白石麻衣さん、今は仕事を充実させる時期「結婚は30代のどこかが理想かな」

dTVオリジナルドラマ「嘘喰い -鞍馬蘭子篇/梶隆臣篇-」で、白石麻衣さんは闇カジノを仕切る暴力団組長・鞍馬蘭子を演じています。8月に30歳を迎える白石さんに年齢の重ね方などのお話を聞き、同世代の女性へのメッセージもいただきました。
白石麻衣さん、dTVオリジナルドラマで暴力団組長を演じ「お芝居の楽しさを改めて知ることができた」

家庭があるということは、素敵!

――アイドル、モデル、女優と幅広いフィールドでキャリアを積まれてきました。30歳を前に、結婚やキャリアなどについて焦ることは「29歳問題」とも言われます。現在29歳の白石さんは、そんな思いはありますか。

白石麻衣: 私は焦りとかはなく、30代が逆に楽しみ。25歳を過ぎた頃は“もうアラサーって呼ばれるんだ”という気分にもなっていましたが、身の回りにいる30代の方のほとんどから「30歳からはより楽しくなる」「30歳から色々始まる」みたいに言ってもらえて。私もこれからが様々なことを楽しめるんだと思っています。

――ロールモデルや目標にしている人がいて、そのように考えているのですか。また、結婚は意識されますか。

白石: 強く目標にしている人がいる訳ではありませんが、周囲の女性を見ていて色々と考えます。どんどん強くなっていっている結婚をして出産を経験し、子育てをしている友人のママ――。そんな様子を見ていると、大変だなと感じる一方、結婚や出産、子育てをしてみたいと思います。家庭があるということ自体、素敵なことですしね。

ただ、私には私のペースがあるとも考えているんです。焦ってもいいことが無いので、とにかく今は楽しみたい。ひとりの女性として結婚への憧れはありますが、結婚は30代のどこかが理想かな。現在は、お仕事を充実させる時期だと思っています。

増えた自炊、食器をかっぱ橋で購入も

――この2年の、おうち時間は何をされていましたか。

白石: 自炊は以前から好きで、時間が増えたこともあり、自炊をする機会が増えました。お料理の本やアプリを見て作るんです。レシピがあれば何とかなるので、和食からイタリアン系までレパートリーは広がりましたし、ちょっとしたおつまみも。自炊が多くなったことで、食器を色々集めるようにもなりましたね。和食に合う食器とか、パスタに合うお皿とか……。料理に合う食器を、浅草のかっぱ橋道具街に買いに行ったり、ネットで購入したりしています、「この食器、かわいい」と思ったらすぐに買うので、だいぶ増えましたね。

――この間、孤独を感じる女性も増えています。

白石: これまで頻繁に会っていた友人と疎遠になりがちなので、電話などでコミュニケーションを取ってみるのがいいと思います。私は1人も好きですが、友人との時間もすごく大切にしている。電話で少しだけでも声を聴いたり、最近の身の回りに起きた話しをしたりと“ちょっとしたこと”を報告し合って、1人にならないようにするのも大切ですよ。

30代に上手にステップアップを!

――以前のインタビューで自動車免許を取りたいと話しておられました。

白石: 車でなら、ふらっと出かけられるし、大きな買い物にも行けますからね。身分証明書として欲しいですし。東京にいる同世代は免許を持っていないことが多いんですが、将来のことを考えれば持っておいて損はないと思うので、時間があれば取りたいですね。

――2022年もまだ2月です。今年の目標を教えてください。

白石: 30歳になる年。20代は、そのほとんどを乃木坂46で過ごしたので本当にあっという間。20代最後の年はとにかく楽しんで、30代に上手にステップアップできるよう、お仕事もプライベートも楽しんで充実できたらいいな。
役者としては、お芝居にたくさん挑戦していきたいと考えています。これまでは“王道”の役が多かったですが、今回は女性の暴力団組長というぶっ飛んだ役をさせていただいた。次はコメディにも挑戦したいですし、殻を破れるような役も演じたいです。

昨年立ち上げた自分のアクセサリーブランドについても、どんどん発信していきたいです。好きな音楽は、「my channel」という私のYouTubeチャンネルコンテンツの中で歌ったり、音楽をつくったりしたいですね。

――telling,は20代後半から30代の女性の読者が多いです。同世代の女性に向けてメッセージをお願いします。

白石: 私から偉そうなことは言えないのですが、こういう時期だからこそ「やりたいことが、できない」といったことが増えていると思うんです。1人で全てをしようとせず、様々な人と協力し、支え合うことが必要かな。毎日が明るくなるよう、良い日を重ねて過ごしてほしいですね。

白石麻衣さん、dTVオリジナルドラマで暴力団組長を演じ「お芝居の楽しさを改めて知ることができた」

●白石麻衣(しらいし・まい)さんのプロフィール

1992年群馬県生まれ。2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格し、中心的メンバーとして活動。20年10月に卒業し現在は女優・モデルとして活躍。主な出演作に映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」、ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(日テレ系)、「漂着者」(テレ朝系)などがある。YouTubeチャンネル「my channel」も20年8月に開設。

●ヘアメイク:PON
●スタイリスト:山本隆司(style³)

■dTVオリジナルドラマ「嘘喰い -鞍馬蘭子篇/梶隆臣篇-」(配信中)

エピソード数:全4
配信開始日:211日(金)21:00           
原作:迫稔雄「嘘喰い」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊) 
監修:中田秀夫 監督:佐伯竜一 脚本:大石哲也 音楽:佐藤和郎
出演:
【鞍馬蘭子篇】
白石麻衣、佐野勇斗、西村和彦、森崎ウィン、山本千尋、猪塚健太、木月あかり、佐藤友祐 村上弘明
【梶隆臣篇】
佐野勇斗、白石麻衣、忍成修吾、赤星昇一郎、工藤美桜、しゅはまはるみ、荒井レイラ、村上弘明
公式Twitter https://twitter.com/usogui_movie 

 

■映画「嘘喰い」(公開中)

出演:横浜流星、佐野勇斗、白石麻衣、本郷奏多、森崎ウィン、櫻井海音、木村了、鶴見辰吾、村上弘明、三浦翔平
原作:迫稔雄「嘘喰い」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
監督:中田秀夫
配給:ワーナー・ブラザース映画

©迫稔雄/集英社 ©2022映画「嘘喰い」製作委員会

ハイボールと阪神タイガースを愛するアラフォーおひとりさま。神戸で生まれ育ち、学生時代は高知、千葉、名古屋と国内を転々……。雑誌で週刊朝日とAERA、新聞では文化部と社会部などを経験し、現在telling,編集部。20年以上の1人暮らしを経て、そろそろ限界を感じています。
1989年東京生まれ、神奈川育ち。写真学校卒業後、出版社カメラマンとして勤務。現在フリーランス。
29歳問題

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