韓国ブランド「SAIB(セイブ)」のコンドームとデリケートウォッシュ。かわいくて女性の体にやさしいアイテム
SAIB コンドーム
今回は、今年から日本国内でも本格的に取扱いが始まると噂されている韓国ブランドSAIBのアイテムをご紹介します。
このかわいいアイテム、なんだと思いますか?
なんとびっくり、中身はコンドームなんです。
韓国では2年間で累計40万個売れ、全国のセブンイレブンやミニストップ、そして、オリーブヤングでも販売しているほど、人気を博しています。
コンドームといえども、SAIBを購入するのは女性がメイン。化学添加物不使用で安心して使えることや、携帯していても恥ずかしくないデザインが、人気の秘密なんです。
昨今、日本でも緊急避妊薬(アフターピル)の市販化や、日本で行われてる中絶手術の安全性など、望まない妊娠についてのニュースは後をたちません。
そんな中、手軽で、一定の避妊効果も期待できるコンドームの現状はどうでしょうか。
本来であれば、性別関係なく持っていていいはずのアイテムなのに、女性が持っていると非難されることもあれば、コンビニで手に取るだけで変な目で見られることも。「男性が持つもの」という固定概念があり、男性目線で開発されている商品が多いのが現状ではないでしょうか。
そこで開発されたのが、その固定概念を覆す“女性向け”のコンドーム。
持ち歩くことで気分が上がるかわいいパッケージは、コスメを買うような感覚で手に取り、レジに並ぶことができるデザインです。
ティーンケースに入っているのも、単にかわいいデザインというだけではなく、熱や衝撃といった外部の刺激からコンドームを守るためだそう。
成分にこだわっている点も、うれしいポイントです。
というのも、韓国で販売されている多くのコンドームには、体に有害な成分が含まれているんです。2016年の韓国消費者院のデータによると、韓国国内で販売しているコンドーム27個のうち、15社から「ニトロサミン類」という成分が検出されました。このニトロサミンは、発ガン性物質の一種で、生産過程で何度も洗浄すれば「不検出」の水準にできるそうですが、現在は規制がありません。
また、合成香料や、着色料、パラベンなどの化学添加物が入っているものが多いのも現状です。特に、潤滑剤として使われているグリセリンは、女性器に入ると、膣炎を引き起こす可能性があると指摘されているんです。
構造上、男性器は皮膚が一定のバリア機能を果たします。一方で、女性器は体内にあるため、皮膚を通じた吸収率を表す「経皮吸収率」が高く、有害な成分による影響も大きいと言われています。
そんな現実を知った女性開発者が、「女性のために、女性がつくったアイテムを展開する」という信念のもと手がけたのが、SAIBのコンドーム。
100%天然ゴムを使い、発がん物質の「ニトロサミン」が検出されなくなるまで洗浄。他の有害物質は徹底的に排除されているそう。
そもそもブランド名のSAIBには、長年社会に根付いてきた男性優位の保守的な偏見(BIAS)に反対するという意味が込められているのだそう。ブランドロゴの「B」が、左右反転しているのはそのため。また、女性が自分自身を守る(SAVE)するという意味もあります。
成分はもちろんですが、商品に込められた思いも素敵で、さらにSAIBを好きになりました。
そして、当たり前にあるものも、自分の目でしっかり確かめ、選ぶことが必要だと、考えさせられました。
SAIB ナチュラル・フォーミング・フェミニンウォッシュ
コンドームの次に注目を集めているのが、このデリケートゾーン専用ソープです。
ポンプを押すと泡状で出てくるので、使いやすいのはもちろんのこと、一見すると「コスメかな?」と思うほどかわいい。洗面所に置いているのが見られても、人目が気にならないデザインです。
こちらも見た目のかわいさに加え、成分に特徴があります。
たった10個の99.66%自然由来成分のみで作られた弱酸性。皮膚アレルギーを誘発する人工香料や、着色料、動物性原料、パラベン、シリコン、フェノキシタールなどの成分は使っていません。
リンゴ果実水、水、デシルグルコシド、ココベタイン、プロパンジオール、オウゴン根エキス、ボタンエキス、クランベリー果実エキス、クエン酸、乳酸桿菌溶解質といったやさしい成分だけを使用する徹底ぶり。
前述したように、女性器は体の中で経皮吸収率が高く、大切な子宮に近い部分。「洗いすぎはよくない」とも言われているし、自分ではなかなか管理しにくいですよね。
SAIBのデリケートウォッシュは、健康な膣環境を維持できるpHバランスの処方で、自然由来の成分がやさしく清潔に保ってくれます。
香りは無臭ですが、ラクトバシラス溶解水やクランベリー抽出物といった成分が、デリケートゾーンの気になるニオイや不調を防いでくれるメリットも。
注目され始めたフェムテック
日本では、最近になってフェムテックが注目されてきました。
例えば、生理用吸水ショーツの「Nagi」や生理用サプリ「illuminate」などの素敵なプロダクトが今、話題になっていますよね。
一方、韓国では、2017年ごろから、フェムテックが発達し始め、最近は様々なアイテムが身近になっています。生理用吸水ショーツ「dansaek」なんかが特に有名です。
まだまだ十分とは言えない日本のフェムテック。今後はSAIBのようなブランドが増え、望まない妊娠から救われる女性が増えるといいな、と思っています。
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