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自慢できないNY

ガイドブックには載っていない、NYの古着屋の秘密

文:手代木麻生
2019/02/18

映画やドラマの画面の中でも、実際に旅してみても、刺激的な街ニューヨーク。でも、そこに暮らす人から見れば、何かと融通が利かなかったり、かと思うといい加減だったりと、カッコイイだけじゃないみたい。そんな一面も知れば知るほど、世界がほんの少しだけ、自分に近くなった気がするかも……?NY在住のライター手代木麻生さんによる、自慢できない(かもしれない)、リアルNYのリポートです。

●自慢できないNY 02

ハイセンスVS安さで勝負の古着屋

ニューヨークの古着屋には、大きく分けて営利目的と非営利の2種類ある。前者は店のインテリアやディスプレイ、販売スタッフもおしゃれでセンスがよく、古着とはいえ、商品の状態もそれなりにいい。従って値段も期待したほど安くはない。

一方、後者はスリフトショップと呼ばれる店で、寄付で成り立っている。仕入れがただなので販売価格も安い。しかも、服、靴、バッグ、帽子、サングラス、アクセサリー、レコード、食器から家具に至るまで、その品揃えたるや百貨店並み。

とは言ってもその実態は、店にもよるが、こんなもの誰が買うのかと思うようなものがごちゃっと陳列されていることが多い。そのほとんどガラクタみたいなものの中から、掘り出し物を発掘するのが楽しい。ほんとに“掘り出し”て“発掘”するという感じだ。もちろん安い。Tシャツなら1ドルから5ドルくらいで買えるので、以前、普段着はほとんどスリフトショップで調達していた。

古着屋のモワッとした臭いの正体は…

私がよく使っていたのはワシントンスクエア近くの店。中に入ると、ひんやりした空気とモワッとした臭いに迎えられる。ひんやり感じるのは、いつ流行ったのかわからないようなレトロなものもけっこう多いので、店の中だけ時間が流れずに止まっているような感覚を覚えるからかもしれない。

そして、モワッとした臭いの正体は、古着から発散される体臭。そうです!ここに並んでいる服、特にコート類などは洗濯してないものがほとんど。ただで提供する衣類に誰がクリーニング代をかけるだろう。とうわけで、こういうところで服を買ったら、まず、最初にするのは洗濯。Tシャツやブラウスだったら問題ないが、悩ましいのはドライクリーニングが欠かせないコートなどを買ってしまったとき。

以前、そこそこ有名ブランドのダウンジャケット(もちろんダウン100%じゃない)を買ったことがある。デザインも色も気に入り、サイズもぴったりでまだ新しい。しかも20ドル。さっそく購入してドライクリーニング店に持って行ったところ、クリーニング代は40ドルなり。結局、古着に60ドルも投資してしまった。今ならあと少し足せばユニクロで新品が買える。これは賢い買い物だったと言えるだろうか?結果的には、気に入って5、6シーズン着倒し、2年目からはドライクリーニングには出さず自分で洗濯して、十分すぎるほど元を取った。こうなると、もうほとんど意地である。

日本人女性サイズをどうやって探す?

古着屋を物色するのは楽しいが、実は、自分に合うサイズの服を見つけるのは意外に難しい。ほとんどがLやLLサイズで、私のような普通サイズの日本人女性に合うのはなかなかないのだ。あるとき、スリフトショップの店番をしていたおじさんにそんな話をしたら、「ここはニューヨーク大学に近いから、卒業して帰国する日本人学生が着なくなった服をよく持って来る。あんたみたいな小柄なサイズも他の店よりは多いよ」と教えてくれた。

ということは、ここで私が買った古着の多くは、日本人女子大生のお下がりってことか……。

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手代木 麻生 ( てしろぎ・ あさお)
ライター、日本語教師。東京での雑誌などの取材・インタビュー・原稿執筆などの仕事を経て、2000年に仕事と生活の場をニューヨークに移す。
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