三代目JSB ELLYも登場。DIESELが伝えたい「ヘイト」への姿勢

SNSなどに蔓延する誹謗中傷やネットトラブル。そんな世の中に、ファッションブランド「DIESEL」が一風変わったアンチテーゼを投げかけています。「ヘイトなんて着ちらそう」をテーマに、2018年のキャンペーンコレクションとして「HA(U)TE COUTURE(ヘイトクチュール)」を発表。実際に世界のインフルエンサーが受けたヘイトをデザインしたコレクションを披露しました。多くの人が直面する心ないヘイトに、どう向き合うのか。都内で行われた発表イベントの模様を紹介します。

スモークとネオンで演出された会場

「HA(U)TE COUTURE」のイメージに合わせて演出された会場内。ヘイトのメッセージをあしらったロッカーが大胆に展示されている「フォトコール」や、ヘイトの言葉が壁や体にまとわりつくように投影されるデジタルサイネージ「ウォールオブヘイト」などが世界観を表現していました。

DIESELの想いに賛同したインフルエンサーたちは、思い思いの写真を撮影。SNSで「#ヘイトなんて着ちらそう」、「#DieselHateCouture」をチェックすればファッショナブルな彼らの着こなしやメッセージを見ることができます。

CRAZYBOYこと三代目JSB ELLYがパフォーマーとして登場

イベントの中盤では、三代目J Soul BrothersのELLY(以下エリー)が登場し、会場のボルテージは最高潮に達しました。自身のソロ名義「CRAZYBOY」でリリースされたアルバム「NEOTOKYO FOREVER」を批判する「NEOTOKYO is DEAD 2045」というメッセージがあしらわれたデニムジャケット姿でパフォーマンスを披露。

振付師としてCRAZYBOYの楽曲に参加しているRIEHATA(リエハタ)や、「NEOTOKYO FAMILY」のメンバーとともに、セクシーなダンスと歌で会場を沸かせました。

エリーさんは、「僕はニンジンをヘイトしています」と笑いを誘いつつ、「どんなヘイトがあってもいいし、面白いと思っている。(ヘイトを跳ね返してこんなコレクションを打ち出す)ディーゼルさんはスゴい」とコメント。たしかに、ヘイトをまずは受け止め、ポジティブにアクションを起こす、というのはこれまでなかった反応です。

「HA(U)TE COUTURE」について

会場では約20名のモデルが、それぞれが過去に受けたヘイトでカスタマイズしたファッションに身を包み、ステージを闊歩。いわれのない批判に対して堂々と対峙する姿を見せました。

パーカーやデニムジャケットには「Diesel is dead(DIESELは終わっている)」、「Diesel is not cool anymore(DIESELはもうダサい)」といったディーゼルが実際に受けたことのあるヘイトが刻まれています。人気ラッパーのニッキー・ミナージュやグッチ・メインら世界のインフルエンサーも立ち上がり、自身に向けられたヘイトをデザインに落とし込んだアイテムの制作に協力しました。

IS DEAD デニムジャケットは38,000円、THE BAD GUY フェイクファーコートは165,000円、IS DEAD スウェットパーカは6色展開で25,000円で販売。売上収益は、世界中のいじめ、ネットいじめ対策の慈善活動を支援するために寄付されます。

誰もが晒される可能性がある他人からの誹謗中傷。顔の見えない相手からの批評に惑わされず、自分らしくいるための勇気を与えてくれたDIESELのコレクションイベントでした。自分へのヘイトに正面から向き合えば、笑って蹴散らす勇気が湧いてくるかもしれません。

1990年生まれ。東京都目黒区出身のライター・編集者。「明日を楽しく生きられるように!」をテーマに、旅行、グルメ、ライフスタイルなどに関する文章を執筆しています。