知られざる魅力、ノーザンテリトリーの冒険

ワニ、鳥、絶景…カカドゥ国立公園でダイナミックな自然にふれる

オーストラリア・ノーザンテリトリーを旅してきた、telling,編集部員藤井。広大なカカドゥ国立公園内で、ここならではの生き物を見られるスポットに行ってきました。

●知られざる魅力、ノーザンテリトリーの冒険-03

 オーストラリア・ノーザンテリトリーの北に位置するカカドゥ国立公園。州都ダーウィンから約2時間弱、国立公園の入り口までは150km。国立公園自体の広さは四国にも匹敵するという広大なエリアです。

 人はほとんど住んでおらず、草原、林が交互に現れる景色。訪れた時期は乾季なので、非常に乾いた大地というイメージでしたが、雨季には大量の雨が降り続き、通れなくなる道もあるそうです。道の脇に野生のバッファローを発見。ワニがいることもあるとか…。

リアル・ジャングルクルーズでワニにドキドキ

 カカドゥ国立公園ではずせないのが、「イエローウォータークルーズ」。湿地帯をボートですすみ、野生生物をウォッチングします。

 愉快なガイドさんの説明があったのちに出発。さながら、リアル・ジャングルクルーズです。

 早速第一鳥を発見。

 遠くには馬がいるのも見えます。

 この印象的な鳥は、オーストラリア唯一のコウノトリの仲間、ジャビルー。獲物を狙っているのか?じっとして動きません。

 ジャビルーにばかり気を取られていたら、そばにワニがいることに気づくのが遅れました…。このときは昼時間帯で暑かったので、ワニは水の中で涼んでいるようでした。ピクリとも動かず。

 一見何もなさそうな木の下、よく見ると大量の鳥が!これはカザリリュウキュウガモというカモの仲間。みんな暑いので日陰にいるようです。それにしてもすごい数…。他の木陰でも大量に見かけました。

 またワニ!口を開けています。これは何かを食べようとしているのではなく、暑いときに体内を冷やそうとする行動のようです。

じっと見ていたら動き出して

水の中に入って

泳いで去っていきました。

 他にも見たことがない鳥が。こちらは鵜の仲間、オーストラリアンダーター(オーストラリアヘビウ)です。

 オウムの仲間。つがいなのか?2羽が寄り添っています。

 どこを見てもいろんな生き物がいて、飽きることがありません。あっという間のクルーズでした。

宿泊はワニの形のホテルに!?

 今回カカドゥ国立公園内で宿泊したのは、「メルキュール・クロコダイル・ホテル」。なんと、ワニの形のホテルです。

 上から見ると、確かにワニ…!

中に入ると、こんな感じです。

ワニのお腹の中にはプールがあった…。日陰になったプールサイドで本を読むのは、なかなか贅沢な時間です。

直行便でダーウィンへの旅を計画しよう

 この夏、成田からダーウィンへのチャーター直行便が運行されます。通常はシドニー、ブリスベン、ケアンズ、メルボルンのいずれかを経由して約13時間かかるところ、6~7時間で到着。8月11日に日本への復路か、8月11日深夜に日本を出発する便で利用できます。

チャーター便を利用したツアー

 8月は乾季で、観光にはベストのシーズン。この機会にノーザンテリトリーへの旅を計画してみませんか。

取材協力:ノーザンテリトリー政府観光局

続きの記事<オーストラリア ミンディルビーチ、屈指の名所から眺める夕陽>はこちら

朝日新聞バーティカルメディアの編集者。撮影、分析などにも携わるなんでも屋。横浜DeNAベイスターズファン。旅行が大好物で、日本縦断2回、世界一周2回経験あり。特に好きな場所は横浜、沖縄、ハワイ、軽井沢。
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