【2021年後半の全体運】7月末は「熱」に注意。いばらの道の先には、再生への光も/オフェリア・麗(G・ダビデ研究所)

2021年前半も話題は新型コロナ一色。後半のトップバッターを飾る東京オリンピック・パラリンピックはどうなるのか……。もやもやとした、暗い空気を打破し、新しい年を迎えるために、今やるべきこととは?女性誌「anan」の占い特集でもおなじみのG・ダビデ研究所、オフェリア・麗先生に、2021年後半の運勢をうかがいました。

telling,読者のみなさん、こんにちは。G・ダビデ研究所のオフェリア・麗です。

さて、2021年も後半を迎えました。今年も年始から新型コロナウイルスの感染拡大に翻弄されて、あっという間に半年が過ぎてしまった……そう感じている人も多いのでは?

2021年前半の全体運」に書いた通り、“国際的な景気浮上&士気高揚ため”に東京オリンピック・パラリンピックは開催される見通しです。一方で、新型コロナウイルスに関しては、感染拡大、自粛による縮小を繰り返したまま。感染力が高いとされる変異種も広がりつつあり、ワクチン頼みの一点張りでは心許なく感じてしまいます。

まだまだ心の平安が訪れる足音すら聞こえてきませんが、2021年後半の全体運を星の動きとともに読み解いていきましょう。

2021年後半も総じて荒れ模様

2021年後半も総じて、まだまだ荒れ模様……。5つの大惑星のうち4つが当面は逆行するため、物事が進みづらく、重苦しい状況が続きそうです。

7、89月の3カ月にわたって、大惑星と小惑星が強い緊張をはらむオポジション(180度)に。これは、今までよりも大きな形でマイナスの事件が生まれやすい状態ともいえます。例えば、ちょっとした小競り合いですんでいたものが大規模なストに発展したり、自然災害が起きると想像以上の被害をもたらすかもしれません。

7月末には、火星と木星がオポジションを形成します。時はまさに東京オリンピックの最中。火星は「熱」絡みの事故が起きる可能性が高いので、スポーツ時の熱中症は選手も観客も警戒が必要です。特に今年の夏は、全国的に猛暑の予想。日中は不用意に外を歩かないというのも予防策のひとつかもしれませんね。大規模な火災や暴走事故も心配。この影響は想像以上で、中断の可能性も大。

さらに、8月後半も不穏。今までは絡んでいなかった天王星が逆行になります。天王星が逆行している時は、物事がミスマッチになり、バットなハプニングが起きやすいのです。前半では考えられないようなミスチョイスも起きそうな気がします。

2021年前半で、自分たちの利権のためにしか動いていなかった公的機関や企業は、後半でその体制が破綻していく気配が見えてきています。特に、コロナ対応では、医療体制の逼迫が問題なのではなく、現状の縦割り行政や医療体制そのものを変えなければいけないという現実を認めざるを得なくなるのではないでしょうか。

個人レベルでできることに専念を

ようやく時代の波が動き出すのは、10月に入ってから。次世代を担う、通信事業やエネルギー産業、宇宙工学などの分野で、刷新、変革、再編へと急加速が始まります。これにより、世の中全体の考え方や生活も進化していくでしょう。ただ、国家レベルで考えた場合、IT後進国かつお友達利権まみれの日本がどこまで渡り合えるかは、はなはだ疑問ですが……。

今、水瓶座には土星が位置しています。土星は天王星が発見されるまでは水瓶座の旧支配星でした。つまり、水瓶座が意味する「改革」や「刷新」には、土星が表す「制限」「統治」と表裏一体の意味合いがあるのです。

昨年末に水瓶座でグレートコンジャンクションが起こり、風の時代を迎えたばかりですが、土星も水瓶座にある今はとりわけ、「無から有を生む」的なエポックメイキングな大変革はあり得ません。伝統と年月の重みに裏打ちされた技術力や、組織的にオーガナイズされた推進力をバックボーンに、新たなノウハウが構築されていく、そんな進化形といえます。そうした時代感覚を備えたリーダーがそろそろ出てきてもいいはずなのに、それが現れない、それを掘り起こせない自縄自縛の現状が、今の停滞を生んでいる原因でしょう。

100年に1度の出来事が、1、2年の間に凝縮して起きている今は、個人レベルでできること、変えられることに個々が専念すべき。本来、水瓶座が表すのは「人との繋がり」や「連携」。利己的な望みを実現するためにも、複数の力が頼み。何か大きなことを成そうと思ったら、たくさんの数を集めるっていうことがすごく大事です。打算的でも今は「繋がり」がポイントになります。共通の目的や利害関係を通じての繋がりは活性化するでしょう。個人レベルでできることをどれだけたくさんの人がやれるかが、大きな結果に繋がるのです。

自分の人生に目覚める人も

ここで、いい話も。9月頃から、恋愛面で新たな発見をしたり、自分の人生に目覚める人も多いと思います。それに気づけたのは、ここまでマイナスなことがたくさんあったからこそ。

今年の前半は出会いがなかった人も、後半は期待が持てそう。特に78月の出来事を通して、これまでの価値観から離れることで、相手のよさが分かる。以前とは、付き合う条件も変わっていきます。例えば、今までは顔のよさを重視していたけれど、お金が大事になったり、お金より性格重視になる人もいるでしょう。

年末には、木星が魚座に入ります。魚座は12星座の最後の星座――そこは、魂の浄化をもたらし、生きとし生けるもの全てを慈しみ育む星の揺りかご。過去をリセットしてやり直すための1年を迎えることを意味します。ものすごく発展的な運気とは言えないものの、次代への夢や憧れを温め、新たなビジョンを紡げる星回り。その意味で、悔いを引きずるのでなく、少しでもたくさんの希望をつないでいけるように、7月からの残された半年間を私たち一人一人が、精いっぱい生きて行くことが大事なのだと、胸に刻んでおいてください。

G・タビデ研究所主宰。 魚座・B型特有の深い直感に導かれて占星術と巡り合い、故G・ダビデ師の下、その奥義を窮める。鋭いインスピレーションに満ちたホロスコープ解釈とアドバイスは、抜群の的中率を誇り、占い界の第一人者として圧倒的な支持を得ている。雑誌の連載や特集は数知れず、わけても「一番当たる!」と定評のある「an・an」(マガジンハウス)の半期に一度の『恋と運命』号の巻頭占いは、35年の長きにわたり不動の座を誇っている。