小学生の頃に行きたかった旅先はブルガリア。空港でリーマントラベラーと出会い、旅を続けることを決めた。
●自分を変える、旅をしよう。10・前編 西恵里奈(28)
リーマントラベラーの東松寛文です!今回ご登場いただくのは、子どもの頃から海外と縁が深く、長期間の旅をするのが好きな会社員の西恵里奈さん。僕の旅とはひと味違った楽しみ方を知ることができそうで、お話をうかがうのが楽しみです!
リーマントラベラー東松(以下、――):西さんは、子どもの頃から海外に興味があったそうですね!
西恵里奈さん(以下、西): はい。小学5年生の夏休み3週間、国際交流プログラムへ参加しました。親元を離れてイギリスで過ごし、世界9カ国から集まった同世代の友人と暮らしたことで、「英語ができなくても友達はできる」ことがわかりました。「英語を話せるようになって、もっと友達のことを知りたい!」と学習意欲がわいたのもこの頃です。
――それはうらやましい!世界がぐっと広がった感じですね。
西: そうなんです。これまでテレビの画面を通して見ていた遠い世界から、「○○ちゃんが住む国」になり、身近に感じるようになりました。プログラムで一番仲よくなった友人がブルガリア人だったので、小学生の頃に行きたい国はブルガリアでした。
――小学生でブルガリアに行きたいと思っていたなんて、かっこいい!そのプログラムが初めての海外旅行だったんですか?
西: 初海外は3歳のときに家族でグアムに行った時です。一人旅でいうと、高校1年生の時に海外乗り換えを経て、ドイツ開催の国際交流プログラムに行きました。
――高校1年生で一人旅!すごいなあ。物心ついた時から旅慣れている西さんですが、これだけ旅をするようになったきっかけはありますか?
西: 大学生になってからは、世界各地にいる友人に会いにバックパッカーで海外旅行を本格化させていきました。大学の長期休暇では、どこかしらの国に旅しているような学生でしたね。特にスウェーデン留学中は、勉強よりもヨーロッパ旅行が楽しくて!1年間の留学中に、ヨーロッパ 18カ国を旅行したぐらいです(笑)。
――なかでも印象に残っている旅先はどの国ですか?
西: 印象的な旅先は、小5で参加したプログラムで仲よくなった友人を訪ねてブルガリアに遊びに行ったことです。友人の実家に泊まった際には、ご両親から「娘からよく話を聞いていたから、初めて会った気がしない」と言われたり、友人の部屋に私がプレゼントした「あいうえお表」が貼ってあって、本当に感動したのを覚えています。
――子どもの頃からの友人って、本当に素敵ですね。社会人になってからも、旅は続けているんですね。
西: 学生の頃に比べたら頻度は落ちましたが、社会人になっても旅を続けています。社会人1年目はモンゴル、中国、2年目にはペルー、フィリピン、ミャンマーなど、忙しくなっても旅することはやめられません。社会人になって初めての海外旅行でモンゴルに行く際に、行きの空港で、なんと偶然にも東松さんとお会いしたんです!これは私に「社会人になっても旅をし続けなさい」という暗示だと思いました!
――おお!そうだったんですね。そう言ってもらえるとうれしいなあ。一般的には社会人になったら、なかなか海外旅行にいけないと考えてしまいますよね。どうやって旅を実現していったのですか?
西: 1年目は有給もお金もないので、近場で簡単に行けるモンゴルと中国にしました。そして、2年目と3年目は、有給と年末年始をうまく駆使して、ペルーとミャンマーそれぞれに3週間ほど行きました。
――3週間も行けるなんてうらやましい。その時の同僚の反応はいかがでしたか?
西: 新人の時からこんなに長期で休みを取る人はあまりいないですよね。私が勤めていたのが、外資系企業ということもあって、長期でお休みをもらっている先輩も周りにいたので……それほど目立っていなかったと思います。このペルーとミャンマーの滞在は、旅行というよりは小学生の頃から続けている国際交流プログラムのボランティア参加だったので、会社や同僚にもその旨を伝えて、年1日のボランティア休暇もいただいて行きました。2年連続でそんな感じで旅していたので、3年目になると「今年はどこか行かないの??」と先輩から聞かれるようになりましたね(笑)。
後編もお楽しみに!
-
第38回20代で就職、退職、結婚、離婚を経験。今の夫と出会って旅の本当の楽しさを
-
第39回旅は私をたくましくしてくれるだけでなく、自分でも知らなかった新たな一面を
-
第40回小学生の頃に行きたかった旅先はブルガリア。空港でリーマントラベラーと出会
-
第41回海外では日本にいるより、いろいろなことにチャレンジできる。海外旅行は私を
-
第42回仕事も旅も全力! 仕事と仕事の間の“スキマ時間”を使って旅することでリセ