取りすることが多く、自分の意見がどのくらい通るのかという問題もありました。PEACH JOHNとしては夏に出したかった商品のようですが、私が強いこだわりを見せたため、10月の発売になってしまいました。
“仲良しこよし”では、いいものはつくれないんですよね。「納期に間に合わない」と言われても「それは、そちらの都合ですよね?」って(笑)。嫌われないと商品はできないかもって思いましたね。けど、どれだけ意見の相違があったとしても、最終的にいいものができれば、全員が納得できてハッピーじゃないですか。議論を重ねてよかったです。

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人に聞きにくいお尻の悩みも

――ムックと、限定色のラベンダーを発売した理由は?
田中: ガードルを履くことの大切さや、人に聞けないお尻のことについて知ってほしいという思いで、ムックをつくりました。ちょっとしたお尻の悩みに医師が答えるページもあります。
ムックの付加価値として、つくったのが限定色のラベンダーガードル。若い人はベージュのガードルをはきたくないでしょうけど、ラベンダーであれば嫌じゃないかな、と。
実は、グレージュのガードルってすごく多いんです。というのも、グレージュというのはベージュと同じくらい透けにくい。今回のラベンダーは、グレージュに限りなく近い色にしました。私自身、白いパンツをはく日はラベンダーのガードルを着用することが多いけど、誰かに気づかれたことは一度もないです。

――ムックの『田中みな実責任編集1冊丸ごとおしり BOOK』はどのようなものですか。
田中: 写真集を担当してくださった編集者とタッグを組んで、やらせていただきました。本当に細部にまでこだわって、“てにをは”で気になるところがあったら、すぐに口出ししましたね。私は妥協を知らないので、編集者からしたら「もっと早く言ってよ」というタイミングでも、「これはすぐ直してください」とお願いをして。校了直前に何カ所か直してもらったくらい、ぎりぎりまで粘りました。
「ブラジャーはするのに、お尻は野放しで良いの?」という言葉をきっかけに、ガードルに目覚め、つくるに至った経緯は、自分で書いています。ガードルの詳しい説明はもちろん、お尻タイプ別に、どうアプローチすればいいのか、というページも。ファッション誌のようにも楽しんでもらえると思います。

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できあがったのは、本当に履いてほしい商品

――9月1日の発表以来、予約が殺到し、2度目の重版がかかったそうですね。
田中: 私がつくるものは妥協がないということを、消費者のみなさんが理解してくださっているのかなと思います。そういった期待も背負って商品開発をしたので、裏切るわけにはいかないという強い意志がありました。予算や納期と折り合いをつけながら……いや、折り合いはつけずに(笑)、チームで一緒に戦い抜きました。できあがったのは、みなさんに本当に履いてほしいもの。信頼を裏切らない商品であることは、間違いありません。

――どんな人にはいてもらいたいですか?
田中: ファーストガードルと銘打ち、初めて履く人がトラウマにならないものを目指しました。私自身、初めてはいた時に、「窮屈なほうが、効果がありそう」と、締め付けが強いものをチョイスしたんですね。そうしたら、履き続けられなくて。以来、ガードルに対してマイナスイメージを持ってしまっていました。
今回のガードルは、着心地の良さにこだわっています。「今までのイメージと違うな」って思ってほしい。履いたことがない人や、離脱した人に是非履いてもらいたいですね。着用するだけでお尻をサポートしてくれるので、トレーニングを頑張れないズボラさんにもおすすめです。高校生は成長期なので控えていただきたいですが、20歳前後くらいから、お友達と一緒に買いに行ってほしいですね。

【画像】田中みな実さん 田中みな実さん「ずっと独りでも、後悔はない。それだけ素晴らしいものをつくっているから」

●田中みな実さんのプロフィール

青山学院大学卒業後、2009年アナウンサーとしてTBSに入社し、14年にフリーに転身。俳優としてドラマ「ルパンの娘」(19年、20年、フジ系)、「M 愛すべき人がいて」(20年、テレ朝系)などに出演。「グータンヌーボ2」(関西テレビ制作)や「あざとくて何が悪いの?」(テレ朝系)などバラエティ番組でも活躍している。19年に発売された写真集『Sincerely yours…』(宝島社)は60万部のベストセラー。11月には初の主演映画「ずっと独身でいるつもり?」の公開を控えている。

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●『田中みな実×PEACH JOHNファーストガードルBOOK』

著者:田中みな実
発行:講談社
価格:6,490円(税込)
付録:ガードル(限定色のラベンダー、S、M、Lあり)

1989年、東京生まれ。香川・滋賀で新聞記者、紙面編集者を経て、2020年3月からtelling,編集部。好きなものは花、猫、美容、散歩、ランニング、料理、銭湯。