K-beauty03

韓国で大人気「バニラコ・クリーンイット・ゼロ」の使用感は?あわせて使いたい洗顔も紹介

メイクや老廃物を落とす“オフケア”。美容大国韓国で流行っているアイテムを、韓国トレンドに詳しい韓国ありぽんさんが紹介します。気になる使用感は?

ヨロブン アンニョン〜!(みなさん こんにちは〜!)
前回までは肌に入れるケアをご紹介してきましたが、今回はその前段階の汚れを落とす“オフケア”についてご紹介します。

私がスキンケアの中で最も重要視しているオフケア。
洗顔後の肌にメイクや余分な皮脂が残ると、保湿などのスキンケアが浸透しづらくなるうえ、それ自体があらゆる肌トラブルの原因になります。
かといって洗浄力の強い洗顔料を使うと肌に必要な油分まで落としてしまうため、肌荒れのもとに。

写真はイメージです

その丁度いい塩梅が難しく、「オフケアに何を使ったらいいかわからない」という人もいるのではないでしょうか。
私も色々試してきたのですが、ここ数年は以下のアイテムがスタメン。

・メイク落とし:Banila.co Clean It Zero(バニラコ・クリーンイット・ゼロ)
・夜洗顔:make p:rem Safe Me Relief Moisture Cleansing Foam(メイクプレム・セイフミー・モイスチャークレンジングフォーム)
・朝洗顔:LAGOM Gel-to-Water Cleanser(ラゴム・ジェルトゥウォーター クレンザー)

今回はこの三つについて、効果や使用感などを詳しくお伝えします。

Banila.co Clean It Zero

もうかれこれ10年以上愛用している人生コスメ。ストックがないと不安になるので渡韓するたびに購入して切らさないようにしていたのですが、最近はネット通販やドンキホーテなどの量販店でも購入できるようになりました。

コロナの影響で日本のコスメ業界の市場規模は前年割れとなっている近頃、オフラインでもオンラインでも幅を利かせているのが韓国コスメ。私が手がけるD2C事業でも依頼が多いのがこのジャンルで、注目度の高まりを感じています。今後、日本の量販店でK-beautyコーナーは定番化すると見てますが、そこの王者として間違いなく鎮座するであろうアイテムが、この「Banila.co Clean It Zero」。

私はビッグサイズを愛用しています。

Banila.co CleanItZero (バニラコ・クリーンイット・ゼロ)約2,000円

かわいい見た目ですが、「@cosme」の韓国版とも呼ばれる「ファへ」での受賞はもちろん、あらゆるビューティーアワードで1位を総ナメにしている実力派アイテムなんです。

韓国コスメの魅力でもあるハイビジュアルロープライス。Banila.coもパッケージを一新するなど時代に合わせた“かわいい”を大事にしていたり、スピード感から企業努力が感じられたりする点が個人的には大好きです。(こんなかわいいメイク落とし、今でも日本で見たことがない!)

汚れZERO・老廃物ZERO・流れ落ちZERO・ぬるぬる感ZERO・刺激ZEROの五つのゼロを掲げたオールインワンクレンジング。

中身はクレンジングバームで、付属のスパチュラ(ヘラ)ですくうとシャーベットのようなシャリっとした感触が面白い。
「スパチュラが面倒」という方がいたら声を大にして言いたいのですが、Banila.coに関しては快適なので一度使ってみてほしい。容器に収納できないことが多いスパチュラは、なくしたり使うごとに拭かないといけなかったりするから私も嫌いなのですが、こちらは容器の中に入れておけます。

すくったバームを乾いた手にとって、顔に伸ばしていきます。
肌に乗せると体温でバームがジュワーっと溶けてオイル状に。スルスルと滑らかな指通りになります。
マッサージするように顔全体になじませたら、お湯を少し加えて乳化させ洗い流します。ウォータープルーフのマスカラもスッキリと落ちるのに、洗い上がりはしっとり。
私はお風呂に常備しているので、入浴するときに最初にやるルーティーンです。

W洗顔不要だから、仕事で疲れて帰ってきてお風呂入るのが面倒に感じた日も、これさえ使えばOK。(飲み会が多かった学生時代には本当にお世話になりました笑)

主成分は、ビタミンAとCを豊富に含んだアセロラ、カテキン成分が肌をリラックスさせるルイボス、水分を与えながら角栓をケアできる竹、そして刺激を受けた皮膚を鎮静するアンゼリカエキスなど。これらが外部ストレスにより刺激を受けた肌を落ち着かせ、超微細粉塵まで落とす洗浄力でメイクや老廃物をしっかりオフ。
肌バランスを整える効果もあるので、使用後は使用前に比べて保湿率が40%近く上がるのだとか。

低刺激テスト済みでアレルギーフリー香料、天然由来成分を使用しており、肌が敏感な方も安心。私は敏感肌ですが全ての肌に向けてつくられた「オリジナル」を長年愛用。敏感や乾燥といった肌タイプにより4種類から選べるようになっているので、ぜひ自分に合わせて試してみてください。

オーソドックスな使い方から外れますが、小鼻の毛穴汚れケアにもおすすめ。
私は次に紹介する洗顔を終えたあと、Banila.coで鼻だけパックすることも。「毛穴ないね」と言ってもらえるのは間違いなくこの子のおかげ!と思っています。

make p:rem SafeMe Relief Moisture Cleansing Foam

次にご紹介するのが、洗顔です。

make p:rem SafeMe Relief Moisture Cleansing Foam(メイクプレム・セイフミー・モイスチャークレンジングフォーム)

約1800円

え?メイク落としの説明でW洗顔不要って言ってたのに洗顔するの!?と言われそうですが(笑)、Banila.coでメイクを落としたあとシャンプーなどが顔にかかるから、やっぱり洗顔は必要で。W洗顔不要のクレンジング後に使える、洗いすぎにならないものを探していたときに出会いました。

日本ではあまり知名度がないmake p:remですが、こちらも「ファへ」のクレンジング部門2年連続1位の実力派アイテム。

テクスチャーは固くて重みがあり、泡立ちもしっかり。洗い上がりは、「え?私化粧水つけてたっけ?」となるくらい潤います。これも、ないと不安になってしまう人生コスメです。

そもそも健康な皮膚の表面はpH5.5前後の弱酸性で、肌に負担をかけないためにはスキンケアも弱酸性の方がいいと考えられています。しかし洗浄力が弱いため、洗顔に関してはしっかり洗えるアルカリ性寄りが好まれる傾向があり、「弱酸性」とうたいながら実際はアルカリ性に近いアイテムが流通しているのも事実です。アルカリ性は皮膚の保護膜まで傷つけますが、健康な肌であれば自然と弱酸性の状態に戻るとされています。
しかし、過去の私のようにニキビや乾燥による荒れがひどい敏感肌の場合は、肌自体がアルカリ性に傾いているため、pH値をバランスよく保つ機能が弱くなっているそう。アルカリ性に近いものを使うと肌トラブルを起こしてしまうんですね。

そこで使い始めたのが、pH5.5が売りのmake p:rem 。
弱酸性にこだわり、pH値が公表されている点で安心できます。

乾燥が気になっていた洗い上がりも、もっちり・しっとり。それなのに汚れはしっかりと落ちているようなスッキリ感があって病みつきに。

弱酸性の難点はメイクの汚れはとれても古い角質や毛穴の汚れは落ちにくいことですが、make p:remはココナッツから抽出した低刺激の天然由来の界面活性剤を使ってるため、しっかり落としてくれます。
私の場合はBanila.coでクレンジングしたあとに使用しているので、やさしく洗い上げてくれる点でピッタリでした。

写真はイメージです

敏感肌の人が気になる合成香料、防腐剤、着色料、合成乳化剤などが全く入っていないこともポイント。ラズベリーエキスやグリセリン、ベルガモットフルーツオイルなど自然由来の成分で構成されています。スキンケア強化クレンジングとして、アンチダストのハッカエキス、水分ケアとしてバオバブの木の実エキスを使用するなど、とことん優しい成分。汚れをしっかり落としてくれるのに、鎮静ケアをしながら肌本来の力を引き出しくれるんです。

私と同じように敏感肌で悩んでいる方にもぜひ試していただきたいアイテムです。

LAGOM Gel-to-Water Cleanser

最後にご紹介するのがこちら。

LAGOM Gel-to-Water Cleanser(ラゴム・ジェルトゥウォーター クレンザー)

こちらはジェルタイプの朝用洗顔料。
もともと朝は洗顔料を使わずにぬるま湯だけで洗顔していたのですが、こちらを使い始めてからスキンケアの肌への浸透力やメイクノリが格段にアップしたので愛用しています。

使用方法も簡単。泡立てる必要はなく、そのまま顔に塗って洗い流すだけ!
朝は時間との戦いなので、泡立てるのも面倒だと思ってしまう私には神アイテム。

肌に伸ばすとジェルが水のようなテクスチャーになり、するすると伸びてくれます。泡切れならぬジェル切れも良く、洗い流したあとはしっとり・もちっとした肌に。

朝の肌は乾燥や油、ざらつきが気になるなど日によって様々。どんな肌の時でも合うので、朝スキンケアの定番になっています。(特に夜塗って寝るタイプのパックをした時には大助かりなアイテム!)

天然由来の界面活性剤が、寝ている間に浮き出た皮脂も優しくオフ。肌の水分保持力に着目した成分「アクアリシア(AQUALICIA)」が、洗顔後の肌をしっとり整えてくれます。

肌刺激テスト済みで、アメリカ食品医薬品局の承認もある安心なアイテム。

朝一分一秒でも長く寝ていたい方や、ぬるま湯洗顔のみの方はぜひ試していただきたいアイテムです。

次回は、ちょっと視点を変えて日本で韓国が味わえる美容スポットをご紹介しますのでお楽しみに。
アンニョン〜!!

株式会社Coogee CKO / Freelance D2C director 高校時代に東方神起の虜になり大学在学中、韓国へ短期留学に。初めての一人暮らしをソウルで経験する。 7年間のアパレルメーカー勤務を経て、独立。 現在はChief Korea Officerとして、AbemaTV出演や、韓国を軸としたアパレルD2C事業等を手掛ける。 韓国コスメに出会い肌質が変化したことから韓国コスメにハマり、PR案件なし・実体験のみのInstagram投稿が話題に。愛称は、ありぽんさん。
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